
- 家族の洋服が多過ぎて片付けが大変
- 気が付いたら洋服が溢れている
- 格安グッズで収納方法が知りたい
などクローゼットの収納に困ってしまい、この記事にたどり着いたと思います。生活用品店の収納グッズを使えば上手に収められますが、全て揃えると出費がかさんでしまいます。
この記事では、「取り出しやすい・しまいやすい」を目的とし、基本的に100円ショップの商品や格安で揃えられるグッズでクローゼットの収納方法をまとめました。
収納グッズでも節約をして頂き浮いたお金は貯金したり、他の費用に充てると良いでしょう。
1.格安グッズ+上手な収納方法9つ
衣類の収納は「ハンガーで吊す」か「畳んで入れる」の2択です。これを元に格安グッズを使い上手に収納できる方法をご紹介します。今回使用した格安グッズは次の通りです。
それでは、格安グッズ+収納方法を9つ見ていきましょう。
方法1 S字フック+突っ張り棒で収納容量UP
クローゼット内のハンガーポールに洋服をかける場合、横一列しか並べることができないので、多くの洋服を収納したい場合は収納容量を増やしてみましょう。
簡単に収納容量を増やす時は、自分の好きな位置にかけられるようになる「大きめなS字フック2本」と「突っ張り棒」を使う方法がおすすめです。
<必要な物>
・大きめなS字フック2本
・突っ張り棒1本
合計金額300円(+税)
S字フックには長い物や短い物があるので、100円ショップに行った際に物色してみてくださいね。イケアやニトリなどでも販売していますが、節約するためにも100円ショップで揃えましょう。
子供部屋でもハンガーポールがあるなら、この収納方法を応用してみると良いですね。また、S字フックの代わりにロープを使ってみることも一つの手段で、服をかける高さが自由に決められます。
方法2 ハンガーホルダーで「たて空間」の有効活用
(出典:楽天 アイヴィーハンガーホルダー)
ハンガーパイプがあるクローゼットの「たて空間」を利用しないのは非常にもったいないです。そこでおすすめしたいアイテムが「ハンガーホルダー」で、今までデットスペースだった縦の空間に洋服が掛けられます。
ハンガーホルダーは3連、6連、7連タイプがあり同時に掛けられるため、より多くの洋服収納が可能です。写真右側は100円ショップで購入可能です。(3連タイプと7連タイプ)
写真左は人気のあるアイヴィーハンガーホルダー(6連タイプ)で、アマゾンや楽天市場などのネットショップで注文した方が手に入りやすく、価格は送料込みで790円(+税)程度です。こだわりがなければ格安のダイソーやセリアで揃えましょう。
方法3 仕切り板で整理力UP
(出典:ダイソー公式サイト)
一箇所のスペースで仕分けたい時は、セリアやダイソーで手に入る「切って使える仕切り板」がおすすめです。かわいいキャラクターの仕切り板もありますし、素材が堅いシンプルな商品も販売しています。
仕切り板は、収納したい洋服の量に合わせて自由自在に仕切れるため、整理して収納ができます。今までのように詰め込まず、重ねず済むので取り出しやすくなりますね。
右写真のように高さが異なる仕分け板があるので、収納ボックスの高さに合ったサイズを選択しましょう。
方法4 ブックエンドで仕切り力UP
分別したい時は先ほどご紹介した仕切り板も良いですが、「夏用・冬用」や「タオル類」などザックリ収めたい場合は、頑丈なブックエンドがおすすめです。特に膨張しやすいセーターやジーパンなどの収納に適したグッズです。
収納ボックスやタンス、チェストは仕切りがないので重ねて詰め込んでしまうと思いますが、これでは下の方に何があるのか分からなくなってしまいます。
ブックエンドを使うと、パッと見た時に何があるのか分かりやすくなりますし、取り出しやすくもなります。なお、収納ボックスの開閉時にブックエンドが引っかからないように、購入前は引き出しの高さを確認しておきましょう。
方法5 カゴ(バスケット)で仕切り力UP
まとめて収納している場合は、洋服の種類がゴチャゴチャの状態になっている家庭も多いのではないでしょうか?
そんな時は100円均一ショップで売っているカゴ(バスケット)を活用して収納ボックス内で仕切ると良いです。靴下など丸められるものや子供服を収納する時に便利なので使ってみましょう。
また、こちらも買い求める時は引き出しの高さを確認しておきましょうね。開閉できなくなってしまっては元も子もありません。
方法6 ワイシャツは書類立てでキレイに!
旦那さんのワイシャツや襟つきの洋服を収納する場合は「書類立て」を活用し、襟が潰れないようにたて置きで収納すると良いです。多く収納したい場合は1枚1枚上下(交互)で収納することをおすすめします。
いつもの通り、重ね置きでは多くの場所を取りますし、襟が潰れてしまうことがあります。書類立てを使うことでより多くの収納ができ、キレイな状態が保てますので、ぜひ試してみてください。
方法7 インナー系はジップロック
インナーなど薄着の洋服を収納する時はジップロックに入れると良いです。洋服に使うジップロックなので、100円ショップの商品で十分事足ります。使う際には空気を抜いてから収納していきましょう。
ジップロックは圧縮してしまえるので膨張しませんし、型崩れ防止にもなります。「ニット類・タイツ・レギンス・ティーシャツ・夏服」の収納時に最適です。
ジップロックのサイズは「S・M・L・特大サイズ」があるので、極力大きいサイズのジップロックを選ぶと良いです。なお、アイテム名を記入して収納すれば衣替え時でも楽ですね。
方法8 圧縮パックで収納容量UP
(出典:楽天 洋服用圧縮パック)
クローゼットで広い範囲を占めてしまうダウンやトレンチコートなど洋服は、圧縮パックを活用してクローゼットを広く使いましょう。湿気対策にも有効的です。
収納ボックスに収納したい場合は「ノーマルの衣類圧縮袋」、吊るして収納したい場合は「バブル式衣類圧縮袋」で使い分けることをおすすめします。
生活用品店でも販売していますが、Amazonや楽天などのネットショップの方が安く買い求められます。
方法9 収納物はわかりやすくする
収納ボックスやユニットケースを利用する際には、セルフラミネート(ネームホルダー)を使い、どの洋服が入っているのかが分かるようにしましょう。タグやラベルが良いという方なら、そちらでもOKです。
衣替えの時期や片付けたい時に洋服の管理しやすくなるので、ぜひ取り入れましょう。セルフラミネートもネームプレートも100円ショップで購入可能です。
2.格安収納グッズ集まとめ
これまでご紹介したクローゼットの収納で活用できるグッズをまとめました。
格安収納グッズ | 価格 | 販売店 |
---|---|---|
・S字フック ・突っ張り棒 ・仕切り板 ・ブックエンド ・カゴ (バスケット) ・書類立て ・ジップロック (フリーザーバック) ・セルフラミネート (ネームホルダー) | 100円+税 | ・セリア ・ダイソー |
storagebox | 200円+税 フタは100円+税 | ・セリア ・ダイソー |
ハンガーホルダー | 100円+税 ネットショップだと 100円(税別)+送料 (690円程度) | ・セリア ・ダイソー ・Amazon ・楽天市場 |
圧縮パック | ・ノーマルタイプ 1,300円+税〜 ・吊るすタイプ 3,000円+税〜 | ・Amazon ・楽天市場 |
100円ショップで販売していていない収納グッズを手に入れる時は、Amazonや楽天などのネットショップで取り寄せた方が楽ですし、価格も安いです。
収納グッズはニトリやイケア、無印良品などの生活用品店も販売しておりますが、独自ブランドのため価格が割高です。収納グッズにオシャレを求めるなら生活用品店で手に入れると良いでしょう。
3.おすすめの格安収納ボックス3選
重量に制限などのデメリットはありますが、正直100円ショップの収納ボックスで事足ります。ここではおすすめのダイソーやセリアの商品をご紹介します。
①カラーボックス
収納グッズには欠かせないカラーボックスは、セリアやダイソーなどで販売しています。価格は100円(+税)〜200円(+税)程度ですので、アイテム別や季節別で仕分けたいなどの方はこちらも活用してみましょう。
ちなみに写真のカラーボックスはダイソーで販売しており、本体が200円+税でフタが100円+税です。3セット使っているので900+税と格安で揃えました。
カラーボックスは深さ20センチほどの商品がおすすめで、フタも購入すれば重ねることも可能ですし、いろんなカラーがあるので自由に組み合わせができます。また、ローラーを付ければ可動式の収納ボックスに早代わりです。
なお、多くの方が使用しているフィッツケースは4,580円ほどしますので、節約のためにも格安の収納ボックスを使っていきましょう。
②プレンティボックス
プレンティボックスは100円均一の中でも見た目が良く、クローゼットの上段などで置くとスッキリします。
ただし、プラスチック製のボックスに比べると天板強度の弱いことがデメリットです。5段以上重ねる予定があるなら先程ご紹介したカラーボックスの方が良いでしょう。
③衣類収納バッグ
(出典:楽天 折りたたみ収納袋)
夏や冬の時期に活用できる「折りたたみ収納袋(持ち手付)」もおすすめの格安収納グッズです。手持ち付きなのでクローゼットの上段に置いても楽に取り出せます。
収納バックは、イケアやニトリで購入すると1,500円以上はかかってしまいますが、ダイソーなどでは200円〜300円(+税)程度です。ランチ一回分ほどの差がありますので賢くお買い物しましょう。
4.基本的な洋服収納の豆知識
洋服収納の定義は「取り出しやすく、しまいやすい」ことでした。ここでは基本的な洋服収納の知識をお話していきます。
知識1 クローゼット上段の収納
クローゼットの上段に収納する時は、長年着ていない(使用頻度の低い)洋服や軽いものを置くようにしましょう。家電や子供のおもちゃなど収納したいと思いますが、重いものは取り出す時に怪我の元にもなりかねます。
ですので、季節物の洋服、寝具、もしくは年に数回しかないイベントグッズなどを収納すると良いですね。その際は、ホコリが被らないようにふた付きや取っ手付きのボックスで収納し、中身がわかるようネームプレートも忘れないようにしましょう。
知識2 クローゼット中段の収納
手に取りやすい中段には、使用頻度の高い洋服を収納しましょう。ハンガーラックに掛ける際は長さを揃えて並べると、その下の部分にスペースが生まれ新たな収納場所が確保できます。基本的に普段よく着る洋服がメインですね。
知識3 クローゼット下段の収納
誰でも手の届くクローゼットの下段では、子供服やハンガーパイプに掛けられなかった洋服を入れると良いです。一番下の収納ボックスにキャスターを付けて可動式にしてみるのもおすすめです。
仮に子供服を収納する際は、お子さん達が自分でしまえる状況を作り出すために「ネームプレートで分かりやすくする」と良いです。子供達で整理整頓できるようになれば、あなたも楽になりますね。
なお、収納ボックスや収納ラックを設置した時に生まれる空間(デットスペース)には、掃除機、扇風機やヒーターなど重さのある家電を収納してみましょう。
知識4 季節別で分ける
基本的な洋服の収納方法ではありますが、収納する時は季節別でまとめましょう。夏物は夏物、冬物は冬物などと分けて収納しないといざ衣替えの時期に取り出す手間がかかってしまいます。
例えば
- 春はトップス
- 夏はシャツ類や海水パンツ
- 秋はニットやボトムス類
- 冬はダウン、コート類、家族全員のスキーウェア
などで分類して収納すると良いですね。
知識5 ロング・セミロング・ショートで分ける
スカートやコートなど長い洋服は「右側」に、ショートスカートは「左側」などと、ハンガーのかける位置を分けて収納することで、下の空間が上手に使えます。
混ぜてかけてしまうとクローゼット内に活用できない空間(デットスペース)が生まれるため非常にもったいないです。そこまで手間はかかりませんので意識して収納していきましょう。
知識6 ハンガーを揃える
ハンガーはいろんな種類がありますが、クローゼットを最大限に活用するなら「ハンガーの種類」を揃えましょう。100円ショップでも多くのタイプのハンガーが売っています。
たったこれだけで見栄えも良くなりますし、より多くの洋服がかけられます。ハンガー自体の幅が大きいと「20着かけられるはずなのに15着しかかけられない」という状態になっては、非常にもったいないです。
ただし、簡単に取り出せるようにハンガーポールにかけるのは8割か9割程度にしましょう。びっしりの状態ではシワになりやすく、持っている洋服の分別もつかなくなります。
知識7 保留ボックスを用意する
「洋服が多過ぎて処分したいけど手放せない」という方も多く、一昔前の洋服の収納に困ってしまうこともありますよね。
そんな時は保留ボックスを用意して普段着ていない洋服はまとめてしまいましょう。とりあえず一時的な置き場にすることで今着ている洋服とごちゃまぜにならずに済みます。
目安としては2年以上着ていない洋服であったり、サイズアウトした子供服などを保留ボックスに入れるようにします。1〜2年開けることがなければ処分するとルールを決めておくと良いですね。
知識8 冠婚葬祭の持ち物はまとめる
式の前日や当日に「どこにしまったのだろう?」と探した経験が一度や二度あったと思います。冠婚葬祭の持ち物はあらかじめ式ごとに収納することで取り出しやすくなります。
特に急な準備が必要になる葬式の場合は、
- バック
- 黒いハンカチ
- 黒いストッキング
- 慶弔袋
- ふくさ(袱紗)
- コサージュ
- 数珠
などの持ち物を同じ収納ボックスにまとめておくと慌てることもなくなりますね。ぜひ参考にしてみてください。
5.まとめ
クローゼットの収納は工夫一つでより多くの洋服をしまうことができます。ただ、生活用品店の商品は金額が高いものが多いので、格安で揃えられる100円ショップなどの商品を上手に活用していきましょう。