年金受給者でも200万円借りれる!低金利が魅力の年金担保融資

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年金を受給している方の場合、銀行などの金融機関からの借入はかなり難しくなってしまいますが、その代わり年金を担保にして公的機関から融資を受ける「年金担保融資制度」が利用できます。

年金担保融資を行っているのは、「独立行政法人 福祉医療機構」と「日本政策金融公庫」という2つの団体です。

それぞれの年金担保融資の申込条件や、詳しい融資内容などについてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

1.年金担保融資とは

年金担保融資は、年金受給者が年金を担保にして融資を受けられる制度です。年金受給者の場合は基本的に収入が年金に限られるため、消費者金融や銀行など、一般的な金融機関では借入先がかなり限られます。

銀行によっては年金受給者でも利用できるカードローンなどもありますが、金利もそれなりに高いため、年金暮らしの家計にかなり大きな負担となることでしょう。

それに比べ、年金担保融資の金利は2%未満と非常に低く、年金という担保がある分審査に通ることもそれほど難しくありません。年金受給者の方が融資を受けたい場合、まずは公的機関の年金担保融資を検討してみましょう。

2.年金担保融資を行っている2つの機関

年金担保融資を行っている公的な機関は、「独立行政法人福祉医療機構」と「日本政策金融公庫 」の2つです。これ以外の団体や機関が年金担保融資を行っている場合もありますが、悪徳な違法業者である場合が多いので注意しましょう。

3.独立行政法人 福祉医療機構の「年金担保貸付制度」

福祉医療機構の年金担保融資は、厚生年金または国民年金を受給している方が対象の融資制度です。

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その1 申し込める方

以下のいずれかの証書を持っており、現在その年金の支払いを受けている方が申込対象となります。ただし、生活保護を受給中の方は利用できません。

  • 厚生年金保険年金証書
  • 国民年金・厚生年金保険年金証書
  • 船員保険年金証書
  • 国民年金証書
  • 労働者災害補償保険年金証書

その2 融資限度額

融資限度額については、以下の通りです。

  • 10万円~200万円の範囲内(生活必需品の購入の場合は、80万円以内)
  • 受給している年金の0.8倍以内
  • 1回あたりの返済額の15倍以内

この説明だけでは正直分かりにくいので、ご自身の融資限度額を知りたい方は、こちらのシミュレーションを利用してみてください。

http://hp.wam.go.jp/guide/nenkin/penshimulator/tabid/2213/Default.aspx

その3 金利

金利(年率)については、年金担保融資の場合が1.9%、労災年金担保融資の場合で1.2%となっています。(平成28年4月1日時点)

その4 資金使途

「保険医療」、「介護福祉」、「住宅改修等」、「教育」、「冠婚葬祭」、「事業維持」、「債務等の一括整理」、「生活必需品の購入」など、使い道はある程度限られており、10万円超の融資額となる場合は、見積書等使い道を確認できる書類が必要です。

その5 返済方法と返済額

返済方法については、福祉医療機構が年金支給機関から直接返済分を受け取るため、特に返済手続きをする必要はありません。つまり、年金として口座に振込まれる金額は、あらかじめ返済額を差し引いた金額となります。

その6 保証人

融資を受けるには連帯保証人が必要です。この際、連帯保証人の審査も行われます。保証人を立てられない場合は、信用保証機関による信用保証制度(保証料が必要です)を利用することもできます。

その7 申込方法

福祉医療機構年金貸付課もしくは、年金を受け取っている銀行、信用金庫などの店舗(独立行政法人福祉医療機構の代理店)で申込が可能です。申込には以下の書類が必要となるので、あらかじめ用意しておきましょう。

  1. 借入申込書(取扱金融機関の店舗でもらえます)
  2. 年金証書
  3. 現在の年金支給額を証明する書類 (年金振込通知書、年金等振込通知書年金等送金通知書などのうち、最も新しいもの)
  4. 実印・印鑑証明書(発行後3カ月以内のもの)
  5. 写真付きの本人確認書類
  6. 資金使途の確認資料(見積書、請求書など)

その8 融資までの流れ

まずは、福祉医療機構年金貸付課もしくは指定金融機関へ融資の相談に行きましょう。申込から融資までには4~5週間程度かかるので注意してください。また、融資方法については、指定預金口座への振込となります。

  1. 相談
  2. 申込
  3. 審査
  4. 決定
  5. 融資

4.日本政策金融公庫の「恩給・共済年金担保融資」

こちらは、恩給や共済年金受給者が対象となりますので、主に公務員の方のための融資制度です。先ほどの福祉医療機構の融資と違い、完済をするまでは受給する年金の全額を返済に充てる必要があるので注意しましょう。

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その1 申し込める方

  • 恩給、災害補償年金を受けている方
  • 共済年金や厚生年金(共済組合が支給するものに限る)を受けている方で、生活保護を受けていない方

その2 融資限度額と年率

融資限度額と金利は、受給している年金の種類によって以下の通りです。

<恩給・災害補償年金を受けている方の場合>

  • 限度額250万円まで。ただし、担保とする年金の年額3年分以内となります。
  • 年率0.31%(平成28年11月16日時点)

<共済年金や厚生年金を受けている方の場合>

  • 限度額250万円まで。ただし、担保とする年金の年額2.2年分以内となります。(資金の使い道が生活資金の場合は100万円まで)
  • 年率1.81%(平成28年11月16日時点)

その3 返済について

完済までは、支給される年金の全額が返済に充てられます。(恩給や年金証書を預ける必要があります)

その4 保証人

融資を受けるには、連帯保証人が必要です。

その5 申込方法

申込に関しては、日本政策金融公庫の支店でのみ受け付けていますので、詳しい手続き方法や必要書類などについては、お近くの支店に確認してみてください。(全支店の営業時間 平日9時~17時)

5.年金担保融資を受ける際の注意点

年金担保融資は、低金利である程度まとまった額の融資を受けられますが、日本政策金融公庫の恩給・共済年金担保融資については、完済するまで年金の全額を返済に充てなければなりません。完済までの資金計画をしっかりと立ててから借りることをおすすめします。

また、申込みから融資までは1ヵ月程度かかるため、すぐにお金を借りたい場合には向きません。その際は、年金受給者でも申込可能な即日融資のカードローンなどを検討してみてはいかがでしょうか。

詳しくは次のページを参考にしてみてください。

「年金収入のみでも借りられるカードローン一覧と利用するときのポイント」

6.まとめ

年金担保融資を行っている公的な機関は、今回ご紹介した福祉医療機構と日本政策金融公庫の2つだけです。その他の機関や団体については安全性が確認できませんので、極力利用は避けるようにしましょう。

また、完済するまでは本来受け取れるはずの年金が少なくなる、あるいは全く受け取れない状態となります。年金担保融資に申し込む際は、借入中や完済後の生活設計をしっかりと立てた上で申し込むようにしましょう。

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