今日から始めて完治を目指す!パチンコ依存症の正しい治療法と注意点

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パチンコ依存症の完治

「パチンコ依存症」という言葉を聞いたことがある方も多いことでしょう。依存症といっても病気とは違う、何かの流行語のようなものだと思っている人も少なくないかもしれません。

パチンコを含めたギャンブル依存症はWHO(世界保健機構)も「病的賭博」を正式診断名としている、れっきとした精神疾患であり、病気です。

「人として至らない部分があるからギャンブル依存になる」と思っていませんか?

そんなことはありません。何らかのきっかけで誰でもかかる可能性のある、風邪のような病気のうちのひとつなのです。

今回は、自力で治したい方はもちろん、家族や恋人のパチンコ依存を治療したいという方に向けても記事を書きました。ぜひ確認していただいて、完治を目指していただければと思います。

1.今日から始めるパチンコ依存症の治療方法とその効果

パチンコ依存症を治したいと思ったその時からできることを3つご紹介します。

その1 今の状況が幸せかどうか考える

まずは、客観的に今のご自分の状況が「楽しいか」、「幸せであるか」を考えてみてください。パチンコをするたび罪悪感に悩み苦しむ時間ばかりの毎日を過ごしていませんか?パチンコに振り回されて自分が本当に人生を楽しむ時間などないのではありませんか?

仮にこのままパチンコを続ける生涯を送って一生を終えたとして、それは本当に幸せな人生だと思えるのでしょうか。

その2 パチンコを打てない状況を作る

パチンコに行けない状況を作ってしまいましょう。小遣いを管理してもらってお金をパチンコに使えなくしたり、「パチンコをしていなければこれを買えたのに」と1度でも思った物を買うために下ろせない預金をしたりするなど簡単な方法もあれば、生活環境を変えてでも治す意思があるのならいっそ、パチンコ店のない離島に転職して引っ越してしまうなど、大胆なやり方もあるかもしれません。

その3 病院や自助グループの力を借りる

「これまで挙げた方法ではもうどうにもならない」という時は、ギャンブル依存外来のある病院へ行きましょう。またそれと並行して、いわゆる「自助の会」と呼ばれている、同じ経験をした人たちで作られた自助グループの集まりに参加することも効果があります。しかし、病院へ足を運ぶことも自助の会に参加することも、「絶対にパチンコをやめよう」というご自分の意思のもとでなければ成り立ちません。

2.パチンコ依存症を確認する10のチェック項目

  1. 何をしていてもパチンコのことを考えている。
  2. パチンコがしたくてもできない時、イライラして何も手につかない。
  3. パチンコで勝ったのに、さらにその金額を倍以上にしようとお金をつぎ込んだことがある。
  4. パチンコに行ったことや勝ち負けの金額のことで家族に嘘をつくことがある。
  5. 自分がパチンコをやめることや、自分がパチンコをしていない生活などイメージできない。
  6. 浮かれている時よりも、むしろ嫌なことがあった日にパチンコをしてしまう傾向がある。
  7. ある日パチンコで負けたら、次の日にパチンコで取り返そうとしてしまう。
  8. 人にはちょっと言えない方法でパチンコするためのお金を手に入れたことがある。
  9. パチンコのために人間関係や他人の信用を失墜する行為を今までにしたことがある。
  10. 自分の収入の範囲内で収められず、お金を借りてパチンコをしてしまう。

この中で5つ以上当てはまるものがあれば、パチンコ依存度が病的レベルであるとされます。また、当てはまるものの組合せでも深刻度が違うとされていますが、中でも「10)自分の収入の範囲内で収められず、お金を借りてパチンコをしてしまう。」にチェックされている場合の深刻度は高いとされています。

ギャンブル欲求を借金で解決することは、ご自分や周囲の人の不幸につながる可能性があるからです。こちらで、アメリカの診断基準DSM-Ⅳによる病的賭博の診断(セルフチェック)も可能です。

>> 菊陽病院ホームページ

3.パチンコ依存症について正しく知る

正しい知識

冒頭でも触れていますが、パチンコ依存症=ギャンブル依存症は、国際保健機構WHOでは「病的賭博」という診断名で精神疾患として認められています。世界が認める病気であると言っても過言ではないのです。

パチンコ依存症が原因で起こった不幸な出来事と聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょうか。大抵は「パチンコ依存がきっかけで離婚などの家庭崩壊」や「パチンコ依存で自己破産」といったことかもしれません。

しかし、最もパチンコ依存の恐ろしさ=パチンコ依存は人を異常にしてしまう「病気」であることを端的に表している出来事といえば、「幼い子どもの車内放置による死亡事故」ではないでしょうか。親がパチンコにのめりこむあまり、愛する子どものことさえ完全に忘れ去ってしまっているのです。

たとえパチンコをしていたとしても、普段は優しい親だったのかもしれません。そんな親でさえも、パチンコ依存症は「明らかに異常な精神状態」に陥れてしまうものなのです。

4.パチンコ依存症を治す際の注意点

依存症治療の注意点

パチンコを嫌なものと思い、やめようと努力することは良いのですが、その余り「自分はダメな人間だからパチンコなんかにはまったのだ」と思い過ぎないことです。

ネガティブな思考にとらわれると、結局その憂さをパチンコで晴らそうとしてしまうことになるかもしれないからです。これは先の10項目チェックでも指摘している、パチンコ依存症における特徴のひとつです。

パチンコ依存は、「誰かが作ったパチンコにハマる筋書きが書かれたウイルスプログラム」に、自分の脳というコンピューターが何かのきっかけでうっかり感染してしまったものと考えてください。

何らかの偶然が複雑に一致することで、どこの誰であってもかかってしまう可能性のあるものだと認識しましょう。反省はしても、自分を責めたり卑下したりすることはよくありません。誰であろうと、普通の生活に戻れる資格はあるのです。

5.パチンコ依存症に陥る人の3つの特徴と気をつけたいこと

以下の3つの特徴にドキっとした人は気をつけましょう。

特徴1 コミュニケーションが苦手な人

「コミュニケーションが苦手で友人の少ない人」は、友人たちと遊んだり飲んだりして憂さ晴らしなどをする機会が少ないため、1人でも気晴らしができるパチンコにのめり込みやすいようです。

身近な人にも協力してもらいいろいろな話をして、パチンコに行っている時間がなくなるようなクリエイティブな趣味を見つけるなどするのがよいかもしれません。

特徴2 プライドが高い人

「本当は見栄っ張りでプライドが高いのに、それを隠して良い人であろうとする人」は、裏返すとある意味自意識過剰であるともいえ、パチンコにはまっている自分の現状を認めたがらず、周囲にも自分のパチンコ依存を知られまいとします。結果、誰にも相談できず、勤務先のお金を使い込んだり1人で多額の借金を抱え込んだりして、周りが気付いた時にはとんでもないことになっていたということになりがちです。

少し困ったぐらいの時に周囲に相談すれば火種は大きくなりません。カッコ悪い、みっともないと思いがちですが、本人が思うほど周囲はその人のことを大して意識していないものと割り切って、なんでもサラッと話し合える関係を少なくとも家族間には作っておくと良いでしょう。

特徴3 仕事や人間関係で疲弊している人

「心がストレスで悲鳴を上げているのに、それに気付いていない人」は、潜在的にかなり数が多いと思われます。勤勉で活動的で、オンもオフも充実させることを良しとする現代の社会構造に対応しきれないのかもしれません。

仕事や人間関係で疲れきっているのに、自分がリラックスすることに罪悪感を覚えてしまうようなタイプです。「理由は全くわからないし心当たりも特にないのに、なぜパチンコするのをやめられないのか」という人はこのタイプかもしれません。

身体もかなり疲れているでしょうから、仕事もプライベートも一段落して本当の意味での休息をとることで、なぜ自分が訳もわからずパチンコ店に足が向いてしまっていたのかを冷静に考え直せるかもしれません。

6.まわりの人(家族や恋人など)ができる3つのこと

パチンコ依存症の人がもしあなたの家族や恋人なら、以下の3つのことをしてあげましょう。

その1 愛情を伝える

まずはご本人への愛情を伝えましょう。心配していること、決して叱るつもりなのではないことを愚痴にならないように言ってあげることが大事です。

その2 お金の渡し方に気を使う

何かの理由があってご本人にお金を渡さなければならない時は、銀行振り込みにせず手渡しにするのが良いようです。振り込まれた時点で誰が渡したお金も「自分のお金」と認識してしまうからです。手渡しにすれば「元は相手のお金だったもの」という認識が消えず、勝手には取り扱えないという意識を植えます。

その3 親身になって根気よく接する

パチンコ依存の克服には周囲の人も根気よく取り組むことが大切です。できるだけご本人を1人にしない、寂しい思いをさせないことを心がけましょう。通院の時に同行してやるなど、ご本人を安心させるように務めましょう。

7.まわりの人(家族や恋人など)がしてはいけない注意点

逆にこんなことはしないように注意しましょう。

注意1 罵るような発言は控える

当たり前のことですが、どんなに感情的に接したくなってもご本人を罵るような言葉はかけてはいけません。罵倒はしなくても、ご本人に対して愚痴のように「だらしない」「甲斐性がない」などというのも禁物です。依存症の治療中には、できるだけネガティブな感情を与えないよう細心の注意を払ってください。

注意2 金銭面でのサポートは控える

特に金銭面で手助けしたくなることが多くなると思いますが、それだけはやめましょう。ほかのことではサポートしても、金銭の援助をしないことはもちろんですが、その他の借金返済や破産の手続きなどがあろうがすべてご本人に任せてください。

これは単純に、身から出た錆の後始末を自分でさせることで、パチンコや借金に懲りさせるためであり、自分が粗相をしてもいつも誰かが助けてくれるという甘い認識を植えつけないためです。

8.必読|パチンコ依存症を克服するための記事まとめ

パチンコ依存症を治すために必要な知識を紹介している記事をまとめました。早く克服するためにも、ぜひ一緒にチェックしてみてください。

その1 パチンコで作った借金の返済方法

パチンコで作った借金の減らし方や返済の方法をまとめています。

>> 「パチンコ依存症で作った借金を減らして返す方法と注意点」へ

その2 病院の探し方

パチンコ依存症を治すための病院の探し方を詳しくまとめています。

>> 「パチンコ依存症を治す病院の探し方と治療方法や費用の目安」へ

その3 主婦のパチンコ依存症

主婦がパチンコ依存症から抜け出す方法についてまとめています。

>> 「主婦がパチンコ依存症から抜け出す適切な方法と注意点」へ

その4 パチンコ依存症チェック

パチンコ依存症の依存度をチェックするチェックリストや、完治までの方法をまとめています。

>> 「パチンコ依存症をチェックする正しい方法と完治を目指す対策」へ

その5 未然に防ぐ対策

パチンコ依存症を未然に防ぐ対策についてまとめています。

>> 「パチンコで借金地獄|未然に防ぐための対策と解決策」へ

9.まとめ

パチンコ依存症は完治しないといわれています。ここまで治療について書いてきた最後にこのような言葉で容赦なくバッサリ切るのもどうかとは思いますが、依存症に完治という考え方はないものであると思っていただいた方がよいでしょう。

周りの人の協力も得ながら、「もうパチンコなんてこりごりだよ」とみんなに笑って話せる日がくることを信じて、今はとにかくパチンコしない生活に慣れながら、じわりじわりとでも治していきましょう。

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