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世帯で計算する老後の貯金額|今から考える老後の金銭事情と定年後に貰えるお金とは?

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老後生活が充実している夫婦

「老後の貯金額はいくらあれば大丈夫だろう…」

老後はその人によって年齢が異なりますが、退職後に年金受給が貰えてからが当てはまる時期が一般的ではないでしょうか。

60歳が定年退職予定の方の場合、5年間は今までの貯蓄で生活したり、新しく仕事(バイト)をして生計を立てる方が多いです。

これらを考えると年金受給が始まる65歳まで仕事をして、年金受給が始まってから「貯金+年金」で暮らしていくことが理想的な生計の立て方になります。

そのためにも、今からコツコツと貯金をしていきましょう。

この記事では、自分のケースで老後に必要な貯金額と老後のお金事情などについてまとめました。

退職後に資産を増やそうとして投資信託や株などで資産運用をする予定の方もいらっしゃると思いますが、確実性がないため定年退職後に始めるには難しさを感じます。

老後にゆとりある生活を送るためにも、将来に向けて貯蓄やライフプランを立てていきましょう。

1.老後にかかるお金事情

50代や60代になると老後のお金事情が気になりますよね。物価は上がっても年金は増えることは今のところありません。

「旅行に行きたい」「趣味をまっとうしたい」「新居・改築をしたい」など、様々な楽しみ(夢)を持っていることでしょう。

老後で余裕のある生活を送るためには、老後でかかってくる費用をイメージしておく必要があります。例えば生活費の場合、

  • 食費
  • 家賃(住宅ローン)
  • 光熱費
  • 生命保険料
  • ケータイ料金
  • 洋服・アクセサリー代
  • 趣味・娯楽費
  • 交通費・ガソリン代
  • 子供や孫に使う
  • 交際費

などがあります。

総務省「家計調査」のデータによると、60歳以上の定年退職世帯(夫婦2人)の1か月の支出は次の通りです。(全国平均額)

生活費金額
食費68,193円
住居費14,346円
光熱費20,427円
家具
家事用品
9,290円
保険費
医療費
14,646円
服代6,737円
交通費
通信費
26,505円
趣味
娯楽費
25,712円
交際費25,243円
お小遣い6,225円
その他22,280円
合計239,604円
(出典:総務省「家計調査年報」のデータ 平成28年度

月の生活費の平均額は「239,604円」ですが、それぞれの家庭によって生活費は異なるため、目安額として考えてください。

老後生活は現役時代よりも出費が少なくなると考える方も多いですが、生活費が変わらない、もしくは増えたり、趣味や娯楽などでも出費が増える傾向にあります。

そのため、老後にかかる月の出費は少し多めに見積もっておくと良いでしょう。

2.定年までに貯めておきたい貯金額(計算式)

一般的な老後資金は3,000万円、贅沢に暮らすなら5,000万円と言われておりますが、各々によって貯めておきたい金額は異なります。

60歳以降、必要になるお金をあらかじめ計算しておくことで、今後貯める理想の目安貯金額がわかります。計算方法は次の4つを基準にし、算出していきましょう。

  1. 60歳以降の生活費(65歳になる場合もある)
  2. 何歳まで長生きする
  3. 貰えるお金(公的年金など)
  4. 医療費や葬儀代などの予備資金

例えば65歳で定年を迎え、月の生活費が20万円、年金受給額が月15万円の場合で計算してみました。(仮定として85歳に設定)

<60歳以降の生活費>

定年後にかかる生活費の総額は「(65歳-85歳)×20万円(月の生活費)×12か月=4,800万円」になります。

<公的年金受給額>

65歳から年金が受給できるため、「(65歳-85歳)×15万円(年金)×12か月=3,600万円」が貰えます。(年金受給額は個々(世帯)で異なる)

これに加え、医療費や葬式費用などの予備資金として500万円程度は見積もっておくと良いでしょう。(さらに増額してもOK)

このケースでは、「4,800万円-3,600万円+500万円=1,700万円」が目安貯金額になります。「1,700万円」以上、貯蓄しておけば十分豊かに暮らしていけることでしょう。

「貯金額の計算方法」

・60歳〜65歳からかかる生活費=「(定年-寿命年数)×1か月にかかる生活費×12か月」

・65歳からの生涯年金受給額=「(定年-寿命年数)×月の年金受給額×12か月」

・医療費や葬式費用などの予備資金

もちろん、

  • どんな暮らしがしたい
  • どんなところに住みたい
  • 何歳まで働く
  • 老後のプラン

などでも貯めておきたい金額は異なりますし、今後の年金受給制度は不透明です。

また、財産を子供に残す場合は、財産分与の手続きや相続税などの費用がかかるため、受け取る方が負担にならないようにその分も貯蓄しておくと良いでしょう。

自分のケースで計算したら、少し多めに見積もっておくことをおすすめします。

3.定年後に貰えるお金

老後生活で支えとなる主な収入源は、「退職金」「貯蓄」「公的年金」「バイトなどの給料」が一般的です。

バイトなどの収入があれば、老後も不自由なく暮らしていけますが、公的年金だけで生計を立てている世帯は全国平均で約75%いらっしゃいます。

老後とお金に関する調査(出典:日本FP協会の「老後とお金に関する調査」2016年

「ねんきんネット」から将来受け取れる年金見込額がわかるので、一度自分が貰える公的年金の金額を把握しておくと良いでしょう。

→「ねんきんネット」で年金見込額の試算をする

公的年金の種類は次の通りです。自分の年金手帳を用意しておくとスムーズに照会できます。

  • 老齢基礎年金
  • 老齢厚生年金
  • 国民年金基金、小規模企業共済
  • 企業年金(厚生年金基金・確定給付型・企業型確定拠出型、中小企業退職金共済など)
  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)

なお、50歳以上でネット操作が難しい方は、日本年金機構で直接、年金見込額試算することができます。

この場合は、直接お近くの年金事務所に出向く、電話、郵送で問い合わせることになります。電話で問い合わせる場合は、ねんきんダイヤルの「0570-05-1165」にかけてください。

郵送で試算回答を受け取る場合は、「年金加入記録照会・年金見込額試算」の申込書を作成し、お近くの年金事務所に郵送します。試算回答結果が届くまでは、約1週間〜3週間程度かかります。

→年金加入記録照会・年金見込額試算の申込書の解説はこちら

なお、50歳未満の方が郵送で手続きをする場合、「年金加入記録照会」しかできないので、年金見込額試算をする場合は「ねんきんネット」を利用しましょう。

ちなみに「平成29年厚生労働局年金局調べ」によると、40年間年金を納付し続けた場合では、厚生年金(*)の平均受給額は月に226,925円、国民年金は月に64,941円でした。(* 夫婦の基礎年金+夫の厚生年金)

また、生命保険の満期保険金や健康祝金特約などのプランに加入している場合もいくら貰えるか確認しておくと良いでしょう。

将来貰える金額を把握しておかないと老後の目標貯金額やライフプランが立てにくいため、これを機に自分、または世帯で貰えるお金を把握しておきましょう。

4.老後生活で注意したい3つのこと

定年後はそれなりのお金もあり、自由な時間が増えます。退職金や年金受給の影響からお金を散財すると、老後の生活費で四苦八苦してしまう可能性があります。

豊かに暮らしていくためにも、老後生活で注意したい3つのことを見ていきましょう。

注意1 外食が増える

旦那さんも家にいることが多く、食事を朝・昼・晩の毎食調理することは面倒なこともあります。

スーパーやコンビニ、デパ地下などのお弁当やお惣菜、もしくは出前や外食で済ませてしまう方も多いのではないでしょうか?

お孫さんなどと外食する楽しみなら申し分ないですが、毎日モーニングやランチなどで外食をしてしまうと、貯蓄していたお金や年金を散財してしまいます。

切羽詰まった生活をしないためにも、世帯で使える生活費をあらかじめ決めて、その範囲内でお金を使っていきましょう。

注意2 衝動買いをしてしまう

退職金が貰えたり、公的年金の受給が始まるからと、ブランド物や車などの高額な買い物をしてしまう方も多いです。

今まで我慢してきた分、衝動買いに走る気持ちも分かりますが、これからかかる医療費や介護などの資金も考えておく必要があります。

老後生活のライフプランをしっかりと立て、それなりの貯蓄をまだまだ蓄えておくと良いでしょう。

注意3 投資などにチャレンジする

定年退職後は資金の不安のあまり、投資などに手を出してしまう方がいます。

もちろん投資などで収入を増やすことは良いことですが、メリットもあればデメリットもあるため、せっかく貯まった貯蓄を無くしてしまっては生活苦に陥ってしまう可能性があります。

株式投資やFX、不動産投資などで成功するためには、それなりのリスクも考えておかなければなりません。

「儲かった」「損した」の相場観を磨くためには、10年程度の経験が必要になってきます。老後生活で投資などを考えている方は、できるだけ資産が回転している今から始めてみることをおすすめします。

老後生活が始まってから投資などを開始することは、あまりおすすめできません。

5.プロから学ぶ老後の資産運用

老後に必要な貯金額とその貯蓄方法や資産運用などは、雑誌やネットで情報を得ることができますが、実際にお金の知識を持ったプロの講師の元で学ぶ機会はほとんどないですよね。

面と向かって老後のお金について学ぶことができれば、50代や60代から何を実践すれば良いのかわかります。

そこでおすすめなのは、無料で全国開催している「スクロールマネーセミナー」に参加することです。

  • 老後の資金づくり
  • 老後の資産運用について
  • 保険の賢い選び方
  • お金の基礎知識
  • プロの貯め方

など、お金のプロが分かりやすく幅広い観点や考え方を解説してくれるため、今からどの様な生活を送れば良いのか再確認することができます。将来の貯蓄や貯金の仕方に不安がある女性に大好評です。

「スクロールマネーセミナー」の申込は、基本的に女性の方限定です。つまり、セミナーを受ける方はほぼ女性ということになるため、気軽に参加できることでしょう。(男性が参加できる場合は、女性パートナーが家族、夫婦ならOK)

なお、スクロールマネーセミナーは営利目的ではなく、純粋にマネー教育(リテラシー)を学ぶ観点から行われているので、商品の勧誘や追加料金などは一切ありません。(不安な場合はお金について学び、そのまま帰ればOK)

ただし、皆さん真剣にセミナーを受けに行くため、お孫さんなど小さなお子さん連れの参加は難しいかもしれません。

また、無料セミナーを受けた場合は、セミナー体験を他の人に伝える(アウトプット)ことで、より一層知識が深まっていき、実践するモチベーションも高まります。

→無料のスクロールマネーセミナーの解説はこちら

6.50代以上の平均貯金額

年金受給が始まるまでに貯めておきたい貯金額は、各々の世帯や生活水準で異なります。50代以上の全国平均貯金額を目安として見てみましょう。(二人以上の世帯を参考)

年代世帯貯金額世帯年間収入
50歳〜59歳1,788万円845万円
60歳〜69歳2,383万円587万円
70歳以上2,305万円420万円
(出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)「家計調査2018年」

*あくまでも全国平均貯金額です。

50代の世帯の全国平均貯金額は「1,788万円」で、60代の世帯は「2,383万円」でした。定年間際になると貯金額が上がる傾向にあることがわかります。

このデータを参考に現状のままでお金を貯め続ければ良いのか、もしくは今以上の節約や出費の見直しが必要になってくるのかなどの指針としてみてください。

7.今からできる簡単な貯金術3選

今からできる簡単な貯金術をご紹介します。参考にして頂き老後に向けて貯蓄をしていきましょう。

①無理なくお金が貯まる貯金術

定年退職まで残り◯◯か月間、無理なくお金を貯めることができる貯金術です。

何にお金を使っているのか、なぜお金が残らないのかなど、お金の流れを把握することで「お金が貯まるコツ」がわかってきます。

▼「今と全く同じ収入で無理なくお金を貯める7個のコツと貯金の流れ」

「あと何日で給料日かな・・・」指折り数えて給料日を待ち望むこと、あなたにも覚えがありませんか? 月末に近づくにつれて、口座から引き出す金額も次第に万単位から千円単位になってき...

②1年で100万円貯める貯金術

1年間で100万円を貯めることができる貯金方法をまとめました。1年間で100万円を貯めると言っても簡単に実践できることばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

貯金が成功する人の特徴・貯金が失敗する人の特徴も参考になります。老後生活で豊かな暮らしをするためにも、他の誘惑に揺るぐことなく貯金に取り組んでいきましょう。

▼「1年で確実に100万円貯める賢い貯金の仕方」

「1年で100万円貯金したい!」 貯金はコツをおさえて実践すれば、老若男女問わずしっかりと貯めることができます。ケチになる必要も高度なことをする必要もありません。 この...

③1,000万円貯める貯金術

1,000万円を貯めることができる貯金方法をまとめました。

すでに貯金をしている方もいらっしゃるかと思いますが、将来家族全員が十分な生活が送れるように、できるだけ多くの貯蓄をしていきましょう。

▼「1,000万円貯まる賢い貯金方法と道しるべ」

上手にお金が貯まる貯金方法が知りたい。将来のために確実にお金を貯めたい。ついつい浪費してしまうから、貯金ができるようになりたい……。 貯金しようと思っていざやってみても、なか...

8.まとめ

老後生活で不自由なく暮らしていくためには、年金だけではなく貯金も必要です。旅行に行きたい、お孫さんと出かけたいなど様々な夢があると思います。

「まだまだ先のこと」と考えていると、貯金がないまま老後生活を迎えることになりかねます。

ライフプラン、いくら貯蓄するなども夫婦で話し合い、ゆとりある老後生活を送れれるように貯金していきましょう。

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