医学部の学費は学資ローンで解決!奨学金と低金利ローン使いこなし術

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
学資 ローン0

医学部の学費は私立大学の場合、卒業までに平均約3,000万円かかるとも言われています。

国公立の医学部であれば学費はその10分の1程度ですが、その分難易度が高いことは言うまでもありません。

ですが、だからといって医学部への進学を諦める必要はありません。

奨学金や学資ローンを利用すれば、1,000万円以上の融資を受ける事も可能ですので、金銭的な問題でお悩みの方は、今回ご紹介する学資ローンをぜひ一度検討してみてください。

1.医学部6年間でかかる学費総額の目安

国公立大学の場合は学部によらず学費は一律となっており、卒業までにかかる学費の総額は約350万円程度と言われています。一方、私立医学部については、6年間で約2,000万~5,000万円と大学によってかなり差があります。

学資 ローン1

これだけの学費を捻出するのは、一般家庭にとって決して簡単なことではありません。そのため、私立医学部への進学にあたっては、奨学金や学資ローンを検討する必要も出てくることでしょう。

2.奨学金で借りられる限度額

奨学金制度には、その大学独自のものや自治体のものなどがありますが、最も有名なのは、日本学生支援機構(旧育英会)の奨学金制度です。

日本学生支援機構の奨学金制度には、無利息で借りられる第一種、利息がつく第二種、入学初年度の一時金を借りられる入学時特別増額貸与奨学金の3種類があります。大学の学費として奨学金を利用する場合、それぞれの借入限度額は以下のようになっています。

学資 ローン2

私立大学の医学部に通う場合、第一種奨学金のみでは十分な資金を工面できないケースも多いため、その他の奨学金や教育ローンとの併用も検討する必要があるかもしれません。

ただ、審査にさえ通れば第一種と第二種を併用することもできますが、その分成績や世帯年収などの条件は厳しくなる傾向にあります。

3.低金利の学資ローン「国の教育ローン」

奨学金の他にも、国や民間金融機関の学資ローンを利用する方法もあります。教育ローンの中で低金利なものを希望なら、まずお勧めしたいのが日本政策金融公庫の「国の教育ローン」です。

国の教育ローン2

2016年11月時点での適用金利は年率1.81%となっており、融資限度額は最高350万円です。在学中は利息の支払いのみを行うこともできるので、卒業後に無理なく返済していくことが可能です。また、返済期間も15年と教育ローンの中では比較的長いのも特徴と言えます。

国の教育ローンに申込むには、世帯年収、通学する学校、資金の使い道の3つの条件を全て満たす必要があります。以下にそれぞれの詳しい条件をまとめました。

条件1 世帯年収

※扶養している子供が2人以内の場合で以下の(1)~(8)のいずれかに当てはまる方は、所得額の上限額が990万(770万円)まで緩和されます。

  1. 勤続(営業)年数が3年未満
  2. 居住年数が1年未満
  3. 世帯のいずれかの方が自宅外通学(予定)者
  4. 借入申込人またはその配偶者が単身赴任
  5. 今回の借入が海外留学資金
  6. 借入申込人の年収(所得)に占める借入金返済の負担率が30%超
  7. 親族に「要介護(要支援)認定」を受けている方がおり、その介護費を負担している
  8. 大規模な災害により被災された方

条件2 融資対象となる学校

修業年限が原則6ヵ月以上で、中学校卒業以上の方を対象とする以下の教育施設が対象となります。

  • 大学、大学院、短期大学
  • 専修学校、各種学校、予備校、デザイン学校
  • 高等学校、高等専門学校、特別支援学校の高等部
  • 外国の高等学校、高等専門学校、短期大学、大学、大学院(原則6ヵ月以上の留学に限る)
  • その他職業能力開発校などの教育施設

条件3 資金の使い道

  • 入学金、授業料、施設設備費などの学校納付金
  • 受験料、受験時の交通費、宿泊費などの受験費用
  • 在学のためにかかる住居費用(家賃、敷金など)

詳しくは次のページを参考にしてみてください。

「低金利の国の教育ローン使いこなし術!賢く教育費を借りる全知識」

4.高額融資可能な銀行の学資ローン

国の教育ローンは低金利で返済期間も長いため、他の教育ローンよりも返済時の負担は少なくて済むでしょう。しかし、限度額は350万円までとそれほど多くなく、国の教育ローンでは必要な資金を賄えないことも多いと思います。

その場合は、限度額がより高額な銀行の学資ローンを検討しましょう。限度額が1,000万円以上のローンをいくつかご紹介します。

①ちばぎんスーパー教育ローン(証書貸付方式)

学資 ローン3

ちばぎんスーパー教育ローンは、限度額3,000万円と銀行教育ローンの中でも特に高額です。上限金利も2.4%(変動金利)と民間金融機関の中では比較的低金利と言って良いでしょう。また、在学期間中(最大6年6ヵ月)は元金の返済を据え置き、利息のみ支払うことも可能です。借入時には銀行指定の保証会社を利用できるため、担保や保証人は不要です。

<申し込み条件>

  • 借入時の年齢が満20歳以上満65歳未満、最終約定返済時満70歳未満の方
  • 安定継続した収入のある方(パート・アルバイト不可)

(1)ちばぎん本支店の営業地域内にある教育機関に入学または在学する場合
・日本国内に居住の方

(2)上記以外の場合
・住居または勤務先の所在地がちばぎん本支店の営業地区内の方

②住信SBIネット銀行 MR.教育ローン

学資 ローン4

住信SBIネット銀行 MR.教育ローンは、住信SBIネット銀行の住宅ローンやカードローンの利用がある場合は、最大1.0%金利が優遇され、1.775%という低金利で借入が可能です。返済期間は最長15年ですが、この他に最長5年間の元金据置期間が設けられています。つまり、元金据置期間を含めると、返済期期間は最長20年となります。

また、既に学校などに教育費を支払っている場合でも、支払から3ヵ月以内であれば申込ができ、他社からの借換えもOKです。こちらについても、申込に際し、担保や保証人は必要ありません。

<申し込み条件>

  • 申込時の年齢が満20歳以上、完済時満70歳未満の方
  • 安定継続した収入がある方
  • 外国籍の場合、永住者である方
  • 保証会社の保証を受けられる方
  • 住信SBIネット銀行の代表口座を保有している方(同時申込可)

5.まとめ

私立医学部の学費は確かにかなり高額ですが、奨学金や教育ローン、特待生制度を活用すれば、資金面の問題はひとまず解決できるケースが多いのではないでしょうか。

ただし、医学部の学費として借入をする場合は、借入額が高額になることが予想されるため、できるだけ低金利のローンを選び、その後の返済計画を事前にしっかりと立てておくことが重要です。

また、近年では私立の医学部でも特待生制度を設ける学校が増えてきました。入試の成績が良ければ、その後の授業料などが安くなったり全額免除になる場合もあるので、返済義務のある奨学金や教育ローンを借りるよりも、成績を上げて学費を抑えるのが最善の方法と言えるかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket