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「誰かお金貸して!」個人融資掲示板の実態と実際にあったトラブル事例

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ネット上には、個人間でお金の貸し借りができる「個人融資掲示板」が数多く存在しています。しかし、個人融資掲示板は犯罪の温床であり、実際にトラブルも数多く報告されています。

この記事では、個人融資掲示板の実態やその危険性について詳しくご紹介していきます。掲示板の利用を考えている方は、危険な目に遭う前にぜひご覧ください。

1.個人融資掲示板とは

お金を借りたい人と貸したい人が、インターネット上でやり取りをする掲示板です。債務整理などでブラックになり、銀行や消費者金融からは借りられない人が多く利用する傾向にあります。

個人融資掲示板にニックネームやメールアドレス、借入希望額などを登録し、お金を貸してくれる人とコンタクトを取るというのが基本的なシステムです。正式な賃金業者から借りる場合と違いそれらしい審査も無く、お金を貸すかどうかはあくまで貸し手側の個人的な判断ということになります。

2.個人融資掲示板でのトラブル6つの事例

消費者金融などから融資を断られてしまった方にとって、ブラックでも借りられる可能性がある個人融資は有り難い存在かもしれません。しかし、そのぶん多くの危険が潜んでいるのも事実です。ここからは、個人融資掲示板で確認されているトラブルについてご紹介していきます。

事例1 闇金などの悪徳業者だった

個人融資掲示板には一般人を装った闇金業者も多く存在します。闇金の場合お金を借りること自体はそれほど難しくありませんが、貸し付ける際に法外な利息を請求してきます。

10万円借りて10日後には利息だけで3万円(トサン)や5万円(トゴ)という場合も珍しくなく、藁にもすがる気持ちでお金を借りても、借りる前よりも自分の首を絞める結果になってしまいます。

闇金に関してはこちらに詳しくまとめましたのでご参考ください。

闇金対策徹底マニュアル|10の手口とその見抜き方&対処法

事例2 個人情報を騙し取られる

個人間取引とはいえ、素性の分からない相手にお金を貸してくれることはありません。氏名や住所、電話番号や口座番号など、最低限の個人情報は融資の際に確認されることになるでしょう。

さらに運転免許証やパスポートの提示を求められる場合がありますが、写真やコピーを送った途端、貸し手側と音信不通になるケースも多発しています。騙し取った個人情報が後に悪用されることもあるので、個人情報を最初に送ってほしいという相手には特に注意が必要です。

事例3 わいせつ目的

女性の融資希望者に対しわいせつな行為を要求し、それと引き替えに融資を持ちかけるケースもあります。また、わいせつな写真を要求してくることもあり、応じてしまうとその写真がネット上に流出する危険性もあります。

事例4 サイトへの登録を促される

融資をする条件として、アフィリエイトサイトや出会い系サイトへの登録を促したり、証券会社の口座を開設させるケースも確認されています。このような場合は最初からサイトへ登録させることが目的なので、登録後に音信不通になるケースが多いです。

事例5 お金を騙し取られる

お金を借りるどころが逆にお金を騙し取られることもあります。「返済能力を確認するために最初に5,000円だけ振り込んでください」「保証料として3,000円先にいただきます」など、それくらいなら・・・と思える少額のお金を要求し、払ってしまうとそのまま音信不通になるパターンもあります。

事例6 自分名義の銀行口座や携帯電話を要求される

お金を貸す代わりに、あなたの銀行口座や携帯電話の番号を買い取ると言われる場合もあります。もちろん口座の売買は法律で禁止されていますし、携帯電話の番号についても、振り込め詐欺などの犯罪に悪用される可能性が高いです。

知らないうちに犯罪の片棒を担ぐことになりかねませんので、このような要求には絶対に応じてはいけません。

3.個人間融資の金利について

銀行や消費者金融の場合、金利についてはおおよその相場がありますが、個人間融資の場合は貸し手側によって金利にかなり幅があります。しかし、個人間の取引だからといって自由に金利を決められるわけではなく、貸付金利については利息制限法という法律で以下のように定められています。

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このように、上限金利は借入元本によって変わってきますが、どんなに高くても20.0%を超えることはありません。ですので、それ以上の金利を要求された場合、相手が違法業者であると判断できます。

4.トラブルになった際の相談先

個人融資掲示板で詐欺や悪徳業者の被害に遭ってしまったら、公的な機関に相談しましょう。

その1 警察

犯罪に巻き込まれたり詐欺被害に遭った場合は、まずは警察に相談してみてください。いわゆる振り込め詐欺のようなケースの場合は、振込先の金融機関にも連絡をしておきましょう。

その2 弁護士

警察に相談してもすぐに対応をしてもらえない場合は、弁護士に相談してみるのも良いでしょう。もしいきなり弁護士に相談するのは抵抗がある、相談料が不安という場合は、「法テラス」を検討してみてはいかがでしょうか。

法テラスは無料相談を受け付けており、必要があれば弁護士や専門の相談機関を紹介してくれます。正式に弁護士に依頼するとなるともちろん費用はかかりますが、審査に通れば法テラスから一旦費用を立て替えてもらうことも可能です。

5.個人融資掲示板の利用はすべてが自己責任

掲示板で知り合った相手が闇金でも詐欺師でも、サイトの運営側はもちろん誰も責任を負ってはくれません。さらに事件化する前であれば、警察でさえ介入できない場合も決して少なくありません。

銀行や消費者金融であれば、個人情報や信用情報と引き換えに安全を提供してくれますが、個人融資掲示板は、住所や口座番号などの個人情報を提供したところで何一つ安全が保証されることはなく、むしろただ単に個人情報やお金を騙し取られただけという結果になることもあります。

ネット上にはたくさんの個人融資掲示板が存在しており、当然のように日々多くの書き込みがあるため、どんどん危険なイメージや警戒心が薄れていくこともあるかもしれません。かと言って決して安全が保証されたものではなく、トラブルに巻き込まれた場合はすべて自分の身に降りかかってくるということを忘れてはいけません。

6.安全な借入先を選ぼう

ここまでご紹介したように、個人融資掲示板には数多くの危険が潜んでいます。どんなに注意深く相手を選んだとしても、絶対に安全ということはありません。

どうしても個人融資掲示板を利用するなら、契約書や借用書など、法的に効力のある書類の作成は最低限必要となるでしょう。ですが、できれば銀行や消費者金融などの安全な借入先を選ぶのが一番です。

仮に金融機関の審査に通らない場合は、個人融資掲示板で借金を増やすより、債務整理を検討したほうが良いかもしれません。債務整理は金融事故として扱われるため、5年~10年の間新たな借り入れは難しくなりますが、事故情報はいずれ消えます。借金を減らしたりゼロにすることができれば、今後の人生を立て直すことも十分可能です。

街角法律相談所」の無料シミュレーターを利用すると、債務整理ができるかどうか、借金を減額することができるかどうかを無料で調べることができます。債務整理を検討する際は、試しに一度診断することをおすすめします。

7.まとめ

今回は、個人融資掲示板に潜む危険性とその実態についてご紹介しました。近年はネットが普及し非常に便利な世の中ですが、相手の素性が分からず危険な目に遭ってしまうケースが多いため、お金の貸し借りをネット上で行うのは避けたほうが良いでしょう。

特に金銭的に困窮している時ほど冷静な判断が難しくなるため、詐欺被害にも遭いやすくなってしまいます。そんな時こそ一度冷静になり、今の状況を解決する他の方法を考えましょう。

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