カードローンの賢い返済方法3つと返済できない時の対処法

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カードローン返済方法

カードローンはどれも同じというわけではありません。同じ金額を同じ金利で借りたとしても、返済方法によって支払総額や、完済までの期間がずいぶんと違ってきます。

しかし、その返済方法の名称が一般には耳慣れない言葉であることや、かなり複雑な仕組みになっていることから、どれを選んだら良いか判断がつきにくいのもまた事実です。

実際、返済方式の意味を理解せずに、カードローンを利用している方も多く、また効率の悪い返済方法で、もったいないことになっている方も案外といらっしゃいます。

今回はカードローンの返済方法の種類や、賢い利用法などについてポイントをおさえてご紹介したいと思います。

1.カードローンの上手な返済方法3つ

カードローンを利用するにあたって、何も考えずに何となく返済していくことは、もったいないことをしている可能性があります。ちょっとした心がけをプラスだけで、よりお得にカードローンを利用することができるかもしれません。こちらでチェックしてみましょう。

その1 定例返済日は給料日の翌日に設定

返済に充てるお金は、毎月振り込まれる給料という方がほとんどなのではないでしょうか。給料日当日を返済日に設定してしまうと、カードローンによっては給料振り込み前に引き落としが掛かってしまう場合も想定されます。

万が一、返済口座の残高不足状態ですと引き落とし不能の記録が残ってしまいます。当日再引き落としを掛けてくれる場合もあるのですが、引き落とし銀行とカードローン会社との内部的事務取扱ですので、正式には公開されていません。万全を期すのであれば給与日の翌日を返済日にしておくのが確実と言えるでしょう。

給料日の翌日をカードローン定例返済日に設定することによって、残高不足を防ぎやすいですし、また返済分がしっかりと引き落とされることで、無駄遣いを抑える効果も期待できます。

給料日から返済日が離れてしまっていると、その日数分だけ余分に借りてしまっている状態とも言えますので、しっかりと押さえておきたいポイントです。

返済日が柔軟に設定できるカードローンでは、そのように設定したほうが良いですし、固定の返済日のカードローンでも、あまり給料日と返済日が離れているものはおすすめできません。

返済は口座振替であれば基本的に返済の手数料はかからないですし、返済日を忘れて余計な延滞利息を支払うリスクもありません。店頭や提携ATMから返済を行うこともできますが、特別な事情のない限り口座振替での返済がおすすめです。

その2 口座振替以外の返済は手数料無料のATMで返済

銀行のATMは自行の顧客には手厚い優遇を行う一方で、それ以外の利用客からはしっかりと手数料を取る傾向があります。カードローンの自動振替以外の返済はカードローン会社の窓口でも行えますが、利便性の面からやはりATMでの返済がメインとなるでしょう。

ATMでの返済で気を付けるべきは、ATMの利用手数料の存在です。時間外手数料などは1回あたり100円程度のことが多いですが、毎回積もり重なるともったいないですし、繰り上げ返済へのモチベーションも下がってしまいがちです。

最近ではコンビニATMなどとの連携も進んでいますので、身近に手数料無料で返済利用できるATMがあるカードローンを選ぶようにすると良いでしょう。

その3 繰上げ返済をする

カードローンの返済は、月々無理のない金額に設定することができるのも大きな魅力のひとつではあります。しかし、その返済額だけで満足していると返済がなかなか終わらずに、余分な利息を払うことにもつながってしまいます。手持ちのお金に余裕のある時は、カードローンの繰上げ返済に回してしまうことをおすすめします。

カードローンの支払利息を抑える絶対的な原則とは、借りている期間は1日でも短く、借りている額を1円でも少なくすることです。財布にお金が余分にあると、気が大きくなって無駄遣いしてしまいがちですので、使うあてのないお金はさっさと返済に回してしまうのが吉です。

ちなみに住宅ローンなどでは、あらかじめボーナス月に別途返済額を追加設定することが可能なのですが、カードローンではそういった扱いがありません。そのため、ボーナス月の上乗せ返済は自分の手でおこなう必要があります。

住宅ローンでの繰り上げ返済においては、条件変更手数料が徴求されてしまいますが、カードローンでは、手数料が取られることはほぼありません。繰り上げ返済は特別な手続きも必要ありませんから、こまめに繰り上げ返済をするようにしましょう。

カードローンは繰り上げ返済をしたほうが良い、というよりもむしろ繰り上げ返済は必須に近いとさえ言えます。

一括返済の方法については「【保存版】カードローンの一括返済のやり方と2つの注意点」で詳しくまとめていますので、合わせて確認してみてください。

>> 「【保存版】カードローンの一括返済のやり方と2つの注意点」へ

2.カードローンの3種類の返済方式

カードローンを利用するにあたってまず注目するのは金利だと思います。金利は支払い利息に密接にかかわりますので、注目するのは正しいことです。しかし、場合によっては金利よりも重要になってくるのが返済方式です。

返済方式が異なると、毎月同じ金額を返しているのに、一方では順調に返済が進み、もう一方では残高が全然減らないといったケースも起こりえます。金利が10%だから、月々の返済金額の10%分が利息になっていると誤解されている方もいらっしゃるようなのですが、実際は全く違います。

例えば、100万円借り入れして毎月1万円ずつ10か月分返済したとしたらカードローンの元金は9万円ほど減りそうにも思えますが、金利と返済方式によってはほとんど元金が減らないといったケースが起こりえます。

種類1 残高スライドリボルビング返済

現在主流の返済方式のひとつである残高スライドリボルビング返済は、借入残高に応じて返済額も変動する返済方式です。原則的に残高が少なくなるにつれて、返済額も段階的に少なくなります。

そのため残高が少ないときには月々の返済額が少ないため、返済の負担感は小さくなりますが、その分返済が進みにくい特徴もあります。繰り上げ返済をしないと借り入れが長期に渡り、支払い利息も大きくなりがちです。

月々の返済額は極力小さくしながら、随時繰り上げ返済も併用したいと考えている方にはピッタリの返済方式と言えるでしょう。

残高スライドリボルビング返済の落とし穴は、自動的に返済額が変更されるところにあります。本来は加速度的に返済が進むはずの終盤も、自動的に返済額が抑えられてしまうことによって、利息への充当割合も下がりにくくなってしまうのです。

裏を返せばカードローン会社にとっては、どのような残高でも高い利息を取り続けることができる都合のよい返済方式であると言えます。「返済が進むほどに返済額も減って楽になります」という営業トークにつられてしまうと、痛い目を見ることとなります。

種類2 元利定額・元金定額リボルビング方式

定額方式の2つの返済方式をまとめてご紹介します。元利定額リボルビング方式は月々決められた金額を返済しますが、元金と利息がその中に含まれる方式です。

この方式のメリットは毎月の返済金額が一定で変わらないため、返済計画が立てやすいところです。返済初期は利払いが多めで、徐々に割合が下がり、終盤ではかなり利払いが少なくなっていきます。

これに対し元金定額リボルビング方式では、毎月元金を一定金額、支払利息を別途加算して返済していく方法です。

返済初期は別途支払う利息が多くなるため、返済額も大きくなりがちです。その反面、確実に元金の返済が進むため、返済期間は他の返済方式と比較して短くなります。

初期に返済負担が大きく、徐々に利息負担が減っていく方式ですが、残高スライドリボルビング返済などと違い、確実に返済が進みますのでトータルでは最も支払利息を少なくすることができます。

種類3 元利定率リボルビング方式

現在の借り入れ残高の数%を返済額として設定し、毎月返済額が変わっていく返済方式です。借入金額が小さくなるほど、返済額は少なくなっていきます。

残高スライドリボルビング方式ですと、階段状に返済額が減っていきますが、元利定率リボルビング方式ですと、滑らかに毎月返済額が減っていくイメージです。返済が進んで終盤に差し掛かると、極端に返済額が減るため、急激に返済の進みも遅くなるという特徴があります。

これまでご紹介させていただいた返済方式の中でも、最も返済期間が延びやすく、また支払総額も大きくなりがちですので、注意を要する返済方式と言えます。

3.知って得するカードローン返済の2つの豆知識

知っておくと賢い借り入れができる豆知識を2つご紹介します。

豆知識1 約定返済

ちょっと一般にはなじみのない言葉かもしれませんが、約定返済とは約款で定められた返済、つまり毎月の返済のことを指しています。この言葉は融資全般に使われ、住宅ローンや一般の銀行融資などでも同じように用いられています。

約定返済はカードローン返済のメインの返済となりますので、この返済方法の違いがかなり重要となってくるのは先にも述べたとおりです。

豆知識2 随時返済

毎月決められた日に行う約定返済に対して、臨時で行う返済のことを随時返済と言います。この随時返済は、カードローン会社の営業時間内であれば、原則いつでも行うことができるものです。

随時返済は主に2種類あり、一部の金額を返済する(一部)繰り上げ返済と一括返済があります。繰り上げ返済では、借入金の一部を臨時に返済するものなので、融資契約自体はそのまま有効で、好きな時にいつでも残枠分の融資を受けることも可能です。

これに対し一括返済は残額を一度に返済してしまうため、カードローンの借入枠も消滅してしまうことになります。

4.カードローン返済が難しくなったとき

カードローンを複数利用していて、返済がちょっと厳しくなってきた場合、頼りにできるのがおまとめローンです。カードローンは借入額が大きくなるほど金利も低くなるという特性もあり、おまとめを行うことによって金利が下がる可能性もあります。

また、当初の返済条件を、それぞれ緩和するのは難しい面もありますが、おまとめによって返済条件も新たに設定しなおすこととなりますので、おまとめ申し込み先で、無理のない返済額を相談することも可能となってきます。

いずれにせよ、返済が苦しくなって来たら早めに手を打つことが重要です。仮に一度でも返済が滞ってしまいますと、おまとめの申し込みの際非常に不利になってしまいますので、ギリギリまで我慢するのは賢い選択とは言えません。

おまとめローンについては「【保存版】おまとめに最適なカードローンの5つの条件と全知識」で詳しくまとめていますので、合わせて確認してみてください。

>> 「【保存版】おまとめに最適なカードローンの5つの条件と全知識」へ

5.まとめ

カードローンと一口で言っても内容は少しずつ異なりますし、また繰り上げ返済の有無などによって、支払利息も雲泥の差となって表れてきます。カードローンを借りたまま、何もせず引き落とされるがままにしていると、知らない間に驚くほどに損をしていたということにもなりかねません。

しっかり自分にあったカードローンを見極めると同時に、返済方法もカードローン会社まかせにせずに、しっかりと返済プランを練って、賢く利用するようにしたいものです。

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