ギャンブルの借金を完済した事例と全額返済するまでのステップ

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ギャンブルで借金

ギャンブルで作ってしまった借金をどうやって返したら良いのか、誰にも相談できずに悩んでいる方は多くいらっしゃいます。

自分で作ってしまった借金はもちろんのこと、家族や彼氏や彼女がギャンブルで借金を作ってしまった場合も、どう返済すれば良いのか、また果たして完済できるのか、不安を感じるものです。

しかし、過度の不安は有害です。冷静になり、きちんと対策を立てれば、借金を完済することは可能ですし、現に大勢の人々がそのようにしてきました。

この記事では、ギャンブルで作った借金を完済した事例や、借金を完済するまでのステップなどについてまとめました。

いち早く今の状況から抜け出し、平穏な生活を取り戻すためにも、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

もくじ

1.ギャンブルで作った借金を完済した事例

借金までしてギャンブルをするほどのめり込み、後から後悔した方も、今ではまともな生活に戻ることができています。以下に3つの事例をご紹介します。

事例1 パチンコ

トラック運転手として働いていた山下さん(仮名)は仕事を始めたばかりの頃、新車を購入し、すぐにローンを組みました。車好きなこともあって購入したのは高級車でした。

最初は順調に返済していましたが、働いていた会社の経営が傾き始めたこともあり、毎月の給与は減り、その穴埋めをすべくパチンコを始めました。

最初はビギナーズラックが続き、一日に5万円、10万円を稼ぐこともあったようですが、徐々に負けが増えるようになり、一日で数万円の損失を出すこともありました。

給料だけで資金が足りない場合は消費者金融からもお金を借りるようになり、次第に借金を別の会社からの借金で返済する自転車操業になり始めました。

その借金を何とか返そうと転職をし、給料は少しあがりますが、それでも多重債務を抱えてはなかなか返済できるはずもありません。次第に返済が苦痛となり、いっそ夜逃げしようかと考える日々もありました。

そんな中、友人が弁護士に相談して借金の額が減ったという話を聞き、自分もそうすることにしました。結果的に、9年にわたって払い続けていた4社のすべてで過払い請求が可能であることが分かり、その時点で債務は80万円まで減っていましたが、その債務額と相殺しても、手元に90万円ほど返還されることが分かりました。

弁護士費用は40万円ほどかかりましたが、それでも50万円が手元に戻ってき、借金も無事に完済することができたのです。

事例2 パチスロ

40代サラリーマンの木村さん(仮名)は10年ほど前にパチスロ目的で消費者金融から5万円ほど借入し始めました。

最初は少額でしたが、その後、毎回パチスロに通うたびに複数の貸金業者は銀行カードローンからの借入をするようになりました。

また、パチスロだけでなく、スナック通いも始め、借金は増え始めました。当初は収入も安定していたため、問題なく返済していましたが、その後会社の経営が悪化し、残業代などが支給されなくなり、返済が困難になっていきました。

気がついたら借金は740万円にまで膨らんでしまいます。その時点で自力での返済は困難と判断し、弁護士に相談し、自己破産の手続きをしました。債務は免責され、今では借金のない生活を送っています。

事例3 カジノ

20代女性のさやかさん(仮名)はオンラインカジノにハマりました。理由は多くの女性がはまるきっかけと同じでビギナーズラックでした。

最初にやったスロットであっという間に7,000ドルもの大金を得たのです。それでやめればよかったものの、一度味わった快感を脳はもう一度味わおうとするものです。

その後は負けが続くも、とにかく「今日はツキが回ってきて負けた分まで取り返せる」と自分に言い聞かせ続けながら、オンラインカジノを続け、最終的に作った借金は300万円にもなりました。

彼氏にはずっと黙っていましたが、勇気を出して打ち明けたところ、そのことを批判するよりも、冷静に問題を解決するように助けてくれました。

すぐに消費者センターに電話して、特定調停を勧められ、そのおかげでいまでは借金は大幅に減額し、それを1年で完済すべく頑張っています。

2.ギャンブルで作った借金完済までのステップと効果

完済までの流れを知っていれば、途中で心折れることなく、解決にたどり着けます。

ステップ1 借金の総額を把握する

ギャンブルで作った借金を抱えている人たちは現実を直視したくないため、自分がどれだけの借金を抱えているのかを知らないことも多いようです。

しかし、解決を目指すなら、問題の全体像を知らなければ話になりません。まずは消費者金融からの明細書を確認して、現状での借金総額をきちんと把握するようにしましょう。

ステップ2 借金を減額できるか確認する

多くの方がご存じないのですが、消費者金融から借りた借金のほとんどは、特に借入期間が長くなればなるほど減額することができます。

消費者金融に言われるがまま馬鹿正直に返済するのではなく、減額できれば完済までの期間も早めることができます。

といっても個人的に消費者金融に連絡して、減額をお願いしても応じてもらえません。これには弁護士のサポートが必要です。

債務整理という手続きによって、債務がどの程度減額するのかを知りたい方は「街角法律相談所」のホームページにアクセスしてみましょう。匿名で無料相談することができます。

>> 街角法律相談所の解説ページへ

ステップ3 完済までのスケジュールをたてる

債務総額を知り、可能な限り減額したら、目標設定ができたことも同然です。今度はその目標に向けてより具体的なスケジュールを立てましょう。

毎月どの程度の返済をすればどのくらいの期間で完済できるのかを計画し、その過程は表やグラフなどで可視化しておきましょう。そうすることで、自分がどのくらい返済できたかを知ることができ、モチベーションを維持することができます。

ステップ4 ギャンブルをやめる

あたりまえのことですが、借金を返済しながら、ギャンブルを続けていれば意味がありません。ギャンブルとは一切手を切りましょう。

といってもそんなに簡単にやめられるなら、借金など抱えなかったはずです。必要なことは自分だけでギャンブルがやめられるとは思わずに、家族の助けを仰ぎましょう。

家族に自分がギャンブルをやめたいと願っていること、それにぜひとも協力してほしい、ということを伝えるのです。

3.借金の返済中に気をつけたいこと

返済中の注意点

返済の途中で、自分が借金をしていることを忘れないために、返済を続けられるように、以下の3つを心がけましょう。

注意1 ギャンブル以外にはまれるものを見つける

ギャンブルに依存してしまった人たちは「今度こそ」と決意するのですが、誘惑に直面するとその決意が揺らいでしまい、また逆戻りしてしまいます。

それで、その逆戻りを防ぐためにギャンブル以外に自分が楽しめる趣味やスポーツをみつけ、別のものに自分を「はまらせる」ことが必要になります。

注意2 お金の正しい使い方を学ぶ

ギャンブルにハマっている人は金銭感覚が完全に麻痺してしまうので、それだけ膨大な借金を重ねてしまいます。人によっては1万円が単なる紙切れのようにしか思えなくなったとも言います。それで回復のためにはお金に対する正常な感覚を培う必要があります。

必要以上のお金を財布に入れずに、自分で貯めたお金で自分と家族が喜ぶものを購入する、そんなお金の使い方を学ぶようにしましょう。

注意3 借金の過程を可視化し、目標達成したらご褒美を自分にあげる

借金の返済中はモチベーションを維持し続けるのが大変です。数ヶ月ならまだしも、数年も続くと自分が稼いだお金がすべて返済に回されるのがバカバカしくなり、返済を投げ出したくなります。

そんなモチベーションの低下を防ぐために、返済のプロセスを「見える化」し、一定程度の返済額に達したら、美味しいものを食べに行くとか、ささやかなプレゼントを買うとかのご褒美を準備しておくと良いでしょう。

4.家族や彼氏・彼女のギャンブルの借金返済で協力できること

あなたではなく、あなたの周りの人がギャンブルで借金をしている場合、以下の3つを心がけましょう。

その1 相手を尊重する

ギャンブル依存症になっている人はすでに打ちのめされています。自尊心を失い、自分を愛することが難しくなっているので、そうした自虐的な行動に出るのです。それで借金の返済を続ける力が得られるように、相手を尊重し、励ましてあげましょう。

その2 一緒に時間を過ごす

もし一緒に過ごしてくれる相手がいるなら、パチンコやスロットに出かけなくても良いと感じるかもしれません。相手もいつも一緒にいることを望むわけではないかもしれませんが、それがギャンブルに対する抑止力になることを覚えておきましょう。

その3 積極的な言葉をかける

ギャンブル依存症になっている家族も多くのストレスを抱えており、それを相手にぶちまけたい気持ちがあるのは分かります。

しかし、そうしたところで問題は解決しませんし、相手は逆に自尊心を失い、ギャンブルに出かけ、さらなる借金を重ねるなどの行動に出る可能性もあります。できるだけ相手を批判したりするのではなく、積極的な言葉をかけるようにしましょう。

5.やってはいけないこと

あなたの大切な人がギャンブルで作った借金を返済中の時、以下の3つのことはやってはいけません。

禁止1 お金を貸すこと

絶対にやってはいけないのはギャンブルの資金になるお金を貸すこと、あるいは相手の借金の肩代わりをすることです。

関係が近いと助けたいという気持ちがあるのは確かですが、ギャンブルについては自分で責任を負うべきことを自覚させなければなりません。中途半端な仏心は何の役にも立ちません。

禁止2 消極的な言葉をぶつけること

「いつもこうだ」、「ほんとにダメな人間」などという言葉は、ギャンブルから抜けだそうとしている相手に投げかけてはいけません。

すでにそのことは自分で自覚しているにもかかわらず、解決できずに苦しんでいるのです。できるだけ褒められるポイントを探して、積極的な言葉をかけるようにします。

禁止3 本人の自覚がないのに急速な立ち直りを求める

本人がギャンブルに依存しているという十分な自覚がないにもかかわらず、すぐにこの問題を解決しようと、財布から現金やカードを取り上げても、相手をより極端な行動に走らせるだけです。相手を尊重しながら、忍耐強く取り組む覚悟が必要になります。

6.どうしても解決できそうにないときの相談先

あなた一人の力だけで解決しようとして、絶望的な気持ちになっているなら、以下の3つのどれかに相談しましょう。

相談先1 自助グループ

自助グループでは同じような問題に直面している人たちとこの問題に取り組むことができます。当人も客観的に別の人の経験を聞くことにより、自分の行動がいかに常軌を逸していたのかを自覚するようになります。

また、家族同士もコミュニケーションを取り合うことにより、お互いの荷を軽くすることができるはずです。

相談先2 病院

依存の度合いにもよりますが、借金をしてまでギャンブルを続ける状態はすでに医者の治療が必要なレベルになっていることもあります。

ギャンブル依存症に陥っている人の中にはすくなからずうつ症状を患っている人たちもいますので、心療内科を受診してみることをおすすめします。

相談先3 家族

自分だけで解決できない問題である以上、最終的にはどうしても家族の協力が必要です。もしあなたの友人がギャンブルに依存しており、すでに他の人の助けを必要としているなら、家族のコンタクトをとってみることを検討してみても良いかもしれません。

7.必読|ギャンブル依存症を治すための記事まとめ

ギャンブル依存症を治すために必要な知識を紹介している記事をまとめました。早く克服するためにも、ぜひ一緒にチェックしてみてください。

その1 ギャンブル依存症チェック

ギャンブル依存症の依存度をチェックするチェックリストや、完治までの方法をまとめています。

>> 「ギャンブル依存症のチェックリストと完治までの道知るべ」へ

その2 病院の探し方

ギャンブル依存症を治すための病院の探し方をすべて詳しくまとめています。

>> 「ギャンブル依存症を治すための病院の探し方徹底ガイド」へ

その3 正しい治療法

ギャンブル依存症の正しい治療法と注意点についてまとめています。

>> 「ギャンブル依存症は日本人の5人に1人。正しい治療法と注意点」へ

その4 パチンコで作った借金の返済方法

パチンコで作った借金の減らし方や返済の方法をまとめています。

>> 「パチンコ依存症で作った借金を減らして返す方法と注意点」へ

その5 主婦のパチンコ依存症

主婦がパチンコ依存症から抜け出す方法についてまとめています。

>> 「主婦がパチンコ依存症から抜け出す適切な方法と注意点」へ

 

8.まとめ

ギャンブルに依存してしまったのはもう過去のことです。ただ後悔していてもお金が戻ってくるわけでもありませんし、無駄にした時間を取り戻せるわけでもありません。

重要なことは、これから将来にわたってどうこの問題を解決していくか、ということです。家族の協力を得て、一日も早く借金を完済させ、平穏な生活を取り戻しましょう。

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