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海外でクレジットカードを使った時にかかる手数料とは|最もお得に海外旅行を楽しむ方法を解説

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海外で使うクレジットカード

「海外でクレジットカードを使った時にかかる手数料ってどれくらい?」

国内でクレジットカードを使っても手数料はかかりませんが、海外でカード払いを利用すると手数料がかかります。

この記事では、海外でクレジットカードを使った時にかかる事務手数料についてまとめました。

クレジットカード払いと現金を外貨に両替するのではどっちがお得なのか、外貨を現金で用意する最もお得な方法なども詳しくお話ししています。

ぜひ海外に行く時の参考にしてみてください。

1.海外でクレジットカードを使った時に関わってくる為替レート

為替レートは「1ドル=100円」のように日本円から外貨通貨、またはその逆の外貨通貨から日本円に両替する時に主に関わってきますが、海外でクレジットカード払いを利用した時にも関わってきます。

例えば米ドルが1ドル=120円の場合、日本円の6万円の価値は米ドルで500ドルになります。

6万円÷120円=500ドル

1ドル=80円の場合には、日本円の6万円の価値は米ドルで750ドルになります。

6万円÷80円=750ドル

日本円の額が小さいほど海外ではお得に買い物できることがわかります。(一般的に円高と言います)

もう少し詳しく見ていきましょう。例えば2018年1月25日の大手外貨両替相場の為替レートは次のようになっています。

外貨通貨為替レート
米ドル107.07
英ポンド144.43
ユーロ132.16
韓国ウォン8.92
香港ドル11.71
シンガポールドル78.99
タイバーツ3.08

(大手外貨両替相場 2018年1月25日 単位:円)

この日に日本円をアメリカドルに両替する場合の為替レートは「1ドル=107.07円」です。6万円を両替すると560.3ドルになります。

仮に翌日の為替レートで日本円が1円下がって「1ドル=106.07円」の場合、この日に両替すると565.6ドルです。

2018年1月25日 1ドル=107.07円
6万円÷107.07円=560.3ドル

2018年1月26日 1ドル=106.07円
6万円÷106.07円=565.6ドル

為替レートが1円下がる(円高)だけでも約5ドル変わることがわかります。

2.海外でクレジットカード払いをした時に適用される為替レート

海外でクレジットカード払いをした時に適用される為替レートを確認しましょう。

①適用される為替レートの決まり方

海外でクレジットカード払いを利用した場合、その日の為替レートが適用されるわけではないことには注意が必要です。

これにはクレジットカードの支払額が決定するタイミングが関係しています。

海外で利用したクレジットカードの支払額が決定するタイミングは、日本のカード決済センターに到着した日(購入日から2日〜4日後)です。

商品購入データが日本のクレジットカード会社に届くまでには多少時間がかかるため、海外でクレジットカード払いをした日の為替レートが適用されるわけではありません。覚えておきましょう。

なお、数日程度なので為替レートが大きく変動することはほとんどありません。

②カード会社の基準レート

どの為替レートを基準にしているのかは、使っているクレジットカードの国際ブランドによって異なることも覚えておきましょう。

国際ブランド基準レート
VISAVISAインターナショナル
MasterCardMasterCardインターナショナル
JCBJCBが定める
American Express外国為替相場情報からアメリカン
・エキスプレスが選択した銀行間
Diners Club指定金融機関の為替相場を基準

国際ブランドはクレジットカードの右下や左上に表記されています。次の楽天カードの場合は「VISA」が国際ブランドです。

国際ブランドを表すクレジットカード

3.海外でクレジットカードを使った時にかかる手数料

海外でクレジットカードを利用する場合には手数料もかかってきます。

クレジットカード会社によって「外貨取扱手数料」「為替手数料」「事務処理コスト」「海外取引関係事務処理経費」と様々な言い方をしますが、この記事では「事務手数料」という言い方で統一させていただきます。

事務手数料はクレジットカードの国際ブランドによって異なります。クレジットカードの5大国際ブランドの事務手数料は次の通りです。

国際ブランド事務手数料の利率*1
VISA1.63%
MasterCard1.63%
JCB1.60%
American Express2.00%
Diners Club1.30%

*1 カード会社によって異なる場合あり

例えばアメリカで100ドルの商品をVISAのクレジットカードで購入したとします。

適用された為替レートが「1ドル=107.07円」だった場合、事務手数料を含めた総支払額は10,881円になります。

100ドル×107.07円×1.0163%=10,881円

「商品購入額×為替レート×(1+事務手数料の利率)」=総支払額

商品自体の購入金額は100ドル×107.07円=10,707円ですが、事務手数料で174円かかる仕組みです。

事務手数料だけを計算する場合の計算式

「商品購入額×為替レート×事務手数料の利率」=事務手数料

4.クレジットカード払いと外貨に両替するのはどっちがお得?

海外でクレジットカードを利用する場合は事務手数料がかかります。外貨に両替する場合は両替手数料がかかります。

クレジットカード払いを利用するのと日本円を外貨に両替する場合ではどちらがお得なのでしょうか。米ドルのケースで比較してみました。

クレジットカード払いはVISAの「1ドル=109.779円」で計算、外貨への両替はみずほ銀行のレート「1ドル=108.72円」で計算しています。(共に2018年1月29日の為替レート)

クレジットカード払いを利用するのと日本円を外貨に両替する場合の差*クレジットカード払いの計算式
商品購入額×為替レート×(1+1.63%)=総支払額
*みずほ銀行で外貨に両替した場合の計算式
両替額×為替レート+両替額×両替手数料(1ドル=2.58円)=換金できる外貨

この表を見ると、みずほ銀行で日本円を外貨に両替した方が、300ドルでは80円、400ドルでは107円、1,000ドルでは268円しか変わりはありません。

この日の為替レートだけで考えると、できるだけ手数料の負担を減らしたいなら外貨に両替した方が良いですが、毎日為替レートは変動します。

クレジットカード払いの為替レートは数日後にしかわからないため、そこまで手数料を気にする必要はないでしょう。

「海外旅行中に高額な現金を持ち歩くことに不安を感じる方」や「ポイントを貯めたい方」はクレジットカード払いをメインに、現金主義の方は外貨に両替する考え方がおすすめです。

5.外貨を現金で用意する最もお得な方法

クレジットカードにキャッシング枠が付いている場合は海外のATMから現地通貨を用意することができます。

クレジットカードキャッシングならカード会社への事務手数料はかかりませんし、銀行の両替手数料よりもキャッシングでかかる利息の方が少ないため、外貨を現金で用意するなら断然お得です。

クレジットカードキャッシングで外貨を用意し、30日後に返済する場合の利息額と、銀行の両替手数料を比較してみましょう。(米ドルのケースで計算)

キャッシングの場合は「30日間の利息額+ATM手数料216円」、外貨への両替する時の両替手数料はみずほ銀行の「1ドル=2.58円」で計算しました。(為替レートは1ドル=108.02円で計算)

キャッシングの両替コストと銀行の両替手数料の差額*クレジットカードキャッシングの利息額の計算式
キャッシング額(米ドル)×為替レート×金利年18.0%÷365日×30日間=30日間の利息額
*みずほ銀行で外貨に両替する場合の両替手数料の計算式
両替額×両替手数料(1ドル=2.58円)=両替手数料

300ドルを両替した時は75円、400ドルは171円と少額の差ですが、1,000ドルでは752円も差が出ることがわかります。

参考までに、外貨を用意するために実際にかかる日本円の総額は次の通りです。

外貨を用意するために実際にかかる日本円と銀行で両替した金額の差額*キャッシングはJCBの「1ドル=109.02円」、外貨への両替はみずほ銀行のレート「1ドル=108.72円」で計算(共に2018年1月29日の為替レート)

いずれにせよ、キャッシングをしてから30日間程度で返済できるなら、銀行で外貨に両替するより現地のATMからキャッシングする方がお得です。

高額な現金を持つことなく「必要な時に必要な外貨」を手にすることができるので、余分な費用を減らしたい、もしくは多額の現金を持ちたくない場合はクレジットカードキャッシングを上手く活用すると良いでしょう。

ただし、キャッシングはお金を借りる行為なので、借入日数が長くなるにつれてその分の利息も増えていきます。

今回は30日間の利息額で比較していますが、返済までにそれ以上の日数がかかってくると銀行の両替手数料よりも高くなるケースがあります。

無駄な利息を減らすためにも帰国後できるだけ早く繰上げ返済をすることをおすすめします。(キャッシングしたお金は繰上げ返済で早く返すことが可能)

6.海外でクレジットカードを使う3つのメリット

海外でクレジットカードを使うメリットを見てみましょう。

メリット1 高額な現金を持ち歩かなくていい

海外でクレジットカードを利用する場合、高額な現地通貨を持ち歩かなくていいメリットがあります。

出張や旅行などで高額な通貨を持っていて紛失や盗難などのトラブルがあった場合、失ったお金が戻ってくることはほぼありません。

クレジットカードなら紛失や盗難があった場合でも海外旅行損害保険が付帯しているため、仮にトラブルがあっても利用停止や補償をしてくれます。

日本円で1,000円以上ならほとんどの海外店舗でクレジットカード払いはできるので、できるだけクレジットカードを利用すると良いでしょう。

なお、チップや現地の屋台などはカード払いできない場合もあるので、多少の通貨は用意しておくと安心です。

メリット2 ポイントが貯まる

海外でクレジットカードを使ってもポイントは貯まります。

クレジットカードの種類によって異なりますが、日本で利用するよりも海外の方がポイント2倍のように高く付くカードもあります。

クレジットカード払いができる金額が決まっている場合もありますが、日本円で1,000円以上ならほとんどの国でクレジットカードが利用できるので、通貨を使うよりもお得です。

メリット3 トラブルがあった時に付帯サービスで補償される

多くのクレジットカードには海外旅行損害保険サービスが付帯しています。

万が一紛失や盗難などのトラブルがあり、そのカードが不正利用されたとしても、クレジットカード会社が補償してくれるため安心です。

海外に行く予定がある場合は事前に海外旅行損害保険のサービス内容を把握しておきましょう。

なお、クレジットカード番号や利用期限をメモして保管しておくことで仮にトラブルがあった際、クレジットカード会社とのやり取りがスムーズです。

7.海外でクレジットカードを使う2つのデメリット

海外でクレジットカードを使うデメリットを見ていきましょう。

デメリット1 利用できないケースがある

海外旅行先の屋台やタクシー、電車、チップなどはクレジットカードが利用できないことがあります。

店舗によって異なりますが、支払金額が数百円程度のケースでは現金が必要になるため、多少の現地通貨は持ち合わせておくと良いでしょう。

デメリット2 海外ショッピング損害保険が補償されないケースがある

ほとんどのクレジットカードには海外ショッピング損害保険が付帯しています。

海外で購入した商品の破損や盗難、スキミングなどにより不正利用があった場合、海外ショッピング損害保険で補償されます。

しかし、有効期限が過ぎてしまうと補償されないことがデメリットです。

海外で安心してクレジットカードを利用するためにも次の条件を確認しておきましょう。

⑴有効期限内に手続きが完了していること

海外ショッピング損害保険には補償期間があります。主に商品購入日や不正利用された日から90日間 までに手続きが行っていることが条件になります。

クレジットカードの種類によっては、商品購入日や不正利用された日から180日間 まで有効のカードもあります。

⑵自動付帯か利用付帯の対象であること

自動付帯の場合はクレジットカードを持っているだけで補償の対象になりますが、利用付帯はそのカードで支払いをしていることが条件になります。

海外に行く際には持っているクレジットカードの付帯内容と利用条件を確認しておくようにしましょう。

8.クレジットカード決済の3つの注意点

クレジットカード決済の注意点を確認していきましょう。

注意1 クレジットカード支払時に現地通貨を選択する

海外の空港、免税店や一部の店舗では、クレジットカード払いをする時に現地通貨払いか日本通貨払いのいずれかを選択できます。

日本通貨払いだと割高になる可能性があるため、できるだけ現地通貨払いを選択しましょう。

日本円払いの場合、店舗が契約している決済会社が独自で10%前後の事務手数料を設定しているため、現地通貨払いよりも割高な請求額になります。

それに対し、現地通貨払いはクレジットカード会社が決めた為替レートと事務手数料1.3%~2.0%により日本円の請求金額が決まります。

全ての店舗ではないですが、支払通貨の選択は店舗側が勝手に決めることはできないため、購入者が選択することになります。

現地通貨払いになっているか日本通貨払いになっているかは、レシートの通貨項目欄を見れば簡単にわかります。

「JPY」の記載がある場合は日本円払いになっているので、サインはせずスタッフに伝えて現地通貨払いにしてもらうことをおすすめします。

なお、国際ブランドのアメックスは必ず現地通貨払いになるため、手数料の変動は無く安心して利用できます。

注意2 支払時に金額が間違っていないかを確認する

海外でクレジットカード払いをした時は必ず金額が間違っていないかをその場で確認し、誤りがなければサインをするようにしましょう。

仮に帰国後に金額が合わないことに気がついても、泣き寝入りするだけになってしまいます。

クレジットカードの種類によってはショッピング補償が付帯しているものもありますが、カード会社とのやり取りをする手間は必ずかかってきます。

レシートをもらっていないとショッピング補償が受けられないことがあるため、必ずもらうようにしましょう。

注意3 支払額が確定したら請求額とレシートを確認する

クレジットカードの支払額が確定した場合、ネット上の会員ページか利用明細が送られて来ます。レシートと請求額が間違っていないか必ず確認しましょう。

特に身に覚えのないお店の請求やスキミングによる不正利用などがないか確認しておくと安心です。

利用日から数日間経つとショッピング損害補償などの付帯サービスが使えなくなるので、仮に請求額に誤りがあった場合はすぐにクレジットカード会社に問い合わせしましょう。

9.海外利用でおすすめのクレジットカード

海外利用でおすすめのクレジットカードをご紹介します。

海外旅行損害保険の補償金額や国際ブランドなどを確認して選んでみてください。

<三井住友VISAゴールドカード>

三井住友VISAカード(プライムゴールド)

  • ネット申込で年会費初年度無料、次年度10,000円+税、最大4,000円+税まで割引有り
  • 国際ブランド:VISA・MasterCard
  • 新規入会・利用で最大10,000円キャッシュバック
  • 全国28ヶ所の空港ラウンジが無料で利用可
  • 最高5,000万円の国内外旅行損害保険が付帯
  • 最高300万円のショッピング補償が付帯

<アメリカン・エキスプレス®・カード>

アメリカン・エキスプレス®・カード

  • 年会費12,000円+税
  • 国際ブランド:American Express
  • 入会後6ヶ月以内の利用で最大15,000ポイントがもらえる
  • 対象提携店の利用で最大10倍のポイントが貯まる
  • ポイント有効期限なし
  • 国内空港ラウンジ無料(同伴者1名も無料)
  • プライオリティ・パス付き(世界中の空港ラウンジ無料サービス)
  • 手荷物無料宅配サービスなどのエアポート・サービス付き
  • コンシェルジュが365日24時間対応(レストラン予約、旅行プラン、ギフト提案など)
  • ネット上での不正使用による損害を全額補償
  • 国内外のカード購入商品の破損・盗難などの損害は年間500万円まで補償
  • カード購入商品の返品で購入店が受け付けない場合、購入金額を全額返金
  • 最高5,000万円の国内外旅行損害保険が付帯

<ダイナースクラブカード>

ダイナースクラブカード

  • 年会費22,000円+税
  • 国際ブランド:Diners Club
  • 利用金額に一律の制限がない
  • ポイント有効期限なし
  • グルメ、旅行などの優待サービスがある
  • 国内外600ヶ所以上の空港ラウンジ無料
  • 最高1億万円の国内外旅行損害保険が付帯
  • カード購入商品の破損・盗難などの損害は年間500万円まで補償

<Mastercard Titanium Card – ラグジュアリーカード>

Mastercard Titanium Card - ラグジュアリーカード

  • 年会費50,000円+税
  • 国際ブランド:MasterCard
  • 国内利用で最大5倍のポイントが貯まる
  • 海外利用は常に2倍のポイントが貯まる
  • コンシェルジュが365日24時間対応(レストラン予約、旅行プラン、ギフト提案など)
  • グローバル・ラグジュアリーホテルのアップグレードなどの優待サービス
  • プライオリティ・パス付き(世界中の空港ラウンジ無料サービス)
  • 国内空港ラウンジ無料(同伴者1名無料)
  • 国際線手荷物宅配無料
  • 空港リムジン・トラベルクレジット付き(次回旅行予約時に利用できる割引制度)
  • 最高1,2億万円の国内外旅行損害保険が付帯
  • 航空機遅延保険付き

<楽天ゴールドカード>

楽天ゴールドカード

  • 年会費2,160円
  • 国際ブランド:MasterCard・JCB・VISA
  • 国内空港ラウンジが無料
  • ポイント還元率は1.0%
  • 楽天グループで利用するとSPU(スーパーポイントアッププログラム)でいつでも5倍のポイントが貯められる
  • 最高2,000万円の海外旅行損害保険が付帯

<Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD>

オリコカード ザ ポイント プレミアムゴールド

  • 年会費1,950円
  • 国際ブランド:MasterCard
  • ポイント還元率は常に1.0%以上
  • 入会後6ヶ月間はポイント還元率が2.0%
  • オリコモールを利用すると1.0%ポイント加算
  • 電子マネーを利用すると0.5%ポイント加算
  • 最高2,000万円の海外旅行損害保険が付帯
  • 国内外の提携ホテル、飲食店などでは優待価格で利用できる

10.まとめ

国内でクレジットカードを利用しても事務手数料はかからないですが、海外でカード払いをするとかかってきます。

海外で購入した明細書を見たとき、金額が合っているか確認できるように念のため計算方法や事務手数料を覚えておくと良いでしょう。

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