クレジットカードを紛失した時の正しい対処法|早期対処で不正利用を未然に防ごう

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クレカを無くしてしまった女性

「クレジットカードを無くしてしまったらどうすればいいの?」

最優先にやるべきことは、カード会社に電話をしてカードの利用を停止してもらうことです。連絡が遅れたりすると不正利用される可能性は高まってしまいます。

クレジットカードが紛失してしまうと不安な気持ちになりますが、対処が速やかだと大きな損害も防ぐことができるため、冷静に行動する必要があります。

この記事では、クレジットカードを無くした時の正しい5つの手順や再発行したクレジットカードが手元に届いたらやるべきことなどをまとめました。

国内と海外でクレジットカードを紛失してしまった時の緊急連絡先なども公開していますので、まずは利用していたカード会社に電話をして対処しましょう。

1.クレジットカードを無くした時の正しい5つの手順

クレジットカードを無くしてしまった時の正しい手順を見ていきましょう。

手順1 カード会社に速やかに電話する

クレジットカードを無くしてしまった場合、真っ先にカード会社の紛失・盗難専用ダイヤルに電話をして、カード利用停止依頼をしましょう。(カード会社は24時間365日電話に対応、海外はカード会社によって異なる)

銀行のキャッシュカード一体化のクレジットカードの場合は銀行にも連絡を入れる必要があります。

カード会社に電話をしておけば、万が一、盗難者や拾った第三者が不正利用しようとしてもカードの利用はできなくなります。

手順2 警察に紛失・盗難届けの手続きをする

カード会社に連絡後は警察や交番に行き、「紛失届け・盗難届け」の手続きを行いましょう。手続きが受理されると「受理番号」を教えてもらえます。

受理番号はクレジットカード再発行時に必要なので、メモや携帯などで管理しておきましょう。

警察に行く時間がない場合は、都道府県の警察ホームページ(電子申請)から紛失や盗難届けの手続きができます。

手順3 カード会社に再度電話する

紛失・盗難届けが受理されたら再度カード会社に電話をして、届出が受理されたことを伝えましょう。カード会社は次に対処することを教えてくれます。

手順4 カード再発行の手続きを行う

再度クレジットカードを使うためには、カード再発行の手続きをする必要があります。再発行の手数料は無料のカード会社もあれば、2,000円程度かかるところもあります。

手続きをすると1週間〜2週間程度で必要書類が自宅に送られてくるので、用紙に記入後、カード会社へ返送します。

その後さらに1週間〜2週間程度で新しいクレジットカードが届き、利用できるようになります。

なお、クレジットカードを再発行する際、カード会社は利用者の利用実績(クレジットヒストリー)を確認するため、普段から利用料金は忘れずに支払っていきましょう。

カードの支払いで「何度も遅延や延滞をしている」「金融事故がある」場合は、再発行できないことがあるからです。

手順5 不正利用があった場合は紛失・盗難保険の補償を受ける

万が一、紛失・盗難による不正利用があった場合、過失がない時は紛失・盗難保険を受けられます。

カード会社に紛失・盗難があったことの電話連絡をすれば届け日の60日前以降に発生した損害額の補償が受けられます。

2.クレジットカード緊急連絡先一覧(国内・海外別)

利用者の多いクレジットカードの紛失・盗難専用ダイヤル(電話番号)を国内と海外に分けてご紹介します。

特に提携カードを利用している場合は「国際ブランド・カードの種類」によって連絡先が異なるため、自分が使っているカードの種類は把握しておきましょう。

例えばANAカードの提携先は「VISA・MasterCard(三井住友カード)」「JCB」「ダイナース」「アメックス」の4つあるので、対象カードの専用番号に電話します。

(カード会社は「あいうえお順」で並べています。(*1)専用ダイヤルページに移動するので、対象カードや国を選択してください。)

 国内専用海外専用
ANAカード対象カードによって
連絡先が異なる(*1)
対象カードによって
連絡先が異なる(*1)
アメックスカード0120-020120対象カードによって
連絡先が異なる(*1)
イオンカード0570-079-110043-331-0100
エポスカード03-5340-3333国によって異なる(*1)
MUFGカード
(UFJカード)
対象カードによって
連絡先が異なる(*1)

対象カードによって
連絡先が異なる(*1)
オリコカード・0120-828-013
・0570-080-848
81-11-700-2952
JALカード対象カードによって
連絡先が異なる(*1)

対象カードによって
連絡先が異なる(*1)

JCBカード0120-794-082国によって異なる(*1)
セゾンカード・0120-107-242
・0570-064-107
国によって異なる(*1)
セディナカード対象カードによって
連絡先が異なる(*1)

国によって異なる(*1)
ジャックスカード0120-996-21181-3-6758-0707
ダイナースカード0120-074-02481-3-6770-2796
ニコスカード0120-159-674国によって異なる(*1)
三井住友カード0120-919-45681-3-6627-4067
ヤフーカード・0120-71-5971
・092-474-9195
81-92-474-9195
UCカード東京
03-6688-7669
大阪
06-7709-8500
国によって異なる(*1)
ライフカード0120-22533181-3-3431-1037
楽天カード・0120-86-6910
・092-474-9256
81-92-474-9256

3.海外でクレジットカードを紛失した時の対処法

海外でクレジットカードを紛失、もしくは盗難にあった場合も、すぐにカード会社に電話をして紛失をしたことを伝えましましょう。ほとんどのカード会社は24時間365日で対応しています。

利用停止の依頼をした後、現地の警察に行き、「盗難・紛失届証明書」を受け取ります。

ツアーで海外に行っている場合はガイドや現地スタッフの方と一緒に警察に行ってもらうように頼みましょう。

単独で海外に行っている方でも警察に行って「Lost a creditcard(ロスト・ア・クレジットカード)」と伝えれば、マニュアル通りに対応してくれるので安心です。

クレジットカードの中には、緊急で現地にカードが届くように手配ができる「海外専用緊急再発行カード」があります。緊急再発行に対応しているクレジットカードは次の3つです。

  • 三井住友VISAカード
  • JCBカード
  • 楽天カード

残りの滞在期間中にクレジットカードがないと困る方は海外専用緊急再発行カードの手続きをしましょう。

受け取りまでは2〜5営業日で発行手数料は無料〜10,000円+税かかります。

クレジットカードを利用しなくても大丈夫な場合は、帰国後に再発行することをおすすめします。

緊急再発行に対応していないカードを紛失した場合、どうしても残りの海外滞在が不自由になるようであれば大使館・領事館に相談しましょう。

4.再発行したクレジットカードが手元に届いたら必ずやるべき4つのこと

再発行したクレジットカードが手元に届いたら必ずやるべきことをご紹介します。

①クレジットカードの裏面に自筆でサインをする

クレジットカードが自宅に届いたらカードの裏面に自筆でサインをしましょう。

サインがないとお店で利用できないこともありますし、カード付帯の保険対象外になってしまいます。

ボールペンや水性ペンだと消すことができてしまうため、できるだけ消えないペンで書くようにしましょう。

②カード決済にしていた支払いの登録内容を変更する

ガスや水道代、ネットショッピングで登録していたクレジットカード情報を再発行したカードの番号に変更しましょう。

自動的に変更されるわけではないため、未変更のままだと決済がされず滞納になってしまいます。

③クレジットカードの管理をする

頻繁にカードを利用している場合は紛失や盗難があるとすぐに気がつくことができますが、「カード所有数が多い」「利用明細やWEB明細をあまり見ない」場合は紛失や盗難があったとしても気がつくのが遅くなることがあります。

使っているカードは日頃から利用明細もチェックをして、万が一不正利用があったとしても気がつけるようにしておきましょう。

④出てきたクレジットカードは処分する

クレジットカードを再発行した後、紛失や盗難したカードが手元に戻ってきた場合、利用することはできないのでICチップを含めハサミやシュレッダーで処分しましょう。

以前のカードが戻ってきたら紛失や盗難届けを出した警察や交番に電話することも忘れないようにしましょう。(警察から戻ってきた場合は不要)

5. 紛失・盗難保険が補償されない4つのケース

クレジットカードには紛失・盗難保険が付帯しています。紛失や盗難による不正利用があった場合でも、カード会社が被害額を補償してくれます。

ただし、次の5つのケースに当てはまる場合は補償が受けられないことがあるので注意しましょう。

ケース1 紛失・盗難があったことの連絡が遅れた場合

紛失・盗難保険の補償を受けるには次の2つの手続きが必要です。

  • 紛失・盗難届けの手続きを行う(受理番号の取得)
  • 不正利用があった日から60日間までに「カード会社に連絡」「カード会社の受理」がされている

不正利用があったことに気づかなかったり、電話連絡が遅れてしまうと被害額は補償されないため、紛失や盗難があった際には速やかにカード会社へ電話連絡しましょう。

楽天カード紛失・盗難保険の条件

(出典:楽天カード紛失・盗難保険の条件)

ケース2 重大な過失がある

「わざと紛失した」「知人に盗難をさせて不正利用を働いた」「重大な過失があった」などの場合は補償を受けられないこともあります。

  • わかりやすい「1111などのゾロ目・誕生日」の暗証番号にしていた
  • カード裏面に自筆のサインがなかった
  • 家族が勝手に利用していた

このような場合、カード会社は「本人に過失がある」と判断するため、保険対象外になることもあります。

特に子供がいる場合、お子さんが勝手に利用していたケースは多く見られるので、管理には十分注意しましょう。

ケース3 天災時に起こった不正利用

地震や津波などの天災があった場合の紛失・盗難保険は補償の対象外になります。

天災による紛失・盗難があった場合は、不正利用されないようにすぐにカード利用停止の手続きをしましょう。

なお、天災時でも対応している保険もあり、追加で付けることができますが、カード会社と提携している保険会社の保険になるため、余分にお金がかかると覚えておきましょう。

ケース4 キャッシング枠の不正利用

ショッピングによる不正利用された場合の紛失・盗難保険は保証されますが、「キャッシング」による被害は保険対象外になります。

第三者がキャッシングをする場合、「クレジットカードの現物」と「お金を引き出す時の暗証番号」が必要になります。

暗証番号が知られてしまうことは「本人に過失がある」「管理が適切ではない」と判断されてしまうため、キャッシングの紛失・盗難保険は保証されません。

6.紛失・盗難によってクレジットカードが悪用される2つのケース

紛失・盗難によってクレジットカードが悪用されるケースを見ていきましょう。

ケース1 スキミング行為

スキミングとは、カード決済時にクレジットカード裏面の磁気ストライプの記録情報を読み取られてしまう犯罪行為のことです。

盗み取った情報から偽造カードを作られてしまい、そのカードを利用されると使ってない請求が来ます。

クレジットカードの「ICチップタイプ」のカードはスキミングを防げるので、悪用されないためにも「ICチップタイプ」のカードを利用していきましょう。

三井住友VISAカード、ICカード(出典:三井住友VISAカード、ICカード

特に海外に行く際はスキミング行為をされないためにも「ICチップタイプ」のカードを2、3枚持っていくことをおすすめします。

ケース2 フィッシング行為

フィッシングとは、悪用者によって作られたサイト上からカード情報を盗む犯罪行為です。

「カード会社・銀行などの金融機関」の偽装メールが届いた時に外部サイトに誘導する方法と、SNSやネット掲示板から外部サイトに誘導する2つのケースが多いです。

誘導サイトは、カード会社や銀行などの公式ホームページにそっくりなデザインやURLになっていたりと非常に巧妙な手口でカード情報を盗もうとしてきます。

クレジットカード利用者がフィッシングを防ぐためには次の2つあります。

①外部サイトに誘導された時は「個人情報・カード情報」の入力はしない

クレジットカード会社や銀行から届くメールの場合、本人が変更依頼をしない限り、「カード番号・暗証番号・個人情報」を要求することは一切ありません。

急に来たメールで「個人情報の入力」をうながす場合は怪しいと判断し、絶対に入力はしないでください。

②個人情報を入力する画面で「SSL証明書の鍵マーク」がない場合は入力しない

クレジットカード情報を入力するページは、「SSL」によって暗号化されます。

アドレスバーに表示されているURLが「https://」であること、鍵マークが表示されていることの2つを確認して下さい。

jcbフィッシング防止法(出典:jcbカード、フィッシング防止例

フィッシング詐欺をする犯人の手口は日々進化していますので、被害に遭わないためにも、この2つの知識は覚えておきましょう。

7.まとめ

クレジットカードを紛失や盗難にあった場合は、早急にカード会社に電話連絡をして利用停止を依頼しましょう。落ち着いて冷静に対応することが必要です。

万が一、不正利用された場合は紛失・盗難保険が付帯しているので安心ですが、保険の適用外にならないように紛失・盗難届出は必ず行うようにしましょう。

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