
クレジットカードとカードローンは、見た目は同じカードのように思えますが、その機能や性質に大きな違いがあります。
それぞれの特徴を知っておくことで、新規の審査にも通過しやすくなりますし、より便利に利用ができるようになります。
この記事では、クレジットカードとカードローンを比較し、それぞれの違いについて詳しくまとめました。
クレジットカードとカードローンの違いをしっかりと理解して利用しないと、後になって不都合な場面に遭遇することがあります。申込の前に確認しておきましょう。
もくじ
1.クレジットカードとカードローン8つの違い
クレジットカードとカードローンを比較してみると、その機能や目的に大きな違いがあります。ショッピング機能や利用目的、発行目的などの違いについて見てみましょう。
違い1 ショッピング機能
クレジットカードにはショッピング機能がありますが、カードローンにはショッピング機能がないので、カードローンでは商品を直接購入することはできません。
クレジットカードはカード会社が商品代金を立て替えるので、商品を購入する際に現金を支払わなくても商品を手にすることができます。カードローンは商品を直接購入することができませんが、お金の借入をするのに便利です。
違い2 利用目的
クレジットカード会社から発行されるクレジットカードは、ショッピングの支払いに使ったり、キャッシング枠があるものはキャッシングをすることができます。
それに対し、消費者金融や銀行のカードローンは、お金の借入のための利用が目的となります。
クレジットカードもキャッシングサービスを利用して現金の借入が可能ですが、利用限度額内での設定となっているため、カードローンのような高額な借入はできません。
簡単に言えば、クレジットカードは商品を購入する際に利用するカードで、カードローンはお金を借りるために利用するカードということです。
違い3 発行元
クレジットカードはクレジットカード会社から発行され、カードローンは申込をした銀行や消費者金融会社から発行されます。発行元が違っていると、年会費や金利、返済方法などに大きな違いが出てきます。
違い4 年会費
クレジットカードは種類によっては年会費がかかるものがありますが、カードローンは年会費がかかりません。ただし、クレジットカード機能や保険機能などの付加機能がある場合には、カードローンでも年会費を徴収される事があります。
一般的に、カードローンに最初から付加機能が付いていることは少ないので、申込時にしっかりと要項を確認しましょう。
違い5 返済方法
クレジットカードは基本的に翌月一括払いですが、カードローンは毎月の約定日に決められた金額を返済するので、返済方法の面で違いがあります。
カードローンの主な返済方法は、自動引き落とし、インターネット返済、ATM返済、コンビニ返済、銀行振込み返済などがあります。
自動引き落としは、指定の銀行口座から自動的に返済を行う方法で、返済日に預金残高があれば確実に返済することができます。
ATM返済は専用ATMから支払う方法で、手数料無料のものが多いというメリットがあります。毎月一回、定期的に返済を行う必要があるため、お金を借りた人が一番返済しやすい方法を選びましょう。
手数料は108円や216円と少額だとしても、積み重なると負担がどんどん大きくなりますので、手数料無料の返済方法を選ぶことをおすすめします
違い6 金利
クレジットカードのキャッシングの金利は18%が基本ですが、カードローンは消費者金融が大体年4.5%〜18.0%、銀行系カードローンは年3.0%~14.5%となります。
カードローンはマイカーローンや住宅ローンなどに比べて金利が高くなりますが、銀行カードローンは消費者金融系よりも金利が低いのが一般的です。
現在では利息制限法に沿った金利になっているため、消費者金融系カードローンもクレジットカードのキャッシングも、金利は年18%になることが多いですが、住宅ローンの金利と比べると10倍以上になります。
カードローンは、設定金額の範囲内で繰り返し利用することができて便利なため、その利便性の良さと短期間融資、低金額という特性から高金利に設定されています。
違い7 上限額
クレジットカードもカードローンも審査によって上限額が決まりますが、まとまったお金を借りたいときにはカードローンの方が多く借入することができます。
カードローンは利用限度額が500万円となっているものが多いですが、融資可能額は審査によって決まります。最初は利用実績がないため、限度額は30万円から50万円程度になることが多いです。
クレジットカードのキャッシング枠は一般的に20万円から30万円程度で、ゴールドカードでも最大で100万円ぐらいまでになります。
また、消費者金融系カードローンの場合、総量規制という年収の3分の1までしか利用できない法律がありますので、その点は注意が必要です。銀行カードローンは銀行法が適用されますが、同じく借りられても年収の3分の1程度になります。
利用目的が決まっていている場合は、目的別のローンを利用したフリーローンの方が大きな金額を借りられる可能性があります。
違い8 適用される法律
クレジットカードのショッピングは割賦販売法、クレジットカードのキャッシングは貸金業法、カードローンは貸金業法、銀行カードローンは銀行法と、適用される法律がそれぞれ異なっています。
どちらもお金を貸すのは同じですが、商品の立替払いと現金の貸し出しと言う意味で法律が異なっています。
2.クレジットカードの方がお得な人
クレジットカードとカードローンの違いを比較してみると、クレジットカードの方がお得な人がいます。商品購入や海外旅行という観点から、どんな人がお得になるのか見てみましょう。
①商品購入がメインの人
商品購入がメインの方の場合、クレジットカードを利用する方がお得です。クレジットカード会社から発行されるクレジットカードは、ショッピングの支払いに使ったり、キャッシング枠があるものはキャッシングをすることができます。
クレジットカードを利用して一括払いで商品を購入すれば利息がかかりませんし、分割払いでも支払い回数によりますが、クレジットカードの方がお得になります。
②海外旅行に行く人
クレジットカードは日本だけでなく海外でも使えますし、海外でキャッシングして現地通貨を調達することもできるので、海外旅行に行く人に適しています。
海外旅行でクレジットカードを利用すると、万一の病気やケガを補償できる付帯保険がついていたり、不正利用されても補償されるなどのメリットがあります。
海外では身分証明書になりますし、購入した商品の破損や盗難の補償、提携ショップで安く商品を購入したり、利用に応じてポイントが貯まったりします。
一方、カードローンは海外では使うことができず、このようなサービスを受けることはできません。
海外旅行で利用する可能性のある方や、海外への出張や海外で商品を購入する予定のある方は、クレジットカードの利用でたくさんのメリットが得られます。
③クレジットカードもカードローンも初めての人
クレジットカードもカードローンも初めての方の場合、クレジットカードを契約する方がお得になります。
現金主義で、これまで一度もカードを作ったことがなく、全ての物を現金で買っている方は、個人信用情報機関に利用履歴が無く、情報が登録されていない状態となっています。
この状況は、過去に金融事故を起こし、そのデータが抹消されたばかりのブラックだった人と同じデータとなります。
カードローン会社側からすれば、その人の支払い能力や信用度判断しきれない未知数という状況になり、警戒せざるを得ないため、カードローンの審査に通らない可能性もあります。
一度も取引実績がなくカードローンの審査に通りにくい場合は、クレジットカードを先に利用して少しでも取引実績を作るようにおすすめします。
3.カードローンの方がお得な人
カードローンを利用する方がお得な人がいます。急な出費でお金を借りるという観点から、お得になる理由を見てみましょう。
①お金を借りたい人
お金を借りたい方の場合はカードローンを利用する方がお得になります。
カードローンの目的は、そもそもお金を借りることにあります。カードローンを利用して現金を借入できますので、商品の購入はもちろん、借入した現金で商品購入以外の目的にも利用することが可能です。
結婚式のお祝いや弔事での香典、海外旅行やブランド品の購入など、何にでも利用できるというメリットがあります。カードローンは利用限度額以内であれば、何度でも繰り返しお金を借りることができますし、コンビニのATMなど多くの場所で利用できて便利です。
クレジットカードの場合には、キャッシングで使える金額に限度がありますので、お金を借りたい方の場合には、カードローンをおすすめします。
②急な出費でお金が必要な人
急な出費でお金が必要になった時には、カードローンの方が便利に利用できます。
クレジットカードは審査やカード発行に時間がかかりますが、カードローンは最短即日で利用することができるので、急な出費でお金が必要な人はカードローンの方が利便性が高くなります。
希望限度額が50万円以内であれば、ほとんどの消費者金融カードローンに収入証明書不要で申込をすることができます。
50万円は大金ですが、家族で海外旅行に出かけたり、ブランド品やアクセサリーの購入、冠婚葬祭の費用などで、あっという間に必要になる金額です。
50万円以内の借入であればそれほどハードルは高くないので、保証人や担保は不要で、身分証明書だけ準備すれば、即日で融資を受けることができるでしょう。
急な出費でお金が必要になった時には、カードローンの利用をおすすめします。
4.クレジットカードとカードローンの審査の違い
クレジットカードもカードローンも、利用するには申込をして審査に通過する必要がありますが、審査項目は基本的に大きな違いはありません。
ただし、カードローンはお金の貸出しが目的で、クレジットカードは商品代金の立替が目的なので、審査の考え方が異なっています。
カードローンの審査では安定した収入のある方が申し込めますが、クレジットカードの審査では収入のない専業主婦や学生でも申し込むことができます。
例えば、学生専用クレジットカードは収入の無い学生に対しても発行しますが、カードローンでは収入が無い学生に対して審査を行なうことはありません。
なお、クレジットカードにキャッシング枠を付けると貸金業法が適用されるため、審査が少し厳しくなります。
5.クレジットカードとカードローンの注意点
クレジットカードとカードローンの両方を作る際には、多重債務につながっていくリスクが高くなるため注意が必要です。
商品を購入する時にはクレジットカードをお得に利用し、現金が必要な時にはカードローンで現金が借入できてそれぞれにメリットがありますが、クレジットカードとカードローンの2重持ちはできるだけ避けることをおすすめします。
2重持ちをすると、クレジットカードとカードローンの2つを返済する必要があるため、返済がとても大変になり、強い自制心が無いと多重債務に陥る入口となってしまいます。
そうなると、今後マイカーローンや住宅ローンなど大型のクレジットの審査に通らない原因になってしまう恐れがあります。自分の状況はどちらのカードが適しているかをよく考えて、返済の計画もしっかりと立てるようにしましょう。
6.初めての方におすすめのカードローン|比較
初めての方におすすめのカードローンを比較してご紹介します。お金を借りるのが目的の方はこの中から申込をしてみてください。
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7.まとめ
クレジットカードは現金がなくても商品を購入できるというメリットがありますが、現金が必要な時にはカードローンの方が優れていると言えるでしょう。
クレジットカードもカードローンもすべて借金なので、多重債務者にならないように返済の計画はしっかりと立てるようにしましょう。結果として、何を目的として利用するかで優位性が発揮されますので、自分の必要に合わせて便利に利用しましょう。