今から行動できる買い物依存症の正しい治療法と注意点

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買い物依存症

買い物依存症という言葉を聞いたことがあるでしょうか。誰にでも欲しいものがありますし、それを手に入れることができれば嬉しいでしょう。

しかし、欲求を抑えられずに自分の購入できる範囲を超えて買い物を続けてしまい、借金を背負ってしまうと大変です。

今回は買い物依存症を自分で克服したい人はもちろん、家族や恋人の買い物依存を治療したいという方に向けても記事を書きました。ぜひ確認していただいて、完治を目指していただければと思います。

1.今日から始める買い物依存症の治療方法

買い物依存症への対策として挙げる、以下の2つは自分でできる段階の対策、最後の1つは専門家を頼る対策です。

対策1 家計簿をつける

家計簿をつける

自分の収入と支出をきちんと把握しておきましょう。通常買い物は、自分の収入から必要な経費を差し引いた残りから捻出するものです。

毎月何にどの位使っているのかを、きちんと記録して把握しておけば、いざ買い物をする際にも、「今月はこの位までなら使えるな」と自然に予算が思い浮かぶはずです。

対策2 カード払いをできるだけやめる

カード払いはできるだけやめる

買い物依存症の人がなぜ湯水のように浪費できてしまうかといえば、現代では誰もが使っているクレジットカードが原因となっているケースもあります。

カードは現金の持ち合わせがなくても簡単に買い物ができ便利ですが、逆に言えば何でも簡単に支払うことができてしまうため、衝動買いに結び付きやすいのです。

ネットでショッピングをする際にも、カードを登録してワンクリックで買えてしまうのでなおのこと危険です。衝動買いの自覚がある人は、カード払いではなく、銀行振り込みやコンビニ支払いを選択し、いったん買い物を再考する余地を残しておくようにしましょう。

対策3 病院へ行く

病院へ行く

自分で策を講じても買い物がどうしてもやめられない人は、依存症である可能性が高いです。何かの不安から、それを買い物で得られる満足感で解消しようとしていることが原因として考えられます。

これは病院に行って適切な治療を受けるのが一番の近道です。買い物依存症で悩む人のための専門外来のある病院もあるので、以下のチェック項目を見て、心当たりのある方は一人で悩まずに医師に相談してみましょう。

2.買い物依存症を確認する10のチェック項目

買い物依存症チェック

以下の10のチェック項目を見て、自分や大切な人が買い物依存症に当てはまっているのかを確認してみましょう。

  1. 買い物をすると、気持ちが晴れてストレスから解放されたと感じる。
  2. 一つ買うだけでは気が済まず、その商品と同じようなものを複数買ってしまう。
  3. 店員さんに褒められると、嬉しくなって予定外の商品もつい買ってしまう。
  4. 手持ちに現金がなかったら、カードで借金してでも買ってしまう。
  5. 安い商品では満足できなくなり、高い商品にだんだん手が伸びてしまう。
  6. 買い物をやめようとすると、精神的につらくなる。
  7. 買ったものが捨てられずに、家のあちこちに放置してある。
  8. 買い物した時に都合が悪くなると、家族や友人に嘘をついたり隠したりしてしまう。
  9. 買い物をした後、「なくてもどうにかなったのに、どうして買ってしまったのだろう」と罪悪感や不安に駆られたりすることがよくある。
  10. 買ったのに結局ほとんど使っていない物がたくさんある。

いかがでしたか?もし多くの項目で当てはまるようでしたら、買い物依存症である可能性があるので、自分でも対策すると同時に、病院に行って相談してみましょう。

3.買い物依存症について正しく知る

買い物依存症を正しく知る

買い物依存症とは正式な病名ではありませんが、数ある依存症の中でも、買い物に依存して抜け出せない状態のことを指します。人間生活していれば、誰しも購買意欲は少なからずあるので、自分に可能な範囲内で買い物を楽しむ分には、依存症ではありません。

買い物依存症の人は、欲しい商品があるから買うのではなく、買い物の際の高揚感が忘れられずに、買うこと自体が目的になってしまい、コントロールができなくなっています。これが続くと、最悪の場合借金を重ねて自己破産に至ってしまいます。

4.買い物依存症を治す際の注意点

買い物依存症

買い物依存症であるとわかると、「心が弱いせいだ」と自分を責めてしまう人もいるかもしれません。しかし、依存症はその人が置かれた環境や状況によって、誰もが陥る可能性があるものです。

責めることで症状が悪化してしまうこともあり、反省しすぎても何ら回復へ向かうことはないので、周囲の人も悩む本人を受け入れて理解してあげることが大切です。

5.買い物依存症に陥る人が持つ3つの特徴

買い物依存症になる人は、以下の3つの特徴が見られることが多いです。

特徴1 臨機応変に考えることが苦手である

ストレス

買い物依存症の人は、本当に必要なものではなくても、衝動的に買い物をしてしまいます。これは、状況に応じて自分の必要なものを見極めて選択するという行為が難しく感じてしまう人が陥りやすいといえます。それは本人の真面目な性格や、重度のストレスにより思考停止に陥ってしまったりしていることに起因しています。

特徴2 自分に自信がなく、承認欲求が強い

自分に自信が無い

自己承認欲求は誰でも持っているものですが、強い孤独感や自分への不満を潜在的に持っている人は、他人によく思われたいがために、必要以上に見栄を張ってしまいがちです。

他人に褒められる一番手っ取り早い方法が、洋服や靴などの見た目への投資です。それゆえもっと褒めてほしいと、借金に手を出してまで高級な商品を買うことがやめられなくなってしまうのです。

特徴3 涙もろく、感情の起伏が激しい

感情的

感動的な映画を見たりすると、すぐに涙が止まらなくなってしまう。感受性の強いことは決して悪いことではありません。

しかし、感情の振れ幅が大きな人は、何か大きなショックや不安を感じた時に、それをすぐさま解消しようと理性によらずに衝動的に行動してしまうことも多いです。衝動買いを防ぐには、いったん冷静になって状況を客観視しなければなりません。

6.まわりの人ができる3つのこと

あなたの大切な人が買い物依存症になってしまった時、以下の3つをしてあげましょう。

その1 決して責めずに、ありのままを受け入れてあげる

責めない

もしあなたの大切な人が買い物依存症になってしまったら、膨らんだ借金を目の当たりにして、相手を責めたくなる気持ちがわいてくるでしょう。

しかしこうした依存症は、環境次第で誰もが陥る可能性のある病であり、何かに依存せざるを得なくなってしまっている相手を怒っても、症状をかえって悪化させてしまうだけで、決して治すことはできません。まずは怒りや悲しみをぐっとこらえて、ありのままの相手を受け入れてあげましょう。

その2 カードや収入はあなたが管理する

管理

わかっていても衝動買いを止められないのですから、もし可能であれば、心を鬼にして相手から購入手段である現金やカードを預かって、こちらで支出を管理してしまうのも有効です。

自由にお金が使えなくなった本人は辛いかもしれませんが、購入する手段がなければ、冷静になって考えることのできる時間も少しずつ増えるはずです。

その3 病院に連れていく

病院へ連れていく

依存症は脳の機能障害といわれており、本人や家族の手だけではどうしようもない面があります。なるべく早く専門家のところへ行って、適切な治療を受けることができれば、それだけ回復するのも早くなることが多いです。

多くの人は自分の心の病を認めたくないので、病院行きを嫌がるかもしれません。しかしそんな時こそ、身近にいる家族や友人が説得し、助けてあげましょう。

7.まわりの人がしてはいけないこと

買い物依存症の人に対して、あなたが良かれと思ってしたことでも、相手を苦しめるだけで全く解決に向かわないことがあります。以下の2つに気をつけましょう。

注意1 相手を責める

責めない

依存症などの精神疾患は、本人の意志が弱いから起こるわけではないので、周りが感情論で諭しても回復は望めません。身近な人から責めることで、自己険悪に陥り、周囲に心を閉ざして、症状が悪化していくかもしれません。相手をまず受け入れてあげて、そのうえで一緒に対策と治療の方法を探してあげましょう。

注意2 相手を甘やかす

甘やかす

一見上記で言ったことと矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、協力と甘やかしは別物です。依存症に陥った相手に同情し何でもしてあげると、それは健康な心の回復の妨げになってしまいます。

さらに悪くなると、相手が自分なしでは生きられない共依存の状態になってしまうのです。相手の望むことを無条件にしてあげるのではなく、相手が回復する手助けをしようという意識を忘れないようにしましょう。

8.必読|買い物依存症を治すための記事まとめ

買い物依存症を治すために必要な知識を紹介している記事をまとめました。早く克服するためにも、ぜひ一緒にチェックしてみてください。

その1 買い物依存症の原因

買い物依存症に陥る原因や共通点、克服方法についてまとめています。

>> 「買い物依存症に陥る3つの原因|共通点と克服方法について」へ

その2 借金の解決方法

買い物依存症で作った借金の解決方法を詳しくまとめています。

>> 「買い物依存症で作った借金の解決方法と4つの注意点」へ

9.まとめ

買い物が好きな人は多く、従来はただ「浪費癖のある人」とみなされがちでした。

しかしチェックリストの項目で挙げられていたように、自分でわかっているのに買い物がやめられなかったり、買い物ができないと不安に襲われたりする人は、買い物依存症である可能性が高いです。

心当たりのある人は遠慮せずに、病院に行って相談してみましょう。

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