買い物依存症で作った借金の解決方法と4つの注意点

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買い物依存症の女性

買い物依存症は物を得ることではなく、買うこと自体に快感を覚えていて、ストレスが少しでも溜まると買い物で発散してしまい、それに依存している状態です。

その結果、借金を作ってしまっても買い物をやめることができなくなってしまいます。

買い物依存症が原因で作った借金を解消するためには、債務整理などの法的な措置をとりつつ、買い物依存症を克服していくことが必要です。

今回は、買い物依存症で作った借金の解決方法と注意点についてご紹介します。

1.買い物依存症で作った借金の解決法

買い物依存症で作った借金は、借金を減額してもらったり、返済期間を延ばしてもらったりしつつ法的措置をとり、買い物依存症を克服していくことが理想的ですが、どちらも専門家に相談するのが近道です。取り返しのつかなくなる前に、まずは専門家へ無料相談することをおすすめします。

当事者は借りている側の人間であり、立場も弱く借金の減額などの交渉は難しいので、第三者でなおかつ専門家である、弁護士や司法書士に依頼するのがベストです。

また、正式に依頼する前に、匿名でできる借金の無料診断「街角法律相談所」がありますので、自分の借金がどれくらい減額されるのか相談すると良いでしょう。

>> 街角法律相談所の解説へ

2.借金を減らす2つの債務整理方法

債務整理

買い物依存症で作った借金を減らす方法としては、債務整理のうち、任意整理と民事再生という手段をとることができます。しかし、債務整理のうち自己破産に関しては、買い物依存症などの浪費を理由とした借金の場合、認められないことがあります。

①任意整理

任意整理とは、裁判所を通さずに弁護士が直接債権者に対して借金を適法な残額にし、さらに毎月の返済金額を対応可能な金額まで減らしてもらえるよう個別で和解交渉する手続きです。任意整理は、このままでは破産を免れない状況、あるいは自己破産を回避したい場合に有効な手段です。

具体的には、利息制限法で認められている年15~20%で過去の取引の引き直し計算をします。それに基づいて債務を減額しますが、元から適法金額であった場合には減額されません。

さらに債権者の協力の下、将来発生する利息をカットしてもらい、これを3~5年の分割返済によって完済できるよう計画を立て直しますが、利息分のカットは必ず債権者からの合意が得られるとはかぎらないので注意が必要です。

こうして、毎月の返済額を無理なく返済できる金額まで減らした内容で和解契約を結びます。また、すでに利息の過払い金が発生しているケースもあり、その場合には、債務総額が大幅に減額になる場合もあります。

②民事再生

民事再生とは、支払い不能に陥る恐れのある場合に、裁判所へ申し立て、必要な生活費を確保しながら債権者に一定の返済を一定期間おこない、残る債務を免除してもらう法的な債務整理です。

マイホームを手放さずに借金整理ができることと、浪費やギャンブルを原因とした借金にも適用される点が自己破産とは異なり、民事再生のメリットと言えます。

民事再生を利用するために必要な条件はいくつかあり、住宅ローンを除く債務総額が5,000万円以下であること、継続した安定収入が見込めること、支払不能に陥る恐れがあること、マイホームを担保としていないことなどがあります。

他にもいくつかの条件がありますが、最も大切なのは、「今後住宅ローンと他の債権者に対する返済をしっかりとこなせるか」といったことを裁判所に信用してもらうことです。

3.債務整理するときの4つの注意点

債務整理をすることで借金の総額と毎月の返済額を減らすことはできますが、債務整理するにあたり、特に注意すべきことが4つあります。

注意点1 借金に対する考え方

借金の支払いが少なくなるからといって、借金がなくなるわけではありません。誰かが代わりに支払うケースが出てきます。

例えば、誰かに保証人を頼んだ場合です。債務整理をおこなう前には必ず、保証人に話しておかなければなりません。なぜなら、債務整理が執行されると、支払いは保証人に移るからです。しかも、返済は分割ではなく一括で請求されます。

注意点2 弁護士に依頼する際の費用

まずは、どのくらいの費用がかかるか確認が必要です。また、いつの時点から費用が発生するのかも確認が必要です。さらに、借金の内容を包み隠さずすべて話すことも大切です。

借金の一部を隠すようなことをすると、借金額が膨らんだり、あとからその分の債務整理が必要になったりするためです。借金の内訳には、金融機関だけでなく、友人からの借金も含まれます。

注意点3 借金内容の把握

任意整理や民事再生では、減額された借金を毎月返済していく義務が生じますが、そこで見栄を張ってしまうと、また資金繰りに苦しみ、元に戻ってしまうこともありえます。毎月余裕を持って支払える額をきめてもらいましょう。

借金をした理由も正直に話さなければなりません。特に買い物依存症などの浪費の場合、自己破産で免責が認められないことがあるからです。弁護士によっては、浪費が理由でも免責が受けられる場合もあるため、正直に話して相談してみることが大切です。

注意点4 カードローンの使用について

債務整理後の融資に関して注意すべきこととして、債務整理の対象にならなかったカードローンはそのまま使えますが、債務整理をした時点で金融事故扱いになり、ブラックになります。よって、一定期間は新たに借金することはできません。

4.二度と買い物依存しないためのお金の管理術

買い物依存症はお金の管理方法を変えるだけでも改善をしていくことができます。今後買い物依存しないようにするためにもぜひ参考にしてみてください。

管理術1 緊急度と重要度で4つに分類する

お金の使い道を緊急度と重要度で4つに分類して管理する方法です。分類は以下の通りです。

【1】緊急で重要な使い道

緊急で重要、やらないと大きな損失につながるもので、別名「憂い(うれい)」です。大きな病気やケガなどの出費などがこれにあたります。

【2】将来の備えとしての使い道

重要だが緊急ではない、将来の備えとなる、別名「備え(そなえ)」です。これは多ければ多いほど良いものです。貯金などがこれに当てはまります。

【3】なくてはならない使い道

緊急だが重要ではない、しかしやらなくてはならないこと、別名「穀潰し(ごくつぶし)」です。生活必需品をそろえることがそれにあたるでしょう。

【4】緊急でも重要でもない使い道

緊急でも重要でもないこと、別名「憂さ晴らし(うさばらし)」です。原則発生しないのが望ましいものです。趣味としてのショッピングなどがこれにあたります。自分のお金の使い方を分析して、「憂さ晴らしを」なくし、「備え」を増やすことが大切です。

管理術2 買い物方法を工夫する

買い物を工夫してお金を管理する方法を2つご紹介します。

【1】買い物の時間を決める

買い物は23分以内に済ませると良いとされています。理性を司る前頭葉は、ものごとを始めてから23分間程度は活性化しますが、23分以上経過すると機能が低下するとされています。よって買い物は前頭葉が活性化している、理性が働いている23分間に済ませるとよいでしょう。

【2】現金で買い物する

買い物は必ず現金手渡しで支払いましょう。キャッシュレスのカード払いでは満足感が得られにくいため、そのぶん依存症のリスクが高まります。現金手渡しであれば、お金が手元から無くなっていく様子を目で見て確認できるので、無駄遣いを減らすことができます。

5.根本から買い物依存症を治す方法

買い物依存症

どうしても症状が改善されない場合は、病院へ行って診察・カウンセリングをしてもらうことも検討しましょう。買い物依存症は、一種の精神疾患です。

主な原因がストレスであることも多いため、そのような場合は精神科医もしくは心療内科医にみてもらうことをおすすめします。症状に応じて週に数回の通院で解決する場合もありますし、数ヶ月ほどの入院が必要となる場合もあります。まずは精神科医もしくは心療内科医にアドバイスをもらい、自身の症状の具合をしっかりと把握することが大切です。

6.必読|買い物依存症を治すための記事まとめ

買い物依存症を治すために必要な知識を紹介している記事をまとめました。早く克服するためにも、ぜひ一緒にチェックしてみてください。

その1 買い物依存症の原因と克服方法

買い物依存症に陥る原因と克服法を詳しくまとめています。

>> 「買い物依存症に陥る3つの原因|共通点と克服方法について」へ

その2 正しい治療法

今からできる買い物依存症の正しい治療法を詳しくまとめています。

>> 「今から行動できる買い物依存症の正しい治療法と注意点」へ

7.まとめ

こちらでは、買い物依存症で作った借金の解決方法と注意点についてご紹介しました。買い物依存症は精神疾患の一種であり、時間か解決してくれるような単純なものではありません。

自分ひとりで抱え込むようなことはせず、家族や友人、もしくは弁護士や医師と協力しながら、一歩ずつ克服していくことが大切です。

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