商工ローンは要注意!資金繰りを悪化させないための賢い利用方法

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商工ローンは、ビジネスローンや事業者金融などと呼ばれることもありますが、簡単に言えば事業者向けの消費者金融で、会社の資金繰りに活用している経営者の方も多くいらっしゃいます。

商工ローンはノンバンク系金融機関からの借入になるため、一般的に金利は高く設定されていますが、銀行よりも審査は柔軟なため、銀行から融資を断られてしまった場合に利用するケースが多いです。

しかし、商工ローンは金利が高いという大きなデメリットがあるため、利用の仕方次第では経営状態を悪化させる原因にもなります。

この記事では、賢い利用するための商工ローンの注意点やメリット・デメリットをまとめました。

1.商工ローンを利用する際の6つの注意点

やむを得ず商工ローンを利用する場合は、借入によって経営状況が悪化しないようくれぐれも注意しましょう。

注意1 銀行の相談を最優先

既に銀行などから融資を受けており、その返済の目途が立たずさらに借入をするという、自転車操業の状態に陥っている企業もあるかもしれません。その状態では銀行から追加融資を受けるのは難しいため、比較的審査に通りやすい商工ローンを検討する場合もあるでしょう。

しかし、金利の高い商工ローンで借入をすれば、一時的には落ち着いてもまたすぐに返済に追われる状態になることは明らかですし、銀行よりも金利が高い分、返済の負担はこれまで以上に大きくなってしまいます。商工ローンを利用する前に、まずは銀行に融資条件の緩和について相談をしてみることをおすすめします。

銀行側にマイナスな印象を与えてしまうこともあるかもしれませんが、その後の返済をきちんとしていれば、信用はいずれ取り戻すことができるはずです。

注意2 銀行からの融資が厳しくなる

わざわざ高金利の商工ローンを利用するということは、どうしても資金が必要ということに他なりません。一時的なつなぎ資金を調達する目的で利用する場合もあると思いますが、いずれにしても資金繰りに余裕がある状態とは言えないでしょう。

そのため、商工ローンを利用していると、資金繰りが上手くいっていないという印象を銀行に与えやすくなります。そもそも経営状態が思わしくない企業に融資をする銀行は少ないでしょうが、そこに商工ローンの借入がある場合、さらに銀行から融資を受けるのは難しくなってしまいます。

商工ローンは高金利なのでその分返済の負担が大きくなり、そういった企業に融資をするとなれば、銀行側としては貸し倒れリスクを警戒しなければなりません。必ずしも銀行融資を受けられないというわけではありませんが、融資をする上で懸念材料の一つになることは間違いないでしょう。

注意3 返済の目途が立つ場合にのみ借りる

入金と支払いのタイミングにズレが生じる場合など、一時的に資金が不足する場面はよくあります。近いうちに業者からの入金予定があるなど返済の目途が立つ場合は良いですが、返済の目途が立たない状態で借入をするのは絶対に避けるべきです。

返済不能になれば最悪会社は倒産し、借金だけが残るという事態になりかねません。商工ローンを利用する際は、必ず返済ができるという前提のもと借りるようにしてください。

注意4 借入額は必要最低限にする

必要な金額は状況によっても違いますが、仮に希望額以上の融資を受けられる場合でも、借入額は必要最低限に止めるようにしましょう。借金が多いほど資金繰りを圧迫するのはもちろんのこと、金利が高いローンで借入をすればその分利息も膨らみます。

商工ローンでの借入は必要最低限に止め、なるべく銀行など低金利の金融機関から資金を調達するようにしましょう。

注意5 できるだけ短期間で返す

商工ローンには一括で借り入れるものやカードローンタイプなどがありますが、支払総額を減らすためにも、できるだけ短期間での返済を心掛けましょう。

特にカードローンタイプの場合、限度額が空いていればいつでも追加で借入ができるため、なかなか元金が減りづらい傾向にあります。商工ローンはあくまでその場しのぎと考え、借りたらできるだけ早めに返すのが得策です。

注意6 安全な業者を見極める

商工ローンを取り扱う賃金業者の中には、法外な金利や執拗な取り立てで利用者を追い詰める闇金のような違法業者も存在します。

商工ローンを利用する場合、「どうにかしてお金を借りなければ」と気持ちが焦り、冷静な判断ができなくなっている場合も多いため、安全な業者であることをしっかりと確認するようにしてください。

もし判断に迷う場合には、きちんと認可を受けた業者かどうか厚生労働省のページで確認してみると良いでしょう。その業者のホームページや広告に記載のある登録番号を入力すると、正規の登録業者かどうかすぐに確認ができます。

厚生労働省 登録賃金業者検索ページ
http://clearing.fsa.go.jp/kashikin/

詳しくは次のページを参考にしてみてください。

「事業主や経営者を強力サポート!ビジネスローン比較ランキング」

2.商工ローン3つのメリット

銀行のローンと比べると、商工ローンにはメリットが3つあります。

メリット1 融資審査に通りやすい

商工ローンの審査は銀行に比べると比較的柔軟で、銀行から融資を断られてしまった場合でも、商工ローンなら融資を受けられることが多いです。商工ローンは比較的借りやすいので、ここぞという時の頼れる借入先になるでしょう。

メリット2 審査時間が短い

商工ローンの場合、申込から融資までは平均2~3日程度と銀行に比べてスピーディーです。即日融資をしてくれる業者もなかにはあります。事業を行っていく上で、「何としてもこの日までに資金を調達したい」という場面も少なくないため、つなぎ資金を借り入れる場合などに便利です。

メリット3 担保が不要の場合もある

商工ローンの中には担保が必要なものもありますが、近年人気が高いローンを見ると、多くの場合担保は不要となっています。

3.商工ローン2つのデメリット

商工ローンのデメリットは2つあります。

デメリット1 金利が高い

商工ローンの金利は15.0%~18.0%と高金利です。グレーゾーン金利があった時代に比べればかなり金利は下がったものの、それでも利息制限法ギリギリの高金利を設定している業者は多いです。

金利を決める上では基本的に限度額が基準となりますが、ノンバンク系の場合は企業の経営状況によって金利が下がることもあるので、決算書の評価が高ければその分低金利で借りられる場合もあります。

デメリット2 連帯保証人が必要な場合がある

連帯保証人が不要な場合もありますが、法人の代表者が連帯保証人にならなければいけないケースも多いです。代表者個人として連帯保証人になれば、たとえ会社が倒産してしまっても個人の返済義務は残るため、いつまでも借金がつきまといます。連帯保証人になる場合はくれぐれも慎重に検討しましょう。

4.まとめ

商工ローンには審査が早いというメリットもあり、上手く活用すれば必ずしもデメリットばかりではありませんが、利用するのはあくまで一時的な資金調達の場面に限定し、借りたら一日でも早く返すよう心掛けることが重要です。

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