年金収入のみでも借りられるカードローン一覧と利用するときのポイント

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年金 カードローン

日本の年金制度。世間で何かと話題になりますが、世界的に見ると手厚い福祉のモデルケースとして評価されています。

ただ、年金の支給年齢は65歳です。勤め先の定年が60歳とすると、約5年間は収入のない期間が続きます。経済状況の悪化で貯金をするのも大変なこの時代。年金支給開始以降であっても、年々、支給額が減額されており、安心して生計を立てるのは容易でありません。

無職の年金受給者では借りる当てがないと思われがちです。しかし、年金受給者は、2ヶ月に一度、必ず収入のある人たちです。安定した収入があるとみなされて、年齢が高くても借り入れ可能な商品は存在します。

ここでは、年金で生活している人が上手にカードローンを借りるポイントをご紹介します。

1.年金収入でも利用可能な3つの銀行カードローン

大手都市銀行をはじめ銀行カードローンの中には、年金の支給開始年齢を過ぎていても申し込めるものがあります。申込み可能な上限年齢の若い順に、三菱東京UFJ銀行カードローン(65歳まで)、みずほ銀行カードローン(66歳未満まで)、新生銀行レイクカードローン(70歳まで)が代表的な商品です。

①三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック

【特徴】
即日融資に対応しています。店舗のテレビ窓口なら最短40分でカード発行が受けられてるので、そのまま借り入れが可能です。上限額200万円までなら収入証明書が不要だったり、最高金利が14.6%で低めだったりと、日本を代表する都市銀行ならではのメリットが受けられます。

【年金受給者への関連情報】
公式ホームページの『申込み条件』に「年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人のお客さま。」と明記されています。『よくあるご質問』には、収入が年金のみでも安定した収入があるなら申込みが可能と回答しています。

②みずほ銀行カードローン

【特徴】
みずほ銀行のキャッシュカードを持っていれば、いますぐカードローンの利用が可能です。しかも即日融資対応なので、早ければ申し込んだその日のうちに借り入れできます。限度額200万円までの審査なら収入証明書の提出が要らないので気軽に申し込めます。

【年金受給者への関連情報】
公式ホームページの『カードローンお申込方法』には、「契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方、安定かつ継続した収入の見込める方」と記載されています。年金は『安定かつ継続した収入』に当てはまります。

③新生銀行カードローン レイク

【特徴】
「30日間無利息」または「5万円まで180日間無利息」からお得にローンの利用がスタートできます。店舗へ出向かなくても、電話やパソコン、携帯電話から申し込めるだけでなく、審査結果もすぐにわかります。

本人確認書類をネットやFAXを使って提出すれば、そのまま審査が完了して、最短即日口座への振込が受けられます。返済は新生銀行やレイクのATMをはじめ、提携しているコンビニやネット銀行のATMで行えます。ATM手数料無料なので余計な心配をすることなく、月々の返済が可能です。

【年金受給者への関連情報】
公式ホームページの『貸付条件とお利息について』によると、「満20歳~70歳(国内居住の方)」が利用対象となっています。さらに『よくあるご質問』では、「収入が年金のみの方でもお申し込みいただけます」とあるので、安心して年金受給者でも申込みできます。

2.70歳以上でも申し込み可能な地方銀行カードローン

新生銀行カードローンレイクが70歳まで申し込めるというのも驚きですが、地方銀行のカードローンの中にはなんと70歳を超えて利用可能なものがあります。

それが、福島銀行「シニアサポート」、荘内銀行「荘銀シニアローン『年金プラン』」、そして、広島銀行「ファミリーローン『シルバーライフプラン』」の3行です。それぞれ年金受給者であっても満60歳以上なら借り入れが可能というのは高齢者にとって強い味方といえます。

ただし、福島銀行と荘内銀行は満75歳まで申込対象ですが、広島銀行のみ満70歳未満までとなっています。以下に、各銀行カードローンの特徴と年金受給者が知っておきたいポイントをご紹介します。

①福島銀行「シニアサポート」

【特徴】
10万円以上100万円以内なら、1万円単位で使いみちも自由な年金受給者向けローンです。年利4.80%という低い固定金利で利用可能なので、100万円以下の商品でありながら利息を大きく節約できます。ただし、福島銀行の口座を年金受取口座にしていることが条件です。

【年金受給者への関連情報】
申し込めるのは「満60歳以上75歳の方まで」です。ただし、返済計画の完済時年齢が80歳以下であることが求められます。申込みに当たって、本人確認書類のほか、所得を証明できる年金振込通知書の写しが必要です。

→ 福島銀行「シニアサポート」の詳細へ

②荘内銀行 荘銀シニアローン「年金プラン」

【特徴】
荘内銀行を年金受取口座に指定している人を対象にしているため、自由度の高いローン内容になっています。生活のあらゆるシーンで役立てるよう、使いみちは自由です。返済期間は最長7年まで設定できるから、生活スタイルに合わせてコツコツと返済ができます。

【年金受給者への関連情報】
公式ホームページには「お申込時の年齢が満60歳以上満75歳以下で、完済時の年齢が満80歳以下の個人の方」と年齢条件が定められています。年金担保貸付を利用している人は、申し込めないので要注意です。

→ 荘内銀行 荘銀シニアローン「年金プラン」の詳細へ

③広島銀行 ファミリーローン「シルバーライフプラン」

【特徴】
広島銀行を年金受取口座にしている人のためのお得な金利で利用できる、使いみち自由なローンです。返済期間は最長5年なので、人生設計に合わせて着実に返済ができます。変動金利型と固定金利型の2つの利率から選べます。

【年金受給者への関連情報】
公式ホームページによると、「お借入時の年齢が満60歳以上70歳未満」で安定して年金受給を受けている人が利用できると記載されています。広島銀行で年金を受け取りしていることのほかに、団体信用生命保険への加入や保証会社からの保証が求められます。

手続きに必要な書類は運転免許証などの本人確認書類のみです。年金収入だけなら年収を証明する書類は必要ありません。

→ 広島銀行 ファミリーローン「シルバーライフプラン」の詳細へ

3.年金受給者がカードローンを利用するときのポイント

年金しか収入がなくても、心配ありません。カードローンを丁寧に見ていけば条件に当てはまるものがきっと見つかるはずです。申し込みに当たっては、次の2つのポイントを押さえておきましょう。

ポイント1 年齢制限を確認する

カードローンの多くは、契約する時点での年齢に上限を設けています。満60歳から満70歳ぐらいまでの年齢条件がほとんどです。

年金しか収入がなくても「安定した収入」には違いないので申し込みは可能です。ただ、年齢制限があることを知らない申込者がそのまま審査に落ちるケースが多くあります。必ず、希望するカードローンの年齢条件を確認しておきましょう。

ポイント2 年金以外の収入があると尚良し

年金は立派な安定収入ですが、サラリーマンのように現役で働いて得ている収入に比べると返済能力を低く評価されがちです。社会的に65歳または70歳まで定年を延長する動きあるほか、定年後も再就職してできるだけ年金以外の収入を得たいと考えているシニア世代が増えています。

年金だけでは「安定した収入」に当てはまる額が少ないケースが多くあります。年金を受給開始後、正社員に限らず契約社員や派遣社員、パートとして働いていれば、収入面での審査が有利になります。実際、年金収入のみの申込者を受け付けないカードローンは多くあります。収入を年金以外からも得ている人なら、選べるカードローンの幅が広がります。

4.カードローン以外でお金を借りる選択肢

「どのカードローンの申し込み条件を見ても、借りられそうにない」
「申し込んだカードローンの審査が通らなかった」

そういった年金受給者は多いかも知れません。ここでは、カードローン以外でお金を借りられる方法を2つご紹介します。

選択肢1 年金担保融資

本来、年金を担保に融資をすることは、法律で原則禁止されています。これは、年金は現役を退いた高齢者の基礎的な生活を守るために作られた制度だからです。しかし、年金で日々の暮らしは送れても、病気や怪我で多額の医療費が必要になるなど、突発的な出来事に対応できる蓄えを持たない高齢者は多くいます。

そこで、国は独立行政法人法人福祉医療機構(WAM)を通して、高齢者への公的貸付を行っています。この担保に利用されるのが、申込者の年金です。

選択肢2 リバースモーゲージ

日本でも少しずつ浸透してきているリバースモーゲージは、高齢者を中心にまとまった老後の資金を得られる新しい仕組みです。まず、高齢者は自宅を担保にしてお金を借ります。ここまでは銀行の融資と変わりません。ただ、返済方法がユニークです。担保にした家や土地は、利用者の死後売却されて、そのまま一括返済に充てられます。

死んだ後に自宅に住む人がいないケースや、老後の資金を家族や他人に頼ることなく用意したいといったシニア世代に少しずつ受け入れられています。リバースモーゲージについては「リバースモーゲージとは|売却との違いとメリット・デメリットまとめ」で詳しくご紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。

→ 「リバースモーゲージとは|売却との違いとメリット・デメリットまとめ」へ

5.絶対ダメ!年金受給者が利用したら危険なサービス

あらゆる借金を申し込んだけれど断られてしまうケースもあるでしょう。それでも借り入れが必要なとき、わらをもすがる思いでダークな方法を取りたくなるかもしれません。しかし、うまい話はそうそうないものです。次に紹介するような、違法な融資に手を出さないようにしましょう。

①民間の年金担保融資

公的年金制度は、高齢者の老後の生活を安定させて、経済的に困窮しないために設けられています。したがって、民間の貸金業者による年金を担保にした貸付を公的年金の各法律は禁止しています。

悪徳貸金業者は違法とわかっていて年金を担保に借り入れをさせます。インターネットやチラシの広告で「年金担保OK!」「年金担保ローン受付中」と宣伝しているのは間違いなく違法業者です。一度利用すると、ヤミ金と同じで最後まで財産を搾り取られます。お金に困ってどうしようもないといって、決して利用しないでください。

②クレジットカード現金化

かつて大きな社会問題となったので以前ほど勢いはありませんが、ヤミ金がクレジットカード現金化を商売にしている場合があります。

クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があります。お金に困っているならすでにキャッシング枠を使って上限額いっぱい借りているので、それ以上お金を引き出すことはできません。そこで、ショッピング枠を悪用するのです。

まず、クレジットカードのショッピング枠で業者が指定する商品を購入します。業者は、利用者が持ち込んだブランド品が10万円とすると、手数料の1割〜2割を差し引いた8〜9万円で買取、現金を渡します。また、100円ショップで売られているような安価な商品を数十万円でクレジットカード支払いをさせて、手数料を差し引いた金額を現金で手渡すケースもあります。

こうしたクレジットカードの現金化は、法に触れるばかりか、クレジットカード会社の規約に反するため見つかれば即解約となります。後で、高い手数料を払ったショッピング枠利用分の返済が重くのし掛かることになるので、絶対に利用はやめましょう。

6.まとめ

60代以降で年金を受給している人でも、利用できるカードローンはあります。カードローンの申し込みに年齢制限があったり、年金のみの収入では審査が厳しかったりなど現役世代のようにはいきませんが、ポイントを押さえて申し込めばチャンスが十分にあります。

近年、定年後も働く意欲のあるシニア世代が増えており、年金以外の収入を得て安心の老後生活を送りたいと考えています。とはいえ、カードローンの利用条件に当てはまらないこともあるでしょう。そんなときは、公的機関による年金担保融資の利用を検討してみるのも一つです。

ただ、いくらお金に困っているからといってヤミ金や悪徳業者による融資には手を出さないようにしましょう。カードローンをはじめ、年金受給者でも借り入れできる方法を見つけておけば、いざというときにきっと役立ちます。

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