できるだけ高い上限額でカードローンを利用したい時の全知識

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カードローン上限

「最大300万円」
「上限500万円までOK!」
「最高1,000万円!」

カードローンを選ぶとき、ついその大きな数字に目を奪われてしまいますが、すべての人がまるまる上限額いっぱい借りられるわけではありません。

カードローンは、土地や建物のように担保を設定してお金を借りるのではなく、申込者の収入や借入状況をはじめ、個人に対する信用によって利用限度額が決められます。一人の人間の信用をどう判断しているかはなかなかわかりづらいのですが、それでもカードローンの審査で見られやすいポイントが確かにあります。

カードローンの上限額はどういった条件で設定されるのでしょうか。上限額を少しでもアップさせるのに必要なポイントやカードローンの上限額への「攻め方」をお教えします。

1.カードローン上限額の決まり方

カードローンの上限額は、いくつかのポイントに沿って決まります。同じ会社の同期入社で、たとえ収入が同じサラリーマンであっても、審査で決まる上限額には違いが生まれるものです。いったい、カードローンの審査ではどのような角度から申込者を審査しているのでしょうか。

その1 申込者の属性

カードローンの審査で一番重視されるのは、申込者がどのくらいの返済能力があるかです。よく「年収があるほど、それだけ多く貸してもらえる」と思っている人がいますが、話はそれほど単純ではありません。

年収も返済能力を決める重要な要素ではあります。しかし、カードローン会社はもっと総合的に判断しています。その基準を専門的な言葉で「属性スコアリング」と呼んでいます。

属性スコアリングとは、申込者の属性、つまり本人にまつわるさまざまな条件をスコアリングして返済能力を判断する方法です。これは入社試験と似ています。新入社員を採用する場合、入社試験の成績は大切ですが、それ以外に学歴や年齢、面接での印象・人柄など、さまざまな観点から点数が付けられて内定者を決定します。

たしかに年収はカードローン審査でもっとも柱となるポイントの1つですが、その他にもいくつか大切な診断項目があるのです。主に、次のポイントが重視されます。

  1. 年収
  2. 職業(勤務先や勤務形態)
  3. 勤続年数
  4. 住まい(持ち家 or 賃貸/居住年数)
  5. 家族構成
  6. 固定電話
  7. 借り入れ状況

カードローンの審査担当者は、上に挙げた項目から申込者を点数化します。「固定電話があれば1ポイント」といったイメージです。最終的に点数を計算して、審査材料に使います。

その2 他社からの借入状況

カードローンの審査で重要なポイントは返済能力の有りなしです。いくら年収があって、一見、返済能力が高いと思われても、他社からの借入状況が激しかったり、延滞や事故などが続いていれば、マイナス評価が付けられます。

年収500万円の人が他社からすでに合計500万円借りて、毎月の返済を5万円、10万円と支払っているとしましょう。生活費だけでなく返済期間中の利息を考えると、やがて返済が滞るのではないかという心配があります。それなら、たとえ年収300万円でも毎月の返済額が5千円で余裕を持って返済しているほうが、安心して融資できます。

カードローンの審査では、地道に返し続けている実績や、そのための返済能力があるかが重視されます。もし、借り入れ額は少なくても、過去に延滞が続いていたり、債務整理をした経験があったりすると、とたんに借り入れしづらくなるのです。

その3 取引実績

カードローンは信用に対して融資が行われるため、これまでどのようなローンの利用をしてきたか、実績が大切にされます。同じ年収や申込条件であっても、いままで他社の利用経験があって遅れることなく返済している人なら評価が高くなり、上限額も上乗せされます。

では、これまでカードローンを一度も使ったことがない人は上限額をアップできないのでしょうか。いえ、そんなことはありません。カードローンの申し込みに先立って、クレジットカードを上手く利用すれば、取引実績を上げられます。

クレジットカードの取引状況は個人信用情報機関に登録されます。カードローンでも同じ情報を照会して審査するため、クレジットカードの利用実績が良いと、カードローンの審査も通りやすくなるわけです。

まず、クレジットカードでショッピングやキャッシングを利用し、毎月の返済を積み重ねていきます。そうすれば、カードローンを申し込んだとき、「この人物ならクレジットカードでの返済をきちんとしている。うちのカードローンでも安心して貸し出せそうだ」と思ってもらえます。つまり、カードローンの審査で、利用実績が0の場合より、ポイントが高くなるというわけです。

カードローンはおろかクレジットカードすら一度も使ったことがない人に、いきなり大きな上限額を設定してまとまったお金を貸し出すのは、カードローン会社として勇気が要ります。カードローンの審査のためにクレジットカードを利用する。「急がば回れ」の言葉通り、上限額アップには効果的な方法なのです。

2.年収とカードローン上限額の関係性

年収がどれほど大きくても、カードローンの上限額があるラインから上がらない場合があります。特に重要なのが、貸金業法の総量規制です。消費者金融を規制する法律によって、年収の3分の1までしか借り入れができないルールのことです。ここでいう年収の3分の1とは、申込み先で借り入れようとする上限額だけでなく、すでに利用中のカードローンの上限額もすべて含まれます。

もし、現在、A社50万円とB社30万円のカードローンを契約しているとします。年収が300万円の人なら総量規制によって年収の3分の1、100万円まで合算して借り入れが可能です。ただし、すでに50万円+30万円=80万円の融資を受けているため、新たにC社と契約しようとすると、残り20万円までしか審査が通らなくなっています。

しかし、総量規制のルールは主に消費者金融を対象としたものです。銀行が提供しているカードローンの上限額は含みません。消費者金融ですでに年収の3分の1ぐらい借り入れをしているなら、銀行カードローンをチャレンジしてみる方法が遺されています。

とはいっても、消費者金融より銀行の審査はかなり厳しく行われます。すでに消費者金融やその他で借り入れが多ければ、年収の3分の1の枠内であっても審査は通りづらくなります。

このようにカードローンの上限額は、消費者金融なら総量規制によって年収の3分の1までが目安です。銀行は年収による制限はないものの、より審査が厳しいため年収以外の判断材料が重視されています。

3.カードローン上限額と金利

金利はカードローンの上限額に応じて変動します。上限額が少なければ金利は上がり、上限額が多くなれば金利は下がります。

消費者金融の金利はおよそ5.0%〜18.0%です。カードローンの上限額が500万円とすると、金利は5.0%が適用されます。逆に、契約した上限額が100万円や50万円と下がれば、金利は最高18.0%まで上がります。

ちなみに、銀行のカードローンの中には、契約時の利用上限額によって設定された金利がそのまま続くという、固定金利のケースがあります。固定金利なら、返済中は金利が上がることはないので、利息がふくらむ心配が少なく、安心して利用できます。

また、利用中の銀行に口座があって定期預金を開設していたり、住宅ローンを利用していたりすると金利が下がるサービスを行っている金融機関も存在します。

4.できるだけ高い上限額でカードローンを利用したいとき

できるだけ高い利用限度額でカードローンを利用したい時には、次の2つの条件をおさえてカードローンを選んでみてください。

  1. 銀行カードローンを選ぶ
  2. 収入証明書不要の金額が高いカードローンを選ぶ

①銀行カードローンを選ぶ

銀行カードローンを選ぶ理由は先ほどお話しした総量規制の関係です。消費者金融カードローンは総量規制の対象のため、年収の3分の1までしか借り入れができません。大きな金額の借り入れをしたい時には、総量規制の対象外である銀行カードローンを選ぶのが得策です。審査に通過すれば年収の3分の1を超える金額の借り入れも可能です。

②収入証明書不要の金額が高いカードローンを選ぶ

どのカードローンでも、収入証明書不要で申し込みができる利用限度額が決まっています。銀行カードローンの場合、銀行によって異なりますが大体100万円〜300万円以内であれば収入証明書不要で申し込みができます。

カードローン審査は収入証明書の提出が必要になると審査が厳しくなります。より高額な金額の融資をするため、慎重に審査をする必要があるからです。そのため、収入証明書の提出が必要なカードローンを選んだために利用限度額が低くなってしまった、何てこともありえます。

利用限度額を少しでも高くしたい場合には、収入証明書不要で申し込みができるカードローンを選ぶと、上限額や審査を通過する確率を多少なりとも上げることができます。

例えば300万円借り入れしたいのであれば、300万円まで収入証明書不要のカードローンを選べば良いですし、100万円借り入れしたいのであれば、100万円は収入証明書不要のカードローンの中から選べば良いです。あなたが利用したい利用限度額では収入証明書が必要にならないカードローンを選びましょう。

5.上限額で選ぶ優良カードローン

上限額で選ぶときの優良カードローンを3つご紹介します。全て銀行カードローンですが、収入証明書不要の金額が高い順にご紹介していきます。

なお、収入証明書は三井住友銀行カードローンが300万円まで、みずほ銀行カードローンが200万円まで、三菱東京UFJ銀行バンクイックは100万円までは不要となっています。

三井住友銀行カードローン

三井住友銀行2

*1 審査結果の連絡は9:00〜21:00までです。申込時間等により、連絡が翌日以降になる場合があります。即日のカード発行を希望の場合、カードの受け取りをローン契約機で行う必要があります。

みずほ銀行カードローン

みずほチェックリスト*1 みずほ銀行の口座を持っている場合は最短即日利用可能

バンクイック

バンクイックチェックリスト

6.カードローン利用開始後の上限額変更方法

最初の契約時、思ったより上限額が低くても、真面目に返済を続けていれば上限額をアップする機会が生まれます。カードローンの上限額は、自分から希望して増枠の審査をお願いするほか、カードローン会社側から上限額アップの話がやってくることがあります。それぞれ、審査での慎重さや上限額の増え方に特徴があります。

方法1 自分で申し込む

もう少し借り入れ額を増やしたいと思ったタイミングで、自分からカードローン会社に上限額アップを申し出る方法です。電話で申し込むのが一般的ですが、大手のカードローン会社ならWEB上の会員画面から申し込める場合が大半です。

自分から申し込む場合、カードローン会社の増枠条件と食い違うことがあります。極端な例を挙げると、新規契約をしてすぐに上限額のアップを申し出るような場合です。まだカードローン会社側も本人の返済の実績がわからないことから、上限額の変更は難しくなります。1度や2度返済をしただけでは、もし増額しても将来完済してもらえるか見通しが不透明だからです。

そこで大切なのは、どのぐらいの期間、返済の実績を積めば良いかということです。少なくとも6ヶ月、できれば1年以上、毎月の返済をきちんとこなしていけば増額の審査で高い評価を得られます。

上限額のアップには、年収の3分の1までの借り入れを定めた総量規制が影響します。また、カードローンの上限額が50万円を超えたり、他社からの借り入れを合算して100万円を超えたりするような場合、収入を証明する書類の提出が必要となることがあります。増額を希望した上限額によって、所得証明書や給与明細書、源泉徴収票など、収入証明書類を事前に準備しておくことをおすすめします。

いずれにしても、自分から申し込む場合、カードローン会社から上限額アップの連絡があるパターンより、審査に通りづらいことは覚えておきましょう。

方法2 カードローン会社からの案内

カードローンを利用し始めてからトラブルなく返済を続けていると、カードローン会社側から上限額のアップの申し出があります。そのタイミングは本人の信用力や返済状況等に左右されるためまちまちですが、契約して半年から1年ぐらいに打診があるケースが多くなっています。

上限額の変更額は1回に数十万円〜50万円程度アップするのが一般的です。カードローン会社から案内があった時点で、増枠の条件が揃っているのは確定していますので、申し出を受ければほぼそのまま上限額が変更されます。

7.カードローン利用開始後に上限額を上げたい時のポイント

カードローンの上限額を上げるためには、自分の借入状況と返済状況が安定しているか、そこが成功を握っています。少しでも確実な上限額アップのために大切なポイントをまとめます。

ポイント1 返済の延滞をしない

返済の延滞があると、まず上限額アップの見込みは薄くなります。カードローン会社は増枠しても確実に返済を続けてくれることを前提に審査をします。現在の上限額でさえきちんと毎月の返済が行えないのならば、それを増やしたところで返済どころか延滞の可能性のほうが高まると考えられるからです。

自分から申し込む場合も、カードローン会社からの打診を待つ場合でも、月々の決められた返済額を支払い続けていくことがとても重要です。

審査において返済状況は、上限額を申し込もうとする借り入れ先だけではなく、他社への返済の延滞も考慮されます。カードローンの利用状況は個人信用情報機関を通して共有されているため、融資を受けている先すべてのスムーズな返済を心がけなければなりません。

ポイント2 定期的に借り入れをする

新規契約や上限額のアップに関わらず、借り入れをしやすくするため、ときどき借り入れをすると有利に審査が受けられます。

「借り入れが増えると、それだけ借りづらくなるのでは?」そう思うかも知れません。しかし、借り入れをして完済していくという実績を積み上げれば、返済能力が上がります。かえって、あまり借り入れ経験がない場合より上限額のアップが期待できます。

ポイント3 半年以上利用する

定期的な借り入れを最低半年以上続けると、さらに利用実績が強いものとなります。借り入れを地道に返済していくことで、上限額のアップの審査が通りやすくなります。

ポイント4 総量規制に注意する

消費者金融をメインでカードローンの利用をしていると、総量規制に引っかかる場合があります。消費者金融での借り入れは、年収の3分の1までしかできない法律です。

まず、現在の借入状況をチェックします。消費者金融カードローンの上限額を申請すると年収の3分の1以上の借り入れになるときは、銀行カードローンを検討しましょう。消費者金融と違い、銀行のカードローンには総量規制が適用されないため増枠のチャンスが高まります。

8.カードローン利用開始後に上限額が減額されるとき

上限額はこれまでの利用状況に応じてアップできる反面、返済状況が良くなければ減額される場合があります。特に2〜3ヶ月以上の延滞は事故扱いとなって今後の利用や審査に大きな影響を及ぼします。

「ついうっかり忘れていた」
「返済日に急なことで支払いができなかった」

理由はさまざまでしょうが、カードローン会社から見れば延滞や遅延の事実はそのまま記録されてしまいます。上限額の増枠の審査でマイナス評価となるだけでなく、利用中の上限額を突然減額されてしまうケースがあります。カードローンを利用するとき、もっとも大切な「返済日を守る」というルールを徹底しましょう。

9.まとめ

カードローンの上限額は単に年収だけで決まるわけではないのがおわかりいただけたと思います。年収も大切ですが、毎月の返済をコツコツしているかという利用実績がとりわけ上限額のアップに影響します。

上限額アップの審査で重視される「本人の返済能力」や「他社借入状況」「返済履歴」をはじめ、普段からカードローンが利用しやすい生活を送るよう心がけましょう。そして何より「返済日を確実に守る」ことを忘れないでください。

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