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失敗しない事業者カードローンの選び方と3つのポイント

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事業者カードローン

一般的なカードローンは原則的に資金使途は自由ですが、例外として事業資金への流用は禁じられています。

そのため、事業資金に特化した事業者カードローンと呼ばれるカテゴリーが別途用意されています。

ビジネスカードローンと呼ばれるケースもありますが、実質的には同じものと見てよいでしょう。

事業者カードローンは、市区町村が独自に設定する制度融資や、信用保証協会保証付きの事業性資金の貸出と比較して、手続きが簡便で審査の時間もかなり短いものとなっています。

審査についても制限事項が少なく比較的通りやすいですが、そのかわりに金利面や限度額では見劣りするという面もあります。

そのような特性を理解しつつ、最適な事業者カードローンを選択できるよう、特徴を理解しておきましょう。

1.事業者カードローンを選ぶ時の3つのポイント

事業者カードローンを名乗る商品はたくさんありますが、商品内容は多種多様です。限度額、金利、審査方法、返済方法など、異なる部分も多々ありますので、自身に最適な事業者カードローンを選択できるように、しっかりとポイントを確認しておきましょう。

ポイント1 メインバンクかサブバンクを優先

事業者カードローンの申し込み先として、真っ先に検討すべきはメインで取引している銀行、いわゆるメインバンクです。銀行はメインで取引している顧客に対しては、様々な面で有形無形に手厚いサポートを行っています。

特にすでに融資のある顧客に関しては、すでに決算書をはじめとする企業データを分析済みですので、カードローンの新規申し込み手続きも、かなりスムーズになります。

逆に全く取引のない顧客に対しては、カードローンの審査もかなり慎重となります。メインバンクと位置付ける銀行取引を有しているならば、まずはそちらに申し込むのが上策と言えるでしょう。

メインバンクでなくとも、サブの銀行でもすでに取引があるという事実は、銀行からの信頼は段違いとなります。

ポイント2 審査時間を必ずチェック

事業者カードローンも最近ではスコアリングシステムの整備により、他のカードローンと競うようにスピードアップしてきています。しかし、さすがに一般のカードローンのように、30分で審査完了で即日融資実行というわけにはなかなかいきません。

どんなに早くても翌日の融資実行が精いっぱいというところですので、あまり切羽詰まっての申し込みはおすすめできません。

一般的には申し込み日から起算して3営業日程度で審査完了、および融資実行となることが多くなっています。審査時間は通常、銀行系事業者カードローンでは長め、貸金業者は比較的短めな傾向があります。

いずれにせよ、最短の審査時間をあてにするのは大変リスクを伴いますので、多少審査時間に余裕があるものを選択するようにしましょう。支払期日が切迫しているような場合、貸金業者系の審査時間が早いものを選択したほうが良い場合もあります。

また、ホームページでアピールされている「最短」の審査時間は、文字通り最短の時間を表しているにすぎず、その審査時間が保証されているわけではないことに注意が必要です。

翌日実行をうたっているような場合でも、前日の午前中の申し込みなどが条件になっていることもありますのでご注意ください。

ポイント3 金利と限度額がニーズにマッチしている

事業者カードローンは無担保無保証と引き換えに、高めの金利が設定されていることが多くなっています。

市区町村の制度融資などでは破格の低金利が設定されていたりしますが、事業者カードローンでは、高いものでは利息制限法の上限金利に近い高金利が設定されていることもあります。

また、主流である無担保無保証の事業者カードローンは、あまり大きな金額を借り入れすることはできません。そのため事業者カードローンは、メインの借り入れとしては不向きで、むしろスーパーサブ的存在と捉えていただくとイメージしやすいかと思います。

2.事業者カードローンの4つのメリット

事業者カードローンを利用するメリットをご紹介します。

メリット1 審査に時間がかからない

事業者カードローンの商品の多くは、その審査スピードの速さをアピールしています。

実際担保付き融資や、保証協会の保証付き融資、さらに市町村の制度融資などですと、申し込みから実行まで相応の期間を必要とします。

特に不動産担保融資などでは、担保調査や登記手続きなどに相当な時間を要します。申し込みから融資実行まで2ヶ月を要することなどザラにあります。

そのことを考慮すると、申し込みから実行まで3営業日程度~最短翌日の融資実行というのは驚異的なスピードであると言えます。このことは事業者カードローンの大きなアドバンテージであると言えるでしょう。

メリット2 審査が比較的ゆるめ

市区町村の制度融資などでは、利用のための条件が厳しく定められ、また信用保証協会の保証が得られることが必要条件となることがほとんどです。事業者カードローンでは、決算書のスコアリングが一定の範囲内に収まれば、かなり審査に通りやすくなります。

この決算書は必ずしも黒字決算である必要はありません。スコアリングの基準はカードローン会社によって大きく異なってきますが、審査は比較的ゆるめであると言うことができます。

メリット3 無担保無保証でも借り入れが可能

一部、不動産担保を取るものや保証人が必要なものもありますが、無担保無保証人で申し込みできる事業者カードローンはたくさんあります。

不動産担保では根抵当権の設定など、労力も費用も時間も馬鹿にならないほど必要となってきますし、法人の場合は代表者名で保証人となる必要があります。

無担保無保証の事業者カードローンを選択すれば、そのような面倒さからも解放されます。

メリット4 枠で抑えておくことができる

黒字倒産という言葉も示すように、経営が順調であっても、売掛金の回収のタイミングによっては一時的に資金がショートしてしまうケースは多々あります。取引先の都合で支払いを待たざるを得なかったり、最悪の場合、倒産などで売掛金の回収ができなくなってしまう場合もあります。

運転資金に余裕があれば、多少のピンチをしのぐこともできるでしょうが、常にそのような恵まれた状況にあるわけとは限りませんし、突然資金が必要になってから、慌てて申し込むのはおすすめできません。

このような状況を避けるのに最適なのが事業者カードローンなのです。賢い経営者は、あえて経営が順調で当面資金が必要のない時にも、事業者カードローンの枠をおさえておきます。なぜならば、事業者カードローンの金利は、決算内容によって大きく左右されるからです。

財務状況が思わしくない状況だと高めの金利設定となってしまうばかりか、最悪審査に通らない場合も考えられます。

3.事業者カードローンの2つのデメリット

事業者カードローンを利用するデメリットについても確認しておきましょう。

デメリット1 金利が高い

無担保無保証の性質上やむを得ない面もありますが、一般的な銀行の融資などと比べると高めの金利であることは否めません。

そのため、長期間にわたる借り入れでは支払金利がかさんでしまうこともあり、適しているとは言い難い面もあります。

ただし、保証付き融資と違い保証料も掛かりませんし、短期間で機動的に利用することもできますので、資金効率の面から必ずしも金利面で損をするわけではありません。

デメリット2 借り入れ限度額は低め

無担保無保証が壁となり、おのずと融資限度額には限界があります。500万円から1,000万円程度が中心です。これは個人のカードローンと比較すれば大きな金額に感じられるかもしれませんが、事業資金としては、決して大きな金額とは言えません。

ある程度事業規模が拡大した場合、事業者カードローンの限度額では物足りなく感じられてしまうかもしれません。

4.オススメの事業者カードローン2選

様々な条件を踏まえながら、おすすめの事業者カードローンを2つご紹介いたします。

①スピード重視 スモールビジネスローン

ビジネスパートナー社が提供する事業者カードローンは、無担保無保証人で最高500万円ながらも最短で1日で審査の回答が得られるスピード感が売りとなっています。

金利も約10~18%とやや高めの水準ですが、スピード審査の事業者カードローンの中にあっては標準的レベルと言えるでしょう。

>> スモールビジネスローンの解説ページへ

②融資枠重視 ビジネクスト

やや大きめの金額が必要であれば、限度額1,000万円の事業者カードローンを選択しましょう。

ビジネクストが提供するビジネスローンは最高1,000万円で金利は8%~15%と、先ほどのスモールビジネスローンよりも金利が低く、魅力があります。もちろん無担保無保証人での利用が可能になっています。

>> ビジネクストの解説ページへ

5.事業者カードローンとカードローンの違い

一般的なカードローンは、事業資金として利用することは規約上できないこととなっていますが、事業者カードローンは反対に事業性資金に特化しています。そのため、一般のカードローンは主に個人向け、事業者カードローンは法人や個人事業者向けと考えるとわかりやすいでしょう。

一般カードローンは事業資金に使用することはできませんが、反対に事業者カードローンを生活資金などに使うこともできません。

ここで保証協会版事業者カードローンともいうべき商品も、一緒にご紹介しておきましょう。信用保証協会の保証付きの当座貸越根保証と呼ばれているサービスです。

当座貸越根保証は、法人もしくは個人事業者が申し込みすることができ、最低100万円から最高2億8000万円までと、大変に金額の大きなものまで取り扱っています。5,000万円以内では原則として無担保の取り扱いですが、信用保証協会の保証が得られることが必須の条件となっています。

保証協会の審査は、決算書の数値に基づき算出されたスコアリングが基準値以内に入っていることが必要条件です。

ちなみに保証協会の審査とは別に、銀行による融資審査も通る必要があります。そのため2つの審査をクリアしなければ利用することはできませんし、一般的な事業者カードローンよりも審査はかなり厳しめです。

保証協会の保証を受けるためには、保証料を利息のほかに支払う必要があります。保証料の金額については、決算書から導き出されたスコアリングによって決定される料率区分により、融資枠に応じて算出されます。

当然、優れた決算であると保証料率も下がる仕組みとなっています。保証料はおおむね1.6%~0.4%程度といったところです。

6.まとめ

事業者カードローンは似たような名称でたくさんの商品がありますので、なかなか選ぶのに迷ってしまうこともあるかと思います。

しかし、審査スピードや融資枠、審査の通りやすさなど、求めるものがはっきりしてくると、格段に選びやすくなってくるものです。ぜひ、ピッタリの事業者カードローンを選び、事業へとお役立てください。

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