
カードローンを申し込む際には、ホームページから利用条件などのメリットを確認してから申し込む方も多いことでしょう。
とはいえ、カードローンは銀行や消費者金融の商品ですので、メリットの説明はたくさんあっても、デメリットの話は基本的に少なくなっています。
カードローンを選ぶ時は、少しでも金利が安いところで借りたいと思って、金利や融資可能限度額に目がいってしまいがちですが、利息や返済方法などのデメリットも比較しておく必要があります。
カードローンをより安全に利用していく上では、むしろデメリットの方が重要といえます。今回は、カードローン申し込みのデメリットとその注意点を見ていきましょう。
もくじ
1.カードローンを利用する9個のデメリット
カードローンのデメリットは主に9個あります。
デメリット1 金利が高い
カードローンの金利は大体年10%から年18%くらいが一般的ですが、マイカーローンや住宅ローンなどに比べてみると、10倍以上の金利になることもあります。
カードローンの金利が高い理由は設定金額の範囲内で繰り返し利用できる、その利便性にあります。
例えば50万円の設定金額で10万円借り、その後追加で5万円借り、10万円を返済した後に20万円の借入をするなど、自由に何度でも利用できて便利です。利便性の良さと短期間融資、低金額という特性から高金利に設定されています。
なお、銀行系カードローンの場合は、消費者金融系よりも金利が低く設定されています。
例えば500万円の借入で年4.6~6.1%の金利、利用者が多い100万円以下の場合年は12.6~14.6%といったように、限度額で決まっています。
デメリット2 利息がかかる
カードローンは返済期間に応じて利息がかかります。少しでも金利が安いところで借入たいと考える方は多いですが、実際にどのくらい利息を支払うか計算している方は少ないようです。
「利息」と「金利」は言葉が似ていますが、意味には違いがあります。実際に借りたローン金額は現金ですが、利息はこの元金に対して一定の利率をかけて出てくる手数料のことです。この一定の利率のことを金利と呼びます。
どのくらいの金利(実質年率)でいくら借りたかが分かれば、カードローンで支払う利息を計算できます。カードローンは、借りた日数だけ利息がかかりますので、利息の計算には何日借りたかという情報も必要です。利息の計算方法は以下の通りです。
利息=元金×金利×借入期間
単純な計算ですが、ローンは借入期間が短いほど、負担する利息は少なくて済みます。申し込みをする前に、どのくらいの利息がかかるのかは必ず確認しておきましょう。なお、無利息カードローンなら、一定期間は利息なしでお得にお金を借りることもできます。
デメリット3 返済残高が減りにくい
カードローンの多くは残高スライドリボルビング方式を採用していて、借入残高が減ると、月々の返済金額も自動的に少なくなり、返済残高が減りにくいシステムになっています。
カードローンの返済方法は、返済額に元金と利息が含まれていて、借りている金額の大きさに応じて返済額が決まるため、返済額にいくらの元金が充当されているかが分かりにくく、返済予定が立てにくいことがあります。
残高スライド元利定額リボルビング方式は、できるだけ少ない金額を返済していきたい方には良いシステムですが、借入残高が減りにくく、返済期間が長期的になってしまうのが特徴です。
さらに、追加で借りやすいカードローンの特徴と合わせると、借入残高が少しずつ増えていってしまうリスクもあります。カードローンの返済は、できるだけ月々の返済金額よりも多く返すことがポイントになります。
デメリット4 返済に時間がかかる
残高スライド元利定額リボルビング方式は、少ない金額を返済していくので負担は少ないですが、借入残高が減りにくく、返済期間が長期的になってしまいます。
毎月の返済は小さくても、返済に時間がかかるとトータルで大きな金額になっていることがあります。
ローンの総支払額を少なくするには、繰り上げ返済などを行い、短期間で完済することを心がけることがポイントとなります。
ただし、短期間でローンを返済すると、一度の返済額が大きくなり、流動性の高い資金が少なくなってしまいます。繰上返済をする場合には、手持ち資金がギリギリにならないように、資金に余裕を持ちながら進めるようにしましょう。
デメリット5 自分の銀行口座のように勘違いしてしまう
カードローンは銀行のキャッシュカードと同じように、いつでもATMから借入ができてしまうため、自分の銀行口座のように勘違いしてしまい、借金がどんどん増えていってしまう可能性があります。
カードさえ持っていれば曜日や時間を問わず、利用限度額内でいつでも気軽にATMからお金を引き出すことができます。
これはカードローン最大の特徴でメリットでもあるのですが、毎月返済をしつつも、追加で借入てしまうので、常に借りている状態になりがちです。
カードローンの場合は最初に利用限度額の枠内ぎりぎりまで借りたとしても、毎月返済していけば再度利用できる枠が増えていきます。
お金を借りている間は利息が発生するので、長期的な利用になれば負担がどんどん大きくなる可能性があります。
デメリット6 信用情報機関に履歴が残る
カードローンに申し込みをすると、信用情報機関に申込情報や利用履歴など、金融機関との取引履歴が残るデメリットがあります。カードローン借入れの取引履歴は、信用情報機関という団体が収集管理しています。
信用情報機関とは、個人や企業が金融機関から借入れをした金額や返済状況などの情報を集めて管理している団体で、日本国内にはJICC、CIC、KSCの3つの信用情報機関があります。
ローンやクレジットカードに申し込むと信用情報に記録され、審査に通らず契約に至らなかったとしても、申込の記録は残ります。
カードローンの審査に通過して契約を結んだ後、ローンの返済を行ったり、延滞してしまった時など、利用した内容が逐一信用情報に記録されます。この信用情報機関に残った履歴が、カードローンの審査に通らない理由となることがあります。
デメリット7 住宅ローン審査に影響する
カードローンに申し込んでいると、住宅ローンやマイカーローンなどの審査に影響が出てデメリットとなることがあります。
カードローンの返済を終えて残高がゼロになったと安心して放置していると、そのせいで住宅ローンの審査がはねられてしまうことが現実に起きています。利用していないカードローンの枠も審査の際にその分がカウントされるからです。
カードローンは使用していなくても年会費はかからないので放置していて構いませんが、新規ローンの審査だけでなく、盗難やスキミング、情報漏洩など、第三者に悪用されてしまう可能性もあります。
解約まできっちり行ってはじめて契約終了となりますので、使用する予定がないカードローンは解約しておくことをおすすめします。
デメリット8 希望金額を借入できないことがある
カードローンで融資が受けられる上限額は審査によって決まるので、希望している金額を借入できないことがあります。
多くのカードローンは、利用最大500万円と記載されていますが、最大利用限度額の金額を借りようと思っても、実際にいくら借りることができるかは審査で決まります。
消費者金融系カードローンや信販系カードローンの場合、総量規制という年収の3分の1までしか利用できない規制があります。
銀行法が適用される銀行系カードローンでも同じくらいの額が目安となりますので、実際に最初に利用できる限度額は30万円~50万円程度の場合が一般的です。
利用目的が決まっているのであれば、目的別のフリーローンを利用した方が、低い金利で大きな金額を借りられる可能性が高くなります。
デメリット9 海外では利用できない
費者金融系カードローンも銀行系カードローンも海外では利用できません。レジでカードを渡して支払うショッピング機能はありませんし、海外でキャッシングもできませんので、海外旅行には向いていません。
2.おすすめのカードローン比較ランキング
おすすめのカードローンを比較してご紹介します。
アコムは融資スピードが最短1時間と早く、土日祝日に申込をしても当日中に借入できます。30日間の無利息期間もあるので「給料日が来たらすぐに返せる」といった短期間だけお金を借りたい方も多く利用しています。
▼アコムでお得に借りる方法はこちら
アコムのメリット・デメリットを徹底解説|即日融資を受ける手順と注意点とは
アイフルは土日祝日含め審査は最短30分で完了し、最短即日利用が可能なため、今すぐ借入したい方や忙しい方、時間がない方に選ばれています。
▼アイフルでお得に借りる方法はこちら
アイフルのメリット・デメリットを徹底解説|即日融資を受ける手順と注意点とは
プロミスは審査が最短30分と非常に早く融資もスムーズです。WEB完結も可能ですし、カードレスの利用もできます。「とにかく借りやすいカードローンを利用したい方」に選ばれています。
▼安心の女性オペレーター対応なら(男性も申込可)
プロミスのレディースキャッシング公式サイト
▼プロミスでお得に借りる方法はこちら
プロミスのメリット・デメリットを徹底解説|即日融資を受ける手順と注意点とは
*弊社調べによるカードローン申込ランキングです。
3.まとめ
カードローンの申し込みには様々なデメリットがあります。カードローンは住宅ローンやマイカーローンなどに比べて金利が高いことや、返済に長い時間がかかって、期間に応じて利息がかかってしまうデメリットがあります。
カードローンに申し込んでいると、ついつい借入が増えてしまったり、新規の審査に影響を与えてしまうこともあります。しっかりと理解してから申し込むようにしましょう。