これだけは知っておきたいビジネスローンの賢い活用方法

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ビジネスローン

ビジネスローンは、事業性資金に特化したカードローンです。一般のカードローンでは利用が制限される事業性資金需要に対応しています。

また一般のカードローンでは、融資枠は実質100万円程度が上限となるのに対し、500万円~1,000万円と大きくなります。

もちろん事業資金は生活資金と比べれば大きな資金が必要となり、ビジネスローンだけで十分などと言うことはありません。

しかし、制度融資や保証付き融資などを補完するスーパーサブ的存在として上手に運用すると、これほど便利で頼もしい存在もなかなかありません。

今回はビジネスローンの理想的な運用方法を確認していきましょう。

1.ビジネスローンの位置付け

そもそもビジネスローンとはどのような商品で、どのように使うのがベストなのでしょうか。ビジネスローンが担う役割を理解して、賢く利用するように心掛けたいものです。

①短期借入の最後の切り札的存在

事業を運営しているとき、機械などの大型設備投資や新規部門の立ち上げなど、ある程度まとまった資金を投入する機会があります。このような資金需要には、対応する制度融資や保証協会保証付き融資などが整備されていますので、こちらを利用するのが金利面でも有利です。

しかし、事業を運営する中で計画とは別に突発的な資金が必要になることもあります。手持ち資金が無ければどうにかして資金を調達しなければなりません。たとえ事業が順風満帆だったとしても、資金ショートに対応できなければ、今までの努力が全て水の泡となってしまいます。黒字倒産というのは決して笑い話ではすまされない恐ろしい問題です。

そんな時に頼もしい味方となるのがビジネスローンです。無担保で審査もスピーディーかつゆるめなのも、ピンチの時に威力を発揮してくれます。その分金利は比較的高めですが、必要な時に必要なだけ借り入れすることができ、返済も簡単と言う、まさに事業者にとっては切り札的に使うことができるシステムです。

②長期借入には向かない

金利が高いということは、長期間にわたる借入は支払利息が大きく膨らんでしまいます。ビジネスローンは、一時的な運転資金不足をカバーする用途に最適化されているとも言えます。

一時的というのがポイントで、慢性的に不足する資金をビジネスローンで借り入れしてしまうと、返済が思うように進まずに支払利息がかさんでいくことにもなります。ずるずると借りっぱなしになってしまうというのは、一番避けなければならないパターンです。

裏を返せば短期の借り入れには最適で、売掛金の回収までの数日間の借り入れなら、金利を気にする必要はほとんどないとさえ言えます。金利が高いと言ってビジネスローンを忌み嫌う経営者の方も多いようですが、長期の借り入れに気を付ければこれほど頼もしい存在もありません。

③枠を抑えて上手に運用

一番理想的なのは、事業が波に乗っているときにしっかりとビジネスローンの枠を事前に抑えておくということです。

ビジネスローンの審査は、高金利商品の特性として審査がやや甘めであるのは事実ですが、やはり経営内容次第では審査に通らない事態も想定されます。経営が順調な時は、ビジネスローンなど目もくれない方も多いのですが、ピンチが訪れてから慌てて申込んでも良い結果は得られません。

しかも金利は決算の良しあしで大きく変動します。極端な話、良い決算が出たタイミングでビジネスローンに申込んで枠を抑えておくというのも賢い選択です。審査に通りやすいうえに、好条件の金利で契約できるからです。

ビジネスローンは枠を取ったからと言って、必ずしも借り入れしなければならないということはありません。いざという時の頼れる切り札として取っておくのも、優れた戦略と言えるのではないでしょうか。

2.ビジネスローンの審査

ビジネスローンの審査は、実は一般の銀行融資とはかなり異なるものです。ビジネスローンの審査の概要を把握することで、より無駄のない運用が可能となりますので、必ずチェックするようにしましょう。

その1 決算書による自動スコアリング

一般の銀行の融資は、融資担当者が稟議書を起案して、係長、課長、支店長、ときには本部まで稟議を回して融資の決裁を仰ぐ形が一般的なのでとても時間もかかります。資金使途や返済計画も詳細に検討され、添付資料の提出を求められることも多々あり、ちょっと手続きが煩雑であるのも確かです。

ビジネスローンはこのような手続きを簡素化、事務負担を大幅に軽減することによって、従来では考えられないようなスピーディーな融資が可能となりました。審査のスピードを上げるために用いられているのが、決算書の数値をコンピューターで自動分析したスコアを基に融資可否と金利を自動的に算出するシステムです。

取引年数や融資返済実績等々加味し、総合的に融資可否は判断されるのですが、決算書の数値がかなり重視されることは、どのビジネスローンでも変わりありません。このスコアリングの詳細については、カードローン事業者の融資ノウハウが詰まった企業秘密でもあるため、基準の公表はされていません。窓口担当者でも詳細までは把握していないというのが実際のところでしょう。

保証会社が同じでスコアリングシステムが共通というような場合を除いては、スコアリング結果はカードローン事業者によってそれぞれ異なってきます。そのためA社では審査に通らなかったけれども、B社では通るといったことも充分に考えられることです。

その2 評価基準

もちろんスコアリングによるスコアによって審査は大きく左右されるのですが、その他の点についても審査対象になっているとみて良いでしょう。無担保無保証とうたっていても、経営者自身の経済状況は合わせてチェックされます。特に銀行系カードローンでは、経営者の預金や担保などまで総合的な審査の内容に含まれます。

一見事業がうまくいっているように装ったとしても、経営者自身が一般カードローンを規制ギリギリまで借入れしていたり、延滞が発生していたりなどのネガティブな情報は審査に重大な悪影響を与えます。

どちらかというとスコアリングによる審査をクリアすることは最低限の条件で、これを融資担当者の力でひっくり返すことはほぼ不可能です。スコアリング以外のところは、返済に重大な懸念が無いかどうか、予備的にチェックされるという意味合いが大きいと言えるでしょう。

3.ビジネスローン選択の3つのポイント

ビジネスローンも多種多様でどれを選んだらよいのか迷ってしまうかもしれません。積極的に選びたいもの、そうでないものについて確認しましょう。

ポイント1 即日融資はあえて避ける

即日融資をうたうカードローンは一見魅力的ですが、良いことの裏には必ず何らかしらの理由があります。その最たるものは金利の高さでしょう。即日融資を期待するということは、背に腹は代えられぬ状況であることが見え見えなわけで、足元を見られてしまうのも致し方がないことなのかもしれません。

また、個人のカードローンの即日融資は今や普通となりましたが、法人の融資を即日で行うのはまだ一般的ではありません。スコアリングでの審査が中心とはいえ、複雑な審査が必要な法人融資を即日で行うというのはかなり無理があります。

即日で融資を行う貸出業者は相応のリスクを承知で貸出すわけですから、少々の貸し倒れは計算に含めているとみてよいでしょう。

もちろん回収できなければ泣き寝入りするなどということはありえないでしょう。即日融資をうたうような業者はかなりグレーな存在である可能性も高く、どのような手段で回収を図るか想像がつかないところです。本来は即日融資が必要なところまで追い込まれる前に、余裕をもって対処するように心がけねばなりません。

ポイント2 心証を悪くするものは極力避ける

メインバンクの銀行は、自行の顧客がノンバンクから借り入れしているという事実は、あまり心証の良いものではありません。法人であっても信用情報の照会が可能ですので、メインバンクに内緒で借入れということは事実上できませんし、いずれ判明します。

メインバンクでビジネスローンの取り扱いがあるのであれば、まずはそちらで相談してみるのが一番無難でしょう。メインバンクであれば申込者の経営状況もしっかりと把握しているので、適切なアドバイスも受けることができますし、取引内容で金利優遇も期待することができます。

ポイント3 名の通ったビジネスローンを選択する

ビジネスローンの借り手は、その性質上立場が弱くなりがちです。背に腹はかえらられぬということで、少々の悪条件でも切羽詰まって申込んでしまうという心情は理解できます。しかし、このような弱い立場を逆手にとって暴利をむさぼる悪質な業者も未だに無くなりません。

心理的に追い詰められてしまうと、金利や返済条件よりもいかに融資が受けられるかに気持ちが傾いてしまいがちです。

あまり聞いたことが無いような業者である場合、許認可を受けた業者であるか、またはブラックリストに載っていないか、財務局やインターネットなどであらかじめ調べるようにしましょう。できることであれば名の知れた業者から選択するに越したことはありません。

4.おすすめのビジネスローン

ビジネクスト

ビジネクスト

個人事業主カードローン3

ビジネクストは総量規制の対象外のため、年収の3分の1を超える金額の借り入れができますし、使用用途も自由に使えます。

5.まとめ

ビジネスローンは高金利商品であることは間違いありませんが、その特性を理解して賢く、したたかに利用すれば非常に魅力的な商品であることは間違いありません。

食わず嫌いの経営者の方も多いようですが、使ってみるとこれほど便利で頼りになるということに気が付かれることでしょう。

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