個人が銀行から融資を受ける方法|フリーローンとカードローンの違い

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銀行ローンの中には、資金の使い道が自由な「カードローン」と「フリーローン」がありますが、この2つのローンでは一体何が違うのか、疑問に感じたことはないでしょうか。

銀行のフリーローンとは、資金使途が自由な個人向けローンです。投資資金や事業資金としての借入はできませんが、その他であれば比較的幅広いシーンに活用することができます。

銀行によっては担保有と担保無しの2種類がありますが、担保有なら数千万円以上の高額融資も可能です。

それぞれの違いはいくつかありますが、どちらかというとカードローンのほうが自由度が高いローンと言えます。銀行のフリーローンとカードローンの違いと、状況に合わせた賢い選び方についてご紹介します。

1.カードローンとフリーローンの違い

カードローンとフリーローンの違いがよく分からないという方も多いと思いますが、大きな違いとしては以下の点が挙げられます。

違い1 借入方法の違い

カードローンは一度契約すれば、限度額の範囲内で繰り返し借入が可能です。しかし、フリーローンの場合は証書貸付という方法を取るため、住宅ローンのように一度に全額を借入れる方法となります。

違い2 返済方法の違い

カードローンは借入残高によって返済金額が変わり、返済日も前回の返済タイミングによって、毎月変わる場合があります。一方、フリーローンについては毎月決まった日に同じ金額を返済していく仕組みです。

違い3 金利の違い

一般的には、カードローンよりもフリーローンのほうが低金利となっています。たとえば、三井住友銀行の場合では、フリーローン(無担保型)が5.975%なのに対し、カードローンは4.0%~14.5%です。

違い4 審査時間の違い

カードローンなら銀行によって即日融資ができる場合もありますが、フリーローンは審査に平均3日~1週間ほどかかるのが一般的です。

違い5 繰り上げ返済手数料の違い

カードローンはATMからいつでも繰り上げ返済が可能で、繰り上げ返済手数料は基本的にかかりません。しかし、フリーローンで繰り上げ返済をする場合、窓口での手続きが必要となり、その際繰り上げ返済手数料がかかることが多いです。ちなみに、三井住友銀行のフリーローンの場合、繰り上げ返済手数料は5,400円となっています。

違い6 年収制限の違い

カードローンの申込条件は、一般的に「20歳以上〇歳未満で安定継続した収入のある方」となっており、年収や雇用形態などの条件は特に設けられていません。しかし、フリーローンに関しては、正社員で年収200万円以上など、より具体的な制限が設けられていることが多いです。

2.フリーローン3つのメリット

フリーローンのメリットをまとめてみました。

メリット1 返済計画が立てやすい

フリーローンは一度借りたら後は返すだけなので、借入残高が変動するカードローンよりも返済計画が立てやすくなります。カードローンのように借りては返してを繰り返すことがないので、借り過ぎ防止にもつながります。

メリット2 資金使途が自由

事業資金や投資資金以外であれば基本的に資金使途は自由なので、結婚式や旅行の費用、家具の購入など幅広いシーンで利用できます。ただし、契約書や見積書の提出が必要な場合もあるので、事前に詳しい条件を確認しておきましょう。

メリット3 金利が低い

ほとんどのフリーローンが金利10.0%未満となっているため、カードローンよりもお得に利用できます。特に限度額が50万円以内と比較的少額の場合、金利10.0%未満で利用できるカードローンはほとんどありません。

3.フリーローン3つのデメリット

フリーローンには、以下のようなデメリットも存在します。

デメリット1 審査に時間がかかる

フリーローンの平均審査期間は3日~1週間となっているため、「今日中に借りたい」という場合には向きません。中には即日審査が可能なものもありますが、あくまで即日中に審査が終わるだけで借入ができるのは翌日以降になる可能性が高いでしょう。急ぎの場合はカードローンをおすすめします。

デメリット2 審査が厳しい

フリーローンの場合は、金利が低く借入額も高額になるケースが多いため、その分審査も厳しくなります。フリーローンの審査には仮審査と本審査があるのが一般的ですが、仮審査でも比較的厳しく行われることが多いようです。

デメリット3 使い道が決まっている場合にしか申し込めない

これは銀行にもよりますが、フリーローンの申込にあたり、資金の使い道を確認できる書類の提出を求められることがあります。つまり、明確な使い道が決まっている場合にのみ申込が可能となります。また、契約後にはその代金を支払ったことを確認できる領収書を提出しなければならないケースもあります。

4.フリーローンがおすすめな人

フリーローンとカードローンではそれぞれにメリットとデメリットがあるため、一概にどちらが良いとは言い切れません。しかし、資金の使い道や使うタイミングなどによって、どちらを選ぶべきかは決まってくるでしょう。

①高額融資を希望している

カードローンの場合、初回から数百万円の限度額となることはあまりないため、高額融資を希望ならフリーローンを選んだほうが良いでしょう。担保を設定して借りるタイプのフリーローンなら、数千万や億単位の融資を受けられる場合もあります。

②計画的に利用したい

フリーローンは一度借りたら返すだけなので、計画的な利用を心掛けたい方や使い過ぎが心配な方にはフリーローンがおすすめです。

③できるだけ低金利で借入をしたい

上限金利についてはカードローンよりもフリーローンのほうが低いので、フリーローンで借りたほうが利息は少なく済むケースが多いでしょう。ただ、限度額が高額な場合、どちらを選んでも金利はそれほど変わらない場合もあるので、それぞれの限度額ごとの金利を一度比較してみたほうが良いでしょう。

5.カードローンがおすすめな人

続いてカードローンがおすすめな人をご紹介します。

①明確な使い道が決まっていない

生活費やいざという時のための保険としてなど、特定の使い道や金額が決まっていない場合は、自由度の高いカードローンのほうが向いています。ただ、生活費として借りる場合は返済能力を不安視される可能性が高いので、申込時に資金使途を聞かれた際には注意しましょう。

②何回かに分けて借入をしたい

資金が必要となるタイミングが不定期の場合、フリーローンだとその都度審査を受けなければならないので、自分の好きなタイミングで借入ができるカードローンのほうが使いやすいでしょう。

③限度額の範囲内で繰り返し借りたい

カードローンなら、返済によって空いた分の利用枠については、審査なしで自由に使うことができます。金銭的に余裕が無い状態がしばらく続きそうな場合は、いざという時のためにカードローンを契約しておくと安心かもしれません。

詳しくは次のページを参考にしてみてください。

「後悔しない銀行キャッシング大特集|FPおすすめの銀行カードローン」

6.まとめ

今回は、銀行のカードローンとフリーローンの違いについてご紹介しました。どちらも似たようなものだと思っている方も多いかもしれませんが、カードローンのほうが色々な意味で自由度が高いと言えます。

融資希望額が高額だと、カードローンの限度額では賄えない場合もあるとは思いますが、それ以外のケースにおいては、カードローンのほうが何かと使い勝手は良いでしょう。

ただし、審査なしで繰り返し借入ができるカードローンの場合、自己管理が何より重要となります。利息の支払いばかりで借入残高が全く減らないという事態にならないよう、十分注意しましょう。

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