
「銀行カードローンの審査に落ちたくない…!」というのは、カードローンを利用する全ての人が感じることでしょう。
銀行カードローンの審査では信用情報を含め様々なポイントをチェックされることになります。しかし、その過程で審査に落ちてしまう方が多いのも事実です。
では、銀行カードローンの審査ではどのような基準で審査が行われ、どのような方であればスムーズに通過できるのでしょうか?
ここでは銀行カードローンの審査ポイントや審査に通りやすいカードローンの特徴など、素朴な疑問をお金のプロであるFPが解決していきます。
もくじ
1.銀行カードローンの審査の厳しさ|消費者金融と比較
カードローンには消費者金融カードローンと銀行カードローンの2つの種類がありますが、審査の傾向だけで見れば銀行カードローンのほうが厳しい審査基準となっています。なぜかというと「金利の違い」があるからです。
消費者金融カードローンの平均的な金利は年18%前後です。対して銀行カードローンの金利は年15%前後で、商品によっては金利が1桁%に設定されているものもあります。
そして、カードローン全体の特徴として「金利の低い商品ほど審査に求められる条件が厳しい」というポイントがあります。
設定されている金利が低ければ低いほど厳しい審査を通過する必要があるため、銀行カードローンのほうが少し厳しめの審査基準になっているということです。
ただし、審査が厳しめな銀行カードローンだからといっても、優秀なステータスの方だけが審査に通過できるようなハードルではなく、多くの方がスムーズに通過できる程度のものです。
2.カードローン審査で重要視される5つのポイント
実際にカードローン審査で重要視されるポイントに触れていきましょう。銀行カードローンの審査で特に重要視されるポイントを簡単にまとめると、
- 収入と支出のバランス
- 年収
- 勤続年数
- 他社の借入件数、借入残高
- 過去の滞納歴
という5つのポイントがあります。それぞれ簡単に触れていきましょう。
ポイント1 収入と支出のバランス
収入と支出のバランスはカードローン審査において非常に重要視されるポイントです。
例えば年収がいくら高い方でも住宅ローンに巨額の支出をしていたり、扶養している子供の人数が多かったりと、実際に返済できる金額が少ないケースがあります。
このような状態で新たに貸付してしまうと、銀行側は大きなリスクを負うことになります。
そこで、カードローンの申し込みフォームに記入された情報を元に想定支出額を算出し、収入と支出のバランスをチェックします。つまり、あまりにバランスが崩れている方は審査に落ちてしまうということです。
ポイント2 年収
年収も審査において重要視されやすいポイントです。滞納リスクと限度額に大きく影響する部分だからです。例えば年収の低い方と高い方、どちらのほうが返済に充てるお金を捻出しやすいでしょうか。もちろん年収の高い方です。
加えてカードローン審査には「年収の高い方ほど限度額が大きくなる」傾向があります。したがって年収はカードローン審査にとって非常に重要な要素になります。
ポイント3 勤続年数
勤続年数は「安定した収入を得ているか」を判断する際に重要視されるポイントです。勤続年数が半年未満だったり、転職して間もなかったりする場合は、審査において不利な評価を受ける可能性があります。
逆に勤続3年以上の方はカードローン審査において有利な評価を受ける可能性が高いです。
ポイント4 他社の借入件数と借入残高
カードローン審査で落ちてしまうよくあるケースが「他社の借入件数が4件以上」「年収から見て借入残高が多すぎる」場合です。このようなケースでは「貸付リスクが高い」と判断されやすく、カードローン審査を通過するのは至難だといえます。
銀行カードローンの審査を受けて落ちてしまったらこのポイントもチェックすると良いでしょう。
ポイント5 過去の滞納歴
過去に滞納を繰り返している方は銀行カードローンの審査ではマイナス評価となります。場合によっては滞納歴が1つあるだけで審査落ちになってしまうケースもあるほど、カードローンの審査では重要視されやすいポイントとなっています。
3.審査に通りやすい銀行カードローンの特徴
銀行カードローンの審査基準は商品によって異なるため、審査に通りやすい商品もあれば、審査に通るのが難しい商品もあります。
では、審査に通りやすいカードローンにはどのような特徴があるのでしょうか。わかりやすい特徴を挙げると下記のようなものがあります。
審査に通りやすい傾向がある銀行カードローンの特徴
- 金利が年12%~15%前後
- 申込条件が広く、「パート・アルバイトでも利用可能」と明記されている
- 融資限度額が比較的小さい
上記3つの特徴に合致している銀行カードローンであれば、比較的審査に通りやすいといえます。特に「申込条件の広さ」は非常に重要で、かつ審査の厳しさを判断しやすいポイントでもあります。
また、「融資限度額の大きさ」も重要な特徴で、カードローン全体の傾向でいえば融資限度額が大きくなればなるほど審査基準も厳しくなる場合が多いです。
したがって、上記のポイントを目安にカードローンを選択すれば、審査に落ちる可能性の低いカードローンを見つけることができるということです。
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5.まとめ
銀行カードローンの審査は一見難しく見えるものの、意外とすんなり通過できるケースも多いです。
パート・アルバイトや派遣社員の方でも「継続安定した収入を得ている」と判断されることが多いので、さほど構える必要は無いでしょう。カードローンを利用する際は比較検討し、ご自身に合った商品を選択するようにしてださい。