
カードローンでお金を借りる際、低金利で安心な銀行カードローンを選ぶ方は多いと思いますが、銀行系カードローンと一口に言っても金利や限度額、借入方法などは銀行によって違います。
この記事では、後悔しない銀行系カードローンの選び方や申込前に知っておきたい注意点などをまとめました。
初めてカードローンを利用する方はぜひ参考にしてみてください。
もくじ
1.後悔しない銀行系カードローンの選び方
銀行系カードローンはたくさんありますが、希望条件によって選ぶべきカードローンが変わってきます。
まずは銀行系カードローンを比較する際のポイントから見ていきましょう。
ポイント1 金利
銀行系カードローンが消費者金融などのノンバンク系に比べて低金利なのは間違いありませんが、金利は銀行によって違います。
より低金利なカードローンを選べば支払総額を減らすことができるので、他の条件が同じならできるだけ低金利のものを選ぶようにしましょう。
主な銀行系カードローンの金利は次の通りです。
銀行カードローン | 金利年 |
---|---|
みずほ銀行 | 2.0%〜14.0% |
三井住友銀行 | 4.0%〜14.5% |
三菱UFJ銀行 | 1.8%〜14.6% |
横浜銀行 | 1.9%〜14.6% |
ポイント2 限度額
銀行系カードローンの融資限度額は500万円~1000万円ほどが相場ですが、地方銀行のカードローンは300万円以下のものもあります。
ですが、カードローンは初めから数百万円を借りるというよりも、利用実績に応じて徐々に限度額が上がっていくのが基本なので、初回から高額融資を受けられるケースは稀です。
一般的には50万円以下の限度額になることが多いので、融資限度額はあくまで増額をしていった場合の最高金額と捉えておきましょう。
主な銀行系カードローンの利用限度額は次の通りです。
銀行カードローン | 利用限度額 |
---|---|
みずほ銀行 | 10~800万円 |
三井住友銀行 | 10~800万円 |
三菱UFJ銀行 | 10~500万円 |
ポイント3 融資までの期間
銀行系カードローンは借入までに数日から2週間近くかかります。
特に「店舗での契約手続きが必要」「契約書類を郵送する必要がある」銀行系カードローンは借入までに時間がかかるので、急ぎの場合は融資までの期間を必ず確認しておきましょう。
即日融資を希望する場合はアコムやプロミスなど、次の消費者金融カードローンがおすすめです。
サービス | 金利年 | 無利息期間 |
---|---|---|
アコム | 3.0%~18.0% | 30日間無利息 |
プロミス | 4.5%~17.8% | 30日間無利息 |
アイフル | 3.0%~18.0% | 30日間無利息 |
ポイント4 借入と返済方法
カードローンの借入方法は主にATMかネットバンキングですが、銀行によってはATMしか使えない場合もあります。
大手銀行カードローンは返済や借入方法が豊富ですが、地方銀行のカードローンは利便性に欠けることが多くあります。
また、ATMを使う場合は利用手数料が無料かどうかも大きなポイントの一つです。
主な銀行系カードローンの提携ATM手数料は次の通りです。
銀行カードローン | 提携ATM手数料 |
---|---|
みずほ銀行 | みずほ銀行ATMは無料 コンビニATMは月4回まで無料 |
三井住友銀行 | 無料 |
三菱UFJ銀行 | 無料 |
返済は口座からの自動引き落とし、ATM、ネットキャッシングなどがあるので、自分にとって返済管理がしやすい方法を選ぶと良いでしょう。
ポイント5 口座開設の有無
銀行系カードローンはその銀行の口座がないと使えないカードローンもあれば、口座がなくても利用できる銀行カードローンもあります。
仮に口座開設が必要な場合でもカードローンの申込と同時に開設できることが多いので、前もって口座を作っておく必要はありません。
ですが、口座開設の必要があるカードローンの場合、手続きに時間がかかるので借入までに時間がかかるだけでなく、店舗に出向かなければいけないケースも多いので少し手間がかかります。
主な銀行系カードローンの口座開設の有無は次の通りです。
銀行カードローン | 口座開設 |
---|---|
みずほ銀行 | 必要 |
三井住友銀行 | 不要 |
三菱UFJ銀行 | 不要 |
ポイント6 毎月の返済額
カードローンの返済は月々分割での支払いですが、返済額はカードローンによって若干差があります。
借入額が多いほど返済額も多くなりますが、同じ金額を借りた場合でも返済額が数千円変わってくる場合が多いので、必ず事前に毎月の返済額を確認しておきましょう。
ただし、返済額が多いほど返済期間を短縮でき利息を抑えられるので、返済額が多いことは必ずしもデメリットではありません。
主な銀行系カードローンで10万円借りた時の最低返済額は次の通りです。
銀行カードローン | 最低返済額 |
---|---|
みずほ銀行 | 10,000円~ |
三井住友銀行 | 2,000円~ |
三菱UFJ銀行 | 2,000円~ |
ポイント7 返済方式
カードローンの返済方式は基本的に「残高スライドリボルビング方式」か「元利定額リボルビング方式」のどちらかです。
残高スライドリボルビング方式とは実際の借入金額に応じて毎月の返済額が変動し、借入額が増えれば返済額も増える仕組みです。
一方、元利定額方式は借入額ではなく契約限度額によってあらかじめ返済額が決まるため、限度額の範囲内ならいくら借りても返済額は変わりません。
どちらにもメリットデメリットはありますが、残高スライド方式の場合は借入額が減っていくにつれて返済額も少なくなるので完済までに時間がかかります。
その分多くの利息を支払わなければならないので、支払総額を抑えたいなら元利定額方式がおすすめです。
主な銀行系カードローンの返済方式は次の通りです。
銀行カードローン | 最低返済額 |
---|---|
みずほ銀行 | 残高スライド方式 |
三井住友銀行 | 残高スライド方式 |
三菱UFJ銀行 | 残高スライドリボルビング方式 |
2.銀行系カードローンに申し込む時の3つの注意点
銀行系カードローンに申し込む際の注意点をまとめました。申込前によく確認しておきましょう。
注意1 複数申し込みをしない
一度に複数のカードローンに申込をすると審査に落ちる可能性が高くなります。
カードローンの申込履歴は6ヵ月間信用情報に登録されます。一度に複数のカードローンに申込をするとお金に困っているという印象を与えてしまうので、銀行側は「申込者は返済能力がない」と判断します。
カードローンの申込はできるだけ1社に絞って申し込むようにしましょう。
注意2 申込情報は正直に申告する
審査を少しでも有利に進めたい気持ちはわかりますが、申込時に嘘をつくのは絶対にやめましょう。嘘だと分かればそれ自体が審査落ちの大きな原因になりますし、本来通るはずの審査にも通らなくなってしまいます。
また、嘘をつくつもりはなくても単純な入力ミスをしてしまうこともあるでしょう。審査では入力された情報が全てなので、入力内容に間違いがないか最後に必ず確認するようにしましょう。
注意3 延滞をしない
カードローンに限ったことではありませんが、毎月の支払いを延滞するとカードが利用停止になるだけでなく、自分の信用情報にも傷がつきます。
万が一、事故情報が登録されると5年間はその履歴が残るので、その間金融機関からの借入は難しくなってしまいます。
住宅ローンやマイカーローンなども組めなくなってしまうので、延滞だけはしないよう十分注意しましょう。
3.銀行系カードローン申込から融資までの流れ
銀行系カードローンの申し込みから融資までの流れをまとめました。
①申込
銀行カードローンの申込方法は主に次の4種類です。
- インターネット
- 電話
- 窓口もしくは自動契約機
- 郵送
最も手軽で早いのはインターネット申込ですが、不明点がある場合は電話や窓口で担当者と相談しながら申し込むと安心です。
②審査
審査では申込情報や信用情報を確認した後、勤務先への在籍確認も行われます。
在籍確認はあくまで在籍の有無を確かめるのが目的なので契約内容についてあれこれ聞かれることはありませんし、カードローンに申し込んだことが職場の同僚にはバレないよう、しっかりと配慮してくれます。
都市銀行のカードローンならその日のうちに結果が出ることが多いですが、地方銀行やネット銀行は数日かかるケースもあるので、融資までのスケジュールは銀行のホームページなどで確認しておきましょう。
③融資
契約手続きが終わればようやく借入できる状態になります。
基本的にはローンカードが郵送され次第ATMから借入ができる状態となりますが、ネットキャッシングに対応している銀行ならその日のうちに自分の口座に振り込んでもらうことも可能です。
また、三井住友銀行や三菱UFJ銀行のようにカードローン専用の自動契約機がある場合は、審査結果が出た後に自動契約機でカードを受け取ればすぐにATMから借入できます。
主な銀行系カードローンのローンカードの受け取り方は次の通りです。
銀行カードローン | ローンカードの受け取り |
---|---|
みずほ銀行 | 手持ちのキャッシュカードで すぐ利用可能 |
三井住友銀行 | 三井住友銀行かプロミスの 自動契約機でカード発行可能 |
三菱UFJ銀行 | 三菱UFJ銀行の テレビ窓口でカード発行可能 |
4.おすすめの銀行系カードローン
おすすめの銀行系カードローンをご紹介します。
みずほ銀行カードローンは最大800万円借入できるので「まとまったお金を中長期で借りたい方」に特に選ばれています。みずほ銀行の口座を持っていればキャッシュカードですぐ利用できるのも選ばれているポイントです。
なお、みずほ銀行の住宅ローンを利用するとカードローン金利が年0.5%低くなります。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。
▼みずほ銀行カードローンでお得に借りる方法はこちら
みずほ銀行カードローンのメリット・デメリットを徹底解説|融資を受ける手順と注意点とは
横浜銀行カードローンは横浜銀行を普段から利用している方に特に選ばれています。専業主婦やパート・アルバイトの方も借入可能です。
なお、横浜銀行カードローンは神奈川県、東京都、群馬県(前橋市/高崎市/桐生市)に住んでいる、もしくはこの地域で働いている方が利用可能です。
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横浜銀行カードローンのメリット・デメリットを徹底解説|融資を受ける手順と注意点とは
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ちばぎんカードローンはちばぎんを普段から利用している方に特に選ばれています。銀行ならではの低金利で借入可能です。 なお、ちばぎんカードローンは千葉県、東京都、茨城県、埼玉県、神奈川県*(横浜市、川崎市)にお住まいの方が利用可能です。*一部利用できないエリアあり
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5.まとめ
銀行系カードローンを利用する時は低金利カードローンがおすすめです。自分にとって最もメリットが多いカードローンを利用していきましょう。